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BEAUTY ベースメイク

2022.05.18

脱・“汚“肌! 夏の正解ベースメイクをレクチャー【40代の崩れない夏メイク】

メイク崩れが気になるこれからの季節。とくに汗や皮脂でベースメイクがドロドロになる……というお悩みを解決する目からウロコのテクニックをご紹介します!

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40代は“崩れない”だけでなく”崩れてもキレイ”を意識することが美肌キープの近道

“崩れにくいベースメイク”の技術は年を追うごとに進化していますが、それでも汗や皮脂が大量放出される夏は崩れやすくなります。とくに40代の肌は、潤いの低下やキメの乱れによって若い頃よりもメイクが崩れやすくなりがちに。
「絶対、崩したくないから」と、下地やファンデーションをたくさん塗ってしまいがちですがそれは逆効果。崩れにくいものを使っていてもベースメイクが厚くなるほど崩れやすくなりますし、崩れが顕著に目立つので汚く見えがちなんです。

夏は“崩れを悟らせないベースづくり”が正解!

汗や皮脂でベースメイクが多少崩れたとしても、周囲に悟られなければ「崩れてない」と同じことですよね? 若い頃よりメイク崩れしやすい40代は「崩れない」だけでなく「崩れてもキレイ」な方法を心がけるのがおすすめなんです。ヘア&メイクアップアーティストの佐伯エミーさんによると、そのポイントは大きく4つ!

  1. 肌補正は1品で!クルクル塗り込んで密着させる
  2. ハンドプレスしてから次のステップに進む
  3. 血色感とツヤはルースパウダーの前に仕込む
  4. ルースパウダーは大きなブラシでつける

 

それぞれの解説とつけ方を詳しく紹介していきます。

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【崩れてもキレイ】なベースメイクのつくり方

STEP1.肌補正を1品で完了させる


「汗や皮脂がたくさん出る夏は、肌に塗るアイテム数が増えるほど崩れやすくなりますし、崩れた部分ときちんと塗っている部分の差が大きくなるので崩れが目立ちやすくなります。崩れを目立たせないためには、肌に塗るアイテム数を最小限にして軽やかに仕上げるのがおすすめです。そこで活躍するのは、下地・日焼け止め・ファンデーションの機能がひとつになったオールインワンファンデです。

塗り方にもコツがあり、少量(およそ米粒サイズ)を指にとったらくるくると塗り込むようにして毛穴やキメの間の溝にまで密着させます。密着が不十分だと皮脂によってファンデが浮きやすくなるので密着させることが大切です。力を入れすぎるとファンデがはがれてしまうので、中指と薬指の2本を使ってやさしく塗り込みましょう。頰の内側・額・鼻・あごのパーツごとにファンデを少量とってクルクルつけたら、指に残ったファンデで顔の外側をサッとなじませます。シミやクマが目立つ部分はその後コンシーラーでカバーします」(佐伯さん)

STEP2. ファンデを塗ったらハンドプレスをする


「ファンデーションを塗った直後に必ずして欲しいのがハンドプレスです。ハンドプレスするとファンデーションと肌がよりいっそう密着して崩れにくくなりますし、ファンデーションがなじむので、日中に崩れたとしても色ムラが目立ちにくくなります。ハンドプレスするときは、肌に対して手のひら全体を垂直にやさしく押し当てます。強く押したり、横にスライドさせるとファンデがとれてしまうので注意しましょう。小鼻の脇や目尻、口まわりも指の腹を使って細かく密着させます」(佐伯さん)

STEP3.ルースパウダーの前に血色感とツヤを仕込む

「夏はチークやハイライトはパウダーではなく、練り状のものがおすすめです。練り状のほうが肌との密着力が高いので、汗が流れた跡ができたり、ハイライトのパールなどが流れて広がったりする心配がありません。練り状のものはファンデーションの後、ルースパウダーの前につけます」(佐伯さん)


練り状チークを中指にとったら頰骨の高い部分に小さなまが玉を描くようにつけます。チークを広く塗らないこともポイントで、のせるのは頰骨の上のみ。こうすると汗をかいても色がごそっと取れず、目立ちにくくなるんです。塗り状チークにはスティックタイプもありますが、スティックを肌に直塗りするとつき過ぎる場合があります。つき過ぎると崩れた時に目立ちやすいので、指に一度とってから少量ずつ頰につけましょう。


練り状ハイライトは、汗をかいてもツヤをしっかりキープできる優れもの。ただし、たくさんつけると崩れの原因になるので少量に。夏は皮脂などでテカリやすくなるのでつける範囲も最小限にしましょう。目尻の下、目頭の下、鼻筋の低い部分のみにつけ、ツヤと立体感をプラスします。

STEP4.ルースパウダーは大きなブラシでつける


「仕上げにルースパウダーをつけることでファンデーションなどがしっかり定着し、よりいっそう崩れにくくなります。ルースパウダーをつける範囲はお好みで、ツヤ肌にしたいなら顔の外側のみでOKですし、肌全体をサラッとさせたいなら全顔につけます。どちらの場合もパウダーをつける時のポイントは、大きめのブラシを使うこと。大きめのブラシでつけるとパウダーを薄く均一にまとえるので崩れが目立ちにくくなります。ルースパウダーを逆さまにしてケースの底を1〜2回たたいで粉を蓋に出したら、蓋のなかでブラシを何度もクルクルしてブラシのなかに粉をまんべんなく含ませることも肝心です」(佐伯さん)

●この特集に使用した商品の価格はすべて、総額(税込)価格です。

撮影/向山裕信(vale./人物) ヘア&メイク/佐伯エミー スタイリスト/柿原陽子 モデル/樋場早紀 構成/片山幸代

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ヘア&メイクアップアーティスト

佐伯エミー

美容誌をはじめ、様々なジャンルのヘア&メイクを手がけ、女優やアーティストからも指名を受ける。流行りのメイクを独自に分析し、その人に似合うメイクを提案することが得意。また、スキンケアや美容ツールの指南役としても活躍。

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