液体ミルクとは?
その名の通り、液体の状態で容器に入っている「液体ミルク」。粉ミルクのようにお湯で溶かしたり、適温に温めたりといった調乳作業が必要ありません。哺乳瓶やカップに入れ替えればそのまますぐに赤ちゃんが飲めるため、ミルク作りが難しいときなどさまざまな場面で活躍してくれます。
今回はそんな液体ミルクのお役立ちポイントをご紹介!
母乳と粉ミルクの豆知識
液体ミルクの話の前に、そもそも母乳や粉ミルクに含まれる成分について豆知識をご紹介。母乳に含まれる成分は、実はそのときどきで変化しているのをご存知ですか?
1:母乳に含まれる成分は次第に変化していく
生まれてはじめてあげる母乳である「初乳」には、トランスフォーミング成長因子β (TGF-β) や免疫グロブリンA (IgA) などの免疫成分が多く含まれており、免疫成分含有率はNo.1。色もより黄色みが濃く、とろりとした質感です。分娩後、日数が経つほどにたんぱく質とミネラル分が徐々に低減し、脂質や乳糖が増えるといった変化を起こしながら、離乳食への移行へとつながっていきます。
2:母乳の成分は昼と夜とで違う?
母乳の成分は、同じ日の中でも時間帯によって変化し続けています。たとえば夜には「メラトニン」という安眠につながるホルモン物質が多く含まれるようになり、これは赤ちゃんの睡眠・覚醒リズムの発達にも関わっていると考えられているそう。
3:食事内容でも母乳の成分は変化する
DHAやEPAなどの脂溶性成分の母乳に含まれる量は、食事内容によって変化する傾向があります。日本人の食事摂取基準はDHAとEPA合わせて1g以上ですが、魚介類の摂取量が減少している現在、授乳婦の平均摂取量は約650mgほど* 。脳の発育にも役立つと考えられているDHA、積極的に摂取したいならサプリメントなどを活用する方法も。
* 雪印ビーンスターク株式会社による独自調査
4:おいしい粉ミルクの決め手とは?
「旨味成分」として知られるアミノ酸。たんぱく質が細かくなればなるほどアミノ酸やペプチドが増えますが、実はそれでは苦いミルクができあがり、赤ちゃん好みの味ではなくなってしまいます。おいしい粉ミルクにするには、乳糖と脂肪分など多くの成分バランスを考慮することが決め手に。
ここがすごい!液体ミルクのお役立ちポイント
手間を省けることなどから注目される液体ミルク。今回はその中でも、さまざまな母乳成分の配合を実現し、日本で初めて「オステオポンチン」という成分を配合した液体ミルク「すこやかM1」の4つの注目ポイントをご紹介します。
【POINT1】母乳研究の成果を生かした成分を配合
粉ミルクと同様に、母乳に含まれる赤ちゃんの発育に大切な成分が配合されている「すこやかM1」の液体ミルク。たんぱく質の1つで、母乳中の濃度は一般成人の血中濃度の約100〜1,000倍とも言われる「オステオポンチン」をはじめ、「DHA」「シアル酸」「オリゴ糖 (ガラクトシルラクトース) 」「カルシウム」などを摂取できます。
【POINT2】とにかく簡単
お湯で溶かして人肌くらいまで冷まして…などという作業の必要がなく、常温のまま哺乳瓶に注いですぐに飲めるのがうれしい!
【POINT3】災害時にも活躍
そのまま飲めることに加えて、丈夫なスチール缶入りで常温での長期保存ができることから、災害備蓄としてもぴったり。
【POINT4】使い切りやすいサイズ
3〜12ヶ月の月齢の1回に与える標準量に適用した200mLの分量で、使い切りやすいのも◎。
どんなときに役立つ?
お湯の持ち運びなどの手間を省け、負担を軽減できる液体ミルク。特に夜間の授乳やお出かけ先や移動中など、ミルク作りが難しいとき、さらに赤ちゃんを預けるときなどに便利です。
【特にこんな場面で便利!】
1. 夜間の授乳に:そのまま哺乳分に注ぐだけ
2. お出かけに:時間や場所を気にせずより手軽に
3. 移動中に:長時間の移動などミルク作りが難しいとき
4. 赤ちゃんを預けるときに:注ぐだけだから簡単
授乳の負担を少しでも減らしてくれる液体ミルク。普段の授乳用にはもちろん、災害時用のストックとしても便利なアイテムに、ぜひ注目してみてくださいね。
情報提供:雪印ビーンスターク