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LIFESTYLE雑学

2022.05.18

ビジネスでの使用はNG?「御意」の意味・由来や使い方とは

映画やドラマなどで御意という言葉を聞いて、日常でも使える言葉だと誤解してしまうことがありますが、意味や成り立ちを知ると使いどころに注意すべき言葉だと分かります。御意の詳しい意味や、成り立ちなどを見ていきましょう。

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「御意」の意味と成り立ちとは?

御意という言葉が使われているシーンを思い返してみると、意味はなんとなく推測できても、きちんとした意味までは理解していない人が意外と多いかもしれません。御意の正しい意味や成り立ちを紹介します。

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「相手を敬い意向を伝える」意味

御意(ぎょい)とは、身分が高い人の意見や、考えを敬うという意味があります。御は「お」「ご」「ぎょ」と読み、丁寧な表現をしたいときに使われる漢字。意は「心」や「考え」などを意味します。この2つの漢字を合わせると、心や考えを丁寧に表現する意味です。

また、古来では一般的な敬語として使われるのではなく、「特別な身分にある人」に敬意を表す言葉。社会的に自分よりも立場が上の人物に対して使われていた言葉で、友人同士の日常的な会話で使われる言葉ではありません。

目上の人に同意する際の返事としても

自分よりも上の身分にある人の意見を肯定する際に、「おっしゃるとおりです」「はい、そのとおりにします」と返事の言葉として使うこともあります。返事の意味で使う際には「御意にございます」と使いますが、実際に使われている現場に遭遇したことがある人は少ないでしょう。現代では時代劇やドラマの中で使用されることはあっても、一般的には使用しません。

友人や同僚などの、同じ立場にある人に対しては「了解です」と伝えればいいのですが、立場がはるかに上の人に対して使うと失礼になるので、御意という言葉で表現していたのです。

御意が使われていた時代背景

御意という言葉は、鎌倉時代から江戸時代にかけて、武士が主君に対して使用していた言葉です。当時の社会では主君に対して少しでも反抗心があると思われた場合、立場が危うくなるだけでなく命をとられる可能性がありました。

目上の人に対して否定的な態度をとることが許されなかったので、どんな無理な要求をされても「御意」という言葉で主君の意向のままに動いていたのです。現代では身分制度が撤廃され、武士と主君のような主従関係は存在しないので、基本的には日常的に使用する言葉ではないことが分かります。

シーン別の使い方と例文をチェック

現代の日本において「御意」は日常的に使う言葉ではありません。しかし、近しい間柄においては、時代劇のようなニュアンスでくだけた会話を楽しみたいときに使うこともあります。御意という言葉を使うシーン別に、使い方や例文をチェックしましょう。

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ビジネスシーンでは避けた方がベター

基本的にはビジネスシーンで「御意」を使うのはNGだと考えるのが無難です。上司や目上の人に御意という言葉を使うと、時代錯誤な印象を与えます。ふざけていると勘違いされたり、変わった人だと思われたりするでしょう。

「社長の御意に従います」と伝えたいときは「社長のご指示に従います」と伝えた方が分かりやすく、やりとりがスムーズです。ビジネスシーンではその場に合った言葉遣いをすることが求められます。恥ずかしい思いをしないように、正しい言葉遣いを心掛けましょう。

くだけた間柄の人に使おう

日常で御意という言葉を使ってみたい場合は、仲のよい友人や家族とふざけ合うときに使用するとよいでしょう。プライベートな場であれば、時代がかった言い回しで相手を笑わせたり、ごっこ遊びのような感覚で楽しめます。

ただし、相手も御意の意味が分かっている状態でないとジョークとして成立しないので、使用する相手を選ぶ言葉ではあります。あまり関係が深くない相手に使うと、「痛い人」「ノリが合わない」と思われてしまう可能性が高いので、乱用は避けましょう。

【例】
●「来週、飲みにいかない?」「御意にございます」

ビジネスシーンで使える御意の類語

ビジネスシーンで目上の人と接するとき、御意と似たような言葉で現代風の言い回しが求められます。現代でも違和感なく使用できる、御意の類語をチェックしましょう。

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お考え・ご意見

目上の人の意見を敬う表現がしたいときには、「お考え」「ご意見」といった言葉を使いましょう。相手の考えや意見に対して丁寧さを表す「お」や「ご」を付け、敬う気持ちを表します。

【例】
●「部長のお考えはごもっともです。」
●「お客様の貴重なご意見を、今後の製品開発に活かしてまいります。」

かしこまりました

目上の人や顧客などに対して返事をする際に、「かしこまりました」と伝えると丁寧な印象を与えられます。この言葉には「謹んで、言いつけをお受けする」という意味があり、「分かりました」「了解しました」を、敬語として表現したいときに使用できます。丁寧なだけでなく柔らかい印象も与えるので接客などで使われることが多く、サービス業をしている人であれば頻繁に出番があるでしょう。

【例】
●「郵便物を送っていただけますか?」「かしこまりました。すぐに手配いたします。」

承知しました

目上の人から何かを頼まれたときなどの返事を、敬語で表現したいときは「承知しました」を使用しましょう。かしこまりましたと同じ意味で使用でき、改まった印象を与えられます。この言葉は謙譲語の「承る」に丁寧語の「ます」を付けた表現で、目上の人に使用できる言葉です。依頼や要求を受け入れる・事情を知っているなどの意味があります。

【例】
●「注文をキャンセルしてください。」「承知しました。」
●「会議の時間変更について、承知しましたとお伝えください。」

写真/(C)Shutterstock.com

▼この言葉の意味や使い方とは?

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