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2022.07.11

ベビー服には「水通し」が必要!水通しのやり方やいつまで行うべきかも解説

 

赤ちゃん用の洋服を買った後に「水通し」という作業をするのをご存じでしょうか?新品のベビー服には、赤ちゃんの刺激になる成分が付いている可能性があります。洋服の着心地をよくする水通しの方法や、水通しを行うメリットについて解説します。

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ベビー服を水通しするのはなぜ?メリットを解説

買ったばかりのベビー服は、一度「水通し」を行うとよいといわれています。水通しを行う理由や、育児に役立つメリットを見ていきましょう。

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赤ちゃんにとって刺激となる成分を除去するため

買ったばかりのベビー服には、赤ちゃんにとって刺激となる成分が含まれていることが少なくありません。中でも代表的なのが、繊維が縮んだりシワになったりするのを防ぐために使われている「ホルムアルデヒド」です。

皮膚に触れると炎症を起こしたり、吸い込むことで咳やくしゃみが出たりする場合があるため、ベビー服・子ども用の洋服には、ホルムアルデヒドの厳しい規制が設けられています。しかし、全く付着していないわけではありません。

ホルムアルデヒドは水に溶ける性質があります。赤ちゃんの繊細な肌を傷つけないためにも、着用前に水通しを行うことでしっかりとお手入れしておくことが大切です。

参考:衣料品による皮膚トラブル – 日本化学工業協会

着心地のよさや吸水性をアップさせる

買ったばかりのベビー服の中には、のりが付いていてパリッとした手触りになっているものがあります。生地が固いままでは肌当たりがよくないため、赤ちゃんの肌を傷つけてしまうことも。

水通しを行うことで、新品のごわついた生地をふわふわとした柔らかな肌触りにすることにつながります。赤ちゃんにとっても着心地がよくなり、快適に過ごせるようになるでしょう。

また、水通しをしてのりを落とすと、洋服の吸水性もアップします。生まれたばかりの赤ちゃんは汗をかきやすいため、汗や水分をしっかり吸い取る吸水性のよさは大きなメリットです。

生地の色落ちや型崩れを防止

濃い色の洋服を洗ったときに、ほかの衣類に色が移ってしまったという経験がある人は少なくないでしょう。前もって水通しを行っておけば余分な染料が落ちるため、次に洗濯をする際に色移りを防ぐことが可能です。

また、素材にもよりますが、水洗いをすることで衣類が収縮してしまうことはよくあります。特に、一度目の洗濯は、編み目が水分をたっぷり吸収するため、大きく縮むケースがほとんど。

しかし、多くの生地は何度か水洗いをしているうちに縮みにくくなっていきます。収縮が少なくなれれば、着心地への影響を抑えることも可能です。

水通しに必要なもの・やり方を知ろう

実際に水通しを行うには、必要な道具や乾かす場所の確保など事前の準備が大切です。洗濯機を使う場合も含めて、水通しのやり方を解説します。

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水通しの際に必要なアイテム

家で水通しをする際は、以下のアイテムを用意しておくとよいでしょう。

●ベビー用洗剤(必須ではない)
●ベビーハンガー
●洗面器(手洗いの場合)
●洗濯槽クリーナー(洗濯機の場合)
●洗濯ネット(洗濯機の場合)

一度に大量のベビー服をまとめて水通しする場合、ぬれた服を乾かすスペースも必要になります。大人用のハンガーを使うと服が伸びてしまうため、ベビー用のハンガーをいくつか購入しておくのもおすすめです。

水通しにベビー用の洗剤を利用する人もいますが、洗剤を使わず水やぬるま湯だけで水通しを行うこともできます。のりやホルムアルデヒドなどの成分は水溶性なので、ただ水に浸しておくだけでもケアすることができるのです。

水通しには「手洗い」と「洗濯機」を利用する二つの方法があります。洗濯機を使う場合は、ベビー服を入れる洗濯ネットも用意しておきましょう。

手洗いで水通しする方法

洗濯機を使わずに、手洗いで水通しを行う手順を解説します。

1.洗面器などの容器や、洗面台をきれいに洗っておく
2.容器に水またはぬるま湯をため、洋服を入れて優しくもみ洗いする
3.水を替えて丁寧にすすぎ、よく絞って水気を取る
4.形を整え、風通しのよい場所に干す

手洗いで水通しをする際は、洗面台に直接水を張ったり、洗面器を使ったりするのが基本的な方法です。ベビー用洗剤を使う場合は、水を張るときに少量の洗剤を入れます。ベビー服に汚れが付いてしまう可能性があるため、水通しを行う場所はあらかじめ清潔な状態にしておきましょう。

また、もみ洗いをした後はしっかりとすすぎを行うのも重要な工程です。洗剤を利用するのであれば、すすぎ残しがないよう注意する必要があります。

洗濯機で水通しする方法

洗濯機を利用するときは、以下の手順で水通しを行います。

1.洗濯槽クリーナーなどを使って、洗濯槽の汚れを取っておく
2.ベビー服を1枚ずつ洗濯ネットに入れる
3.「手洗い」「ソフト洗い」など水流の弱いコースを選択して洗う
4.脱水が終わったらすぐに干す

手洗いのときと同様、水洗いをする前に洗濯機自体の汚れを除去する必要があります。洗濯機には目に見えない汚れがたまっている可能性があるので、洗濯槽クリーナーなどで汚れを落としておくと効果的です。

隅々まで水通しをするために、ひもが付いたデザインのベビー服があれば、忘れずにひもをほどいておきましょう。1枚ずつ洗濯ネットに分けて入れることで、洗濯機を使っても洋服にダメージを与えにくくなります。

水通しを行うタイミング

ベビー服の水通しは、赤ちゃんが生まれる前から作業を始めるのがおすすめです。水通しをする時期や、いつまで行うかの目安について解説します。

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出産前に準備しておこう

赤ちゃんはよく汗をかくため、洗い替え用としてたくさんのベビー服をそろえなくてはいけません。大量のベビー服を水通しするのは意外と時間のかかる作業なので、出産前から少しずつ準備を行うようにするとよいでしょう。

出産が近付いてくる時期は、長時間作業をすると体に負担がかかるので注意が必要です。妊娠37〜41週までの出産は「正期産」と呼ばれることから、遅くとも34週ころを目安に水通しを行いましょう。

出産前には、洋服以外にもさまざまなベビー用品を購入する必要があります。体調にも気を配りながら、計画的に水通しを済ませるのが理想的です。

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