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2022.06.16

「背に腹は代えられない」の意味は?使い方や例文、類語も解説

「背に腹は代えられない」という言葉を、見聞きしたことがある人は多いでしょう。中には、「背中とお腹が代えられないってどういうこと?」と不思議に思う人もいるかもしれません。「背に腹は代えられない」の意味や由来、類語を例文付きで解説します。

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「背に腹は代えられない」の意味とは?

「背に腹は代えられない」の意味を、会話の内容から何となく想像できても、説明するとなると難しいという人は少なくないでしょう。

まずは「背に腹は代えられない」の意味と、言葉の由来について解説します。

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切羽詰まった状況での選択を表すことわざ

「背に腹は代えられない」とは、「切羽詰まった状況を突破するために、仕方なく物事を選択をする」という意味のことわざです。

また、「大きな犠牲を避けるために、多少の犠牲はやむなく受け入れる」という意味や、「大切なものを守るために覚悟する」という意味でも使われます。

それぞれ意味合いは少しずつ違いますが、「差し迫った中でも、最も大事なものは守る」という点で共通しています。

剣を使った戦いに由来する

「背に腹は代えられない」をそのまま現代の日本語に訳すと、「背中には腹の代わりは務まらない」となります。

その昔、剣を使った戦いでは「臓器が詰まったお腹を切られるくらいなら、背中を切られた方がマシだ」と、お腹を守っていたそうです。これが転じて「大事なものを守るためには、ほかの犠牲は仕方なく受け入れる」という意味で使われるようになりました。

また、江戸時代後期に誕生したとされるかるたの一種「江戸いろはかるた」の中で、「背に腹は代えられぬ」が用いられています。

「背に腹は代えられない」の使い方と例文

「背に腹は代えられない」はどのように使うのか、例文を見ていきましょう。また、言い間違いや漢字間違いについても解説します。

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物事が差し迫ってどうしようもないときに使う

「背に腹は代えられない」を使えるシーンは、重大な決断をするときや金銭問題に関わる場面などさまざまにあります。

「差し迫った状況で仕方なく選択する」「何かを犠牲にする覚悟を持って選択する」という状況で使用されることがほとんどです。

●娘が通う塾の夏期講習が高額で驚いた。出費はかさむが、志望校合格のためなら「背に腹は代えられない」
●システムトラブルが多く、顧客からのクレームが絶えない。「背に腹は代えられない」から、A社との契約はこれで終わりにする
●転勤を拒否できないなら、会社を辞めるつもりだ。マイホームを建てたばかりで子どもたちもまだ小さいから、「背に腹は代えられない」よ

「背を腹には代えられない」は間違い

「背に腹は代えられない」を、「背を腹には代えられない」と誤って使ってしまっている人もいることでしょう。しかし、「背を腹には代えられない」だと、「背中をお腹とは交換できない」という意味になってしまいます。

「背に腹は代えられない」は、「背中にお腹の代わりは務まらない」という意味のため、間違えないよう注意しましょう。

また、漢字についても「代える」と「変える」で間違えやすいよう。漢字の「代」には、「代わりとなるもの」「代用」という意味があります。

一方、「変」には「別のものに変わる」「変化する」という意味があるため、「背に腹は変えられない」は間違った表記です。どの漢字を使うか迷ったら、漢字の意味を考えてみると正しく使えるでしょう。

「背に腹は代えられない」の類語は?

「背に腹は代えられない」の類語を三つ紹介します。意味とともに例文も紹介するので、使い方の参考にしましょう。

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やむを得ない

「やむを得ない」は、「どうしようもできず仕方がない」「不本意だが諦めるしかない」「仕方がない」といった意味の言葉です。「背に腹は代えられない」とほぼ同じ意味を持ち、言い換えて使うことができます。

どちらかというと、日常会話よりもビジネスシーンや公的な場面で使われることが多いでしょう。

●「やむを得ない」事情で欠席される場合は、事前にご連絡ください
●欠陥が見つかったのなら、発売延期も「やむを得ない」

小の虫を殺して大の虫を助ける

「小の虫を殺して大の虫を助ける(しょうのむしをころしてだいのむしをたすける)」は、「大きなもののために小さなものを切り捨てる」「全体のために一部を犠牲にする」という意味のことわざです。

やむを得ない状況のとき、小さなものは犠牲にして、重要なものを守ることのたとえで使われます。

●目の前の人を助けるために躍起になっていたが、「小の虫を殺して大の虫を助ける」判断も必要だったのかもしれない
●これだけの赤字続きなら、人員削減も「小の虫を殺して大の虫を助ける」ためだと理解できる

また、「小を捨てて大に就く(しょうをすててだいにつく)」も同じ意味のことわざです。

時の用には鼻をも削ぐ

「時の用には鼻をも削ぐ(ときのようにははなをもそぐ)」を直訳すると、「緊急時には自分の鼻を切り落としてでも最大の危機を回避する」です。

これが転じて、「危険が目前に迫っているときは、手段を選ばず犠牲を払ってでも大事なものを守れ」という意味のことわざになっています。

●売上が大幅に落ちたので、「時の用には鼻をも削げ」ともいうし、店舗数を半分に減らすことにした
●「時の用には鼻をも削ぐ」というように、逃げ場がなくなった犯人は真冬の海に飛び込んだ

また、「急の用には鼻を欠け(きゅうのようにははなをかけ)」も同じ意味のことわざです。

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