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2022.04.17

【お食い初め】に呼ばれたら「お祝い金」は用意すべき?相場とマナーを解説

お食い初めは、赤ちゃんの生後100日ごろに行う伝統行事です。家族や親族で行う場合が多いため、いざ招待されるとマナーや祝い金について不安に思う人も少なくありません。お食い初めに招待された際のマナーやお祝いの相場について解説します。

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そもそも「お食い初め」とは?

「お食い初め」という行事を聞いたことはあるものの、実際に何をするのか知らないという人もいるかもしれません。まずは「お食い初め」がどんな行事なのか詳しく知り、招待された際に失礼がないようにしっかりと準備していきましょう。

お食い初めとはお祝い金祖父母不参加のし袋書き方

生後100日目に行うお祝いのこと

お食い初めとは、赤ちゃんの健やかな成長に感謝し、一生食べものに困らず健康で長生きできるよう願いを込めて行う伝統行事です。生後100日ごろに行われ、「100日祝い」「百日祝い(ももかいわい)」とも呼ばれます。

細かな風習は地方によって異なりますが、一汁三菜を基本に、ごはん(赤飯)・焼き魚(鯛)・お吸い物・煮物・香の物を「祝い膳」として用意するのが一般的です。長寿にあやかるという伝統から、祖父母などの年長者が赤ちゃんを膝に抱き、これらの料理を順番に食べさせるまねをします。

この役目をする人を「養い親(やしないおや)」と呼び、一般的には赤ちゃんが男の子の場合には男性が、女の子の場合には女性が務めます。

また、ちょうど赤ちゃんの歯が生え始める時期と重なることから、丈夫な歯が生えることを願う「歯固めの儀式」も同時に行われます。

地域によって時期が違う場合も

お食い初めは生後100日ごろに行うことが多いものの、厳密に100日目に行わなければならないわけではありません。地方によって時期には違いがあり、生後110日目や120日目以降の吉日に行う地域もあります。これは「食いのばし」と呼ばれ、長生きできるようお祝いの日を先に延ばす風習です。

また、雪の多い地方では、寒い雪の時期に重ならないよう、お宮参りと同時に行う場合もあります。

家族とお祝いするのが一般的

昔のお食い初めは家族だけでなく、親戚などを招いて盛大にお祝いをしていましたが、現代では家族でお祝いするのが一般的です。

スタンダードなお食い初めであれば、赤ちゃんと両親・赤ちゃんの兄弟を含めた家族を中心に、両家の祖父母を招待します。同居していない祖父母にとっては、可愛い孫の成長に立ち会う嬉しい時間となるでしょう。

賑やかにお祝いしたければ、親戚などを招いて盛大に行うことも。お正月やお盆以外で親族が集まれる貴重な機会です。子どもがたくさん集まれば従兄弟同士の交流もうまれ、お祝いの日がより多くの人にとって楽しい思い出になるでしょう。

伝統的な行事ではあるものの、お食い初めを「誰とどう祝うか」は家庭によってさまざまです。体調、季節、家や地域の習慣に合わせて検討しましょう。

お祝い金を贈る場合の相場

お食い初めに招かれたら、お祝い金を持参するのが通例です。お祝い金はお祝いの気持ちを表すと共に、当日の祝宴の食事代でもあります。

金額は赤ちゃんとの続柄によって違いがあるため、相場を確認しておきましょう。

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祖父母の場合

祖父母が渡すお祝い金の相場は、1万円以上といわれています。

近年では、お食い初めの会食をホテルや料亭で行うこともあるため、会場や食事の内容を事前に確認し「場所に合わせた食事代」を目安にするとよいでしょう。もちろん自宅で行う場合でも、鯛や赤飯などいつもより豪華な食事が準備されるため、お祝い金は必要です。

しかし、祖父母側がお食い初めの費用を負担する場合には、お祝い金なしでも構いません。また、お金だけではなく、赤ちゃんの食器など必要なものをプレゼントするのもおすすめです。

お食い初めに使う食器は、母方の実家が父方の家紋入りの漆器を準備するのが正式とされていますが、家や地方によって考え方が異なるので、こちらもあわせて事前に確認しておくとよいでしょう。

叔父や叔母の場合

叔父や叔母の場合は5000円〜1万円程度が相場です。ただし、この金額には決まりがあるわけではありません。学生なのか社会人なのか、未婚で一人で参加するのか、既婚で家族みんなで参加するのか、場所や食事の内容はどうなのか、などによって金額は変化します。

学生の場合は5000円程度で十分と考えられているようですが、どんな状況であったとしてもお祝いの席に招かれたことに変わりはありません。祖父母の場合と同じく、場所や食事の内容を確認し、その食事代相当を目安にしましょう。また、個人で包むか、親と一緒に包むかを、自分の親と相談しておくとよいでしょう

お祝い金を贈る際のマナー

お祝い金には相場だけでなく、ご祝儀袋や渡し方にもマナーがあります。せっかくのお祝いの日に失礼がないよう、マナーについても知っておくことが大切です。

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のし袋の選び方

お祝い金は結婚祝いや出産祝いと同じく、のし袋に入れてお渡しします。赤ちゃんやご両親にとって嬉しい日のお祝いなので、「赤白(紅白)の蝶結び」の水引きがついたのし袋を基本に選ぶとよいでしょう。

水引きには意味があり、赤は「日が昇る喜びの色、魔除け」、白は「太陽の光の色、神聖さ」、蝶結びは何度も結び直せることから「何度もあってよい祝い事」を表しています。失礼にならないよう、水引きの種類を間違えないように注意が必要です。気軽な集まりなら、水引きがプリントされているものでも問題ありません。

近年は、伝統的なのし袋だけでなく華やかなのし袋も販売されています。赤ちゃんがデザインされていたり、キャラクターがプリントされていたりするものもあるので、難しく考えすぎずに好みで選んでもよいでしょう。

ただし、のし袋の豪華さは中に包む金額と比例するものです。のし袋と中身がちぐはぐにならないよう、バランスを考えて選びましょう。

表書きはどうする?

食事会に招かれている場合の表書きは、「祝御食初」「祝初御膳」「御初膳祝」と記載するのが一般的ですが、のし袋についてきた「御祝」の短冊を使用してもよいでしょう。少し柔らかい雰囲気にしたいのなら「御食初め祝」「お祝い」と、ひらがなをプラスすると優しい印象を与えられます。

お食い初めで白い産着から色物の服を着せる「色直し式」を行う場合には「祝御色直」「お色直し祝」と書く場合もあります。

出席できないときは?

お祝い金は、お食い初め当日に持参するのがマナーです。しかし、招待されたのに都合がつかず、出席できない場合もあるかもしれません。そのときは現金書留で送るか、別の機会に渡すようにしましょう。

できれば前日までに届けるように手配したいものですが、どうしても間に合わない場合には、表書きを「祝御成長」とし、できるだけ早く届けるようにします。

いずれにせよ、大切なのは「赤ちゃんの成長を祝う」という気持ちです。マナーは大切ですが囚われすぎず、柔軟に対応することが一番です。

お祝い金以外のお食い初めの贈りもの

お祝い金以外の贈りものは、どんなものが喜ばれるのでしょうか。一生に一度のお食い初めに際して贈る、プレゼント選びの注意点を紹介します。

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成長を祝う「お祝いの品」

お食い初めに贈りものをするのなら、「赤ちゃんの成長を祝う気持ち」を表したものを選ぶとよいでしょう。これから始まる離乳食に向けて、食器セットやカトラリー、スタイなどを贈る人が多いようです。

しかし、これらのものはオーソドックスなので、他の人からの贈りものとかぶってしまう可能性があります。子育てグッズは全てがいくつあっても嬉しいものとは限らず、たくさんあると困ってしまう場合も。

そこでおすすめなのが「何か欲しいものはない?」と相手に聞いておくことです。お食い初めに招待されるほどの間柄なら、欲しいものを聞いても決して失礼ではありません。相手の好みや希望に合わせた贈りものをすれば、お互いに嬉しい気持ちになれるでしょう。

お祝いのお返しはある?

お食い初めのお祝いを送ったら、お返しされるものなのでしょうか。自分が祝われる側になったときに困らないよう、お祝いのお返しの仕方についても知っておきましょう。

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出席者の場合

お食い初めの食事会に出席した場合、お返しはないのが一般的です。

これは、お食い初めは身内のお祝いなので、お祝いは身内から贈られるもの。基本的にお返しをする必要はなく、当日の宴席でのおもてなし自体がお返しだと考えられているからです。

とはいえ、地域の慣習や各家庭によってお返しに関する考え方はそれぞれ。基本的にはないものと思っておくとよいでしょう。

出席者ではない場合

招待されたのに、遠方に住んでいたり、都合がつかずにお食い初めに参加できなかった場合はどうなのでしょうか。

お祝いを贈っている場合は、3分の1〜半額程度の「内祝い」がお返しされるのが一般的です。しかし、こちらも地域の慣習や各家庭の考え方によって異なります。

必ずしもお返しがあるものではないことは、理解しておくとよいでしょう。

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『赤ちゃん・子どもの お祝いごとがわかる本』(朝日新聞出版)

赤ちゃんが生まれてから小学校入学までのお祝いごとや、子どもが楽しむ年中行事を、わかりやすいイラストと料理写真とともに解説。お祝い・行事ごはんを作るのがはじめての人でも、カンタンにできるおいしいレシピが満載です。

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監修/和文化研究家

三浦康子

古を紐解きながら今の暮らしを楽しむ方法をテレビ、ラジオ、新聞、雑誌、Web、講演などで提案しており、「行事育」提唱者としても注目されている。連載、レギュラー多数。All About「暮らしの歳時記」、私の根っこプロジェクト「暮らし歳時記」などを立ち上げ、大学で教鞭もとっている。著書『子どもに伝えたい 春夏秋冬 和の行事を楽しむ絵本』(永岡書店)ほか多数。

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