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2024.11.05

実は悪い意味も持つ「白羽の矢が立つ」とは? 使い方や例文と間違いやすい表現を解説

白羽の矢が立ち、彼が部署を異動することになった。

こちらはネガティブな意味で使う場合です。自分は望んでいなかったにも関わらず、選ばれてしまったという経験はありませんか? そんな時にも「白羽の矢が立つ」という表現を使うことができます。

類語や⾔い換え表現は?

ここまで「白羽の矢が立つ」の意味や使い方を紹介してきましたが、普段使うには少し堅苦しい表現かもしれませんね。そこで、私たちが普段使っている言葉の中から同じような意味を持つものを紹介します。あわせて覚えておきたいところです。

「白羽の矢が立つ」の類語
  1. 選定
  2. 選抜
  3. 指名
  4. 任命
  5. 貧乏くじ

選定

意味は、多くの中から目的・条件などに合うものを選び定めることです。「学級委員を選定する」というように使います。

選抜

意味は、多数のものの中から基準・目的にあったものを選び出すこと。「試合の出場メンバーが選抜される」というように使います。また「選り抜く」とすると、「よりぬく」や「えりぬく」と読み、同じような意味で使うことができます。

指名

指名とは、名をあげて、その人を指定すること。「指名を受ける」「リーダーを指名する」などと表現しますよね。名前をあげて、「この人がいい」と指定するので、他の人では代えがききません。「総理大臣に指名された」というように使います。

任命

任命とは、ある官職や役目に就くよう命じること。主にビジネスシーンで用いられます。「彼女は若くして支店長に任命された」というように使いますよ。

貧乏くじ

悪い意味の類語も紹介しましょう。「貧乏くじ」とは、一番不利なくじの意味から転じて「最もそんな役回り」を指しますよ。「問題を抱えている部署に異動なんて、とんだ貧乏くじをひいたものだ」というように使います。

面接官

(c) Adobe Stock

「白羽の矢が立つ」の英語表現とは?

多くの中から選ぶという英語表現には、「choose」「select」「single out」などがあります。この中でも特に「白羽の矢が立つ」に近い表現は「select」と「single out」です。例文を交えて確認していきましょう。

“He was specifically selected for the post. ”(彼は、その役職に特別に選ばれました。)

「〜された」のため、受け身の「be動詞+ed」という形をとります。また、「〜に」や「〜のために」は「for」や「as」を用いて表します。

“We select one from these applicants. ”(我々は、この応募者の中から一人を選ぶ。)

「〜の中から」や「〜から」は、「from」や「among」、「from among」などを使います。

“We single him out as captain. ”(彼を主将に選び出す。)

「〜として」の意味を含んでいるものは、「as」で表現します。「〜をするように」は「to do」を使います。

最後に

「白羽の矢が立つ」という表現は、多くの中から特別に選ばれることを指し、日常生活やビジネスの場でも幅広く使われる言葉です。しかし、その背景には、ポジティブな意味だけでなくネガティブな意味も含まれていると知っておくことが重要です。正しい使い方を理解し、状況に応じて使い分けることで、コミュニケーションがより深くなるでしょう。

TOP画像/(c) Adobe Stock

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