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LIFESTYLE雑学

2022.05.31

由来が衝撃!「白羽の矢が立つ」の意味は? 使い方の例文・類語・英語も紹介

「白羽の矢が立つ」は「しらはのやがたつ」と読みます。特に「しらは」の部分の読み方に注意しましょう。実際の会話で使うことは少ないかと思いますが、小説などの文章では度々目にすることもありますよね。では、まずこの言葉の意味から確認していきましょう。

「白羽の矢が立つ」の意味や読み⽅とは?

■意味

「白羽の矢が立つ」の意味は、「多くの中から特に指定・選び出されること。また、多くの中から犠牲者として選び出されること」を指します。仕事や学校などで、何かに抜擢された時に使えることわざです。

一見いい意味で使われる言葉のように思いますが、自分の望まない役割を与えられてしまったなどの、悪い意味でも使われることがあります。その理由として、実は「白羽の矢が立つ」の由来が関係しているのです。では、どのような由来があるのかを見てみましょう。

白羽の矢が立つ

■少し意外な由来

神が生贄とする人間(人身御供と呼ぶ)を求めており、それを希望する少女がいました。そこで神がその少女の家の屋根に人知れず白羽の矢を立てていたという俗説から「白羽の矢が立つ」という言葉が生まれたようです。

このように犠牲者を選ぶ行為から生まれた言葉のため、ネガティブな意味にも使われます。ただ最近は一般的にポジティブな意味で使われることが多いようです。

また、平成29年度「国語に関する世論調査」において、「白羽の矢が立つ」ではなく「白羽の矢が当たる」というような使い方をする人が約15%いるという結果が発表されました。矢で的を射るイメージからこのように覚えてしまうのかもしれませんが、これは間違った表現です。

正しい表現を使えるように、神が家の屋根に矢を立てたという由来も一緒に覚えておくといいかもしれませんね。

「白羽の矢が立つ」の使い⽅を例⽂でチェック

会話であまり使わない分、少し使い方が難しいと思われる方もいるかもしれません。「白羽の矢が立つ」は、主にビジネスや学校のシチュエーションで使うことが多い言葉。例えば仕事の役職だったり、クラスの委員、部活動のリーダーを決める時などにも使えるでしょう。では、実際にいくつかの例文を見ながら使い方を確認していきましょう。

白羽の矢が立つ

1:部員達は、彼らの中で特にしっかりしている彼女が部長になるべきだと白羽の矢を立てた。

学校や部活など、多数の人によって形成される場でよく使われます。白羽の矢が「立つ」とすると選ばれる側の目線になりますが、白羽の矢を「立てる」とすることで選ぶ側の目線から使うこともできます。

2:次期社長候補として、彼に白羽の矢が立った。

仕事の場では、何か役職に推薦された時に使うことが多いです。ただし、2人のうちどちらか1人が選ばれるというような、少人数の場合に使ってしまうと不自然になってしまいます。ある程度多くの人数の中から選び出されるイメージを持っておくとよいですね。

3:白羽の矢が立ち、彼が部署を異動することになった。

こちらはネガティブな意味で使う場合です。自分は望んでいないのに、選ばれて任されてしまうという経験はありませんか? そんな時にも「白羽の矢が立つ」という表現を使うことができます。

類語や⾔い換え表現は?

さて、ここまで「白羽の矢が立つ」の意味や使い方を紹介してきましたが、普段使うには少し堅苦しい表現かもしれません。そこで、私たちが普段使っている言葉で同じような意味のものを紹介しますので、こちらも覚えておきましょう。

1:選定する

意味は、多くの中から目的・条件などに合うものを選び定めることです。「学級委員を選定する」というように使います。

2:選抜

意味は、多数のものの中から基準・目的にあったものを選び出すこと。「試合の出場メンバーが選抜される」というように使います。また「選り抜く」とすると、「よりぬく」や「えりぬく」と読み、同じような意味で使うことができます。

「白羽の矢が立つ」の英語表現とは?

多くの中から選ぶという英語表現には、「choose」「select」「single out」などがあります。この中でも特に「白羽の矢が立つ」に近い表現は「select」と「single out」です。

「choose」は複数個の中から単に欲しいものを選ぶという意味で、複数個選ぶことも可能です。それに対して「select」は多数の中からよく吟味して最適なものを選ぶという意味。「single out」は限定のニュアンスを含んでいるため、たった1つのものを選び出すという意味になります。

「白羽の矢が立つ」は特に指定して何かを選ぶという意味があるので、英語表現で言い換えるには「select」や「single out」が適しています。

では、実際に使う前置詞なども確認しながら例文を見てみましょう。

白羽の矢が立つ

1:He was especially selected for the post. (彼はその職に特別に抜擢された。)

「〜された」のため、受け身の「be動詞+ed」という形をとります。また、「〜に」や「〜のために」は「for」や「as」を用いて表します。

2:We select one from among these applicants. (我々はこの応募者の中から一人選ぶ。)

「〜の中から」や「〜から」は、「from」「among」「from among」を使います。

3:We single him out as captain. (彼を主将に選び出す。)

「〜として」の意味を含んでいるものは、「as」で表現します。「〜をするように」は「to do」を使います。


今回は「白羽の矢が立つ」について解説しました。いい意味で使われる場合とあまり望ましくないケースで使われる場合があるため、使う際には少し注意が必要です。

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