手元のインゴットを売却するために、日次金価格推移(にちじきんかかかくすいい)を見守っている
金やプラチナ、パラジウムなど貴金属の価格は、日々変動します。金は、世界情勢が不安定になると価格が上昇するといわれています。将来の金価格の上昇を見込んで、安い時にインゴット(延べ棒)を購入して保有している人もいるでしょう。そのような人は、日次金価格推移を見守り、売却するタイミングを考えているかもしれません。
本日はお日次(おひがら)も良く…
「日次」を「ひがら」と読む場合は、「暦の上での、その日の吉凶」という意味で、「日柄」と表されることも多い言葉です。「本日はお日次も良く…」というのは、結婚披露宴の決まり文句になっています。
日次処理(にちじしょり)を確実に行う
ビジネスシーンでは「日次報告」や「日次処理」という言葉が使われます。先に触れた「月次決算」や「年次決算」と同じように、「日次処理」も経理業務でよく登場する言葉。経理業務の「日次処理」は、伝票処理や仕分処理、帳簿処理、請求書や納品書の管理などが代表的なものです。
類語や言い換え表現とは?
「日次」の類語にはどのようなものがあるでしょうか。
六曜
「六曜」は、昔の中国で吉凶占いとされていたものです。暦注のうちの、先勝(せんしょう・さきがち)、友引(ともびき)、先負(せんぶ・さきまけ)、仏滅(ぶつめつ)、大安(たいあん)、赤口(しゃっこう)のことを指し、「ひがら」、「ひなみ」と読む「日次」の類語といえます。
幸先
「幸先」は、「良いことが起こる前兆」のこと。その日の吉凶を意味する「ひがら」や「ひなみ」と読む「日次」の類語です。
「日次」の英語表現とは?
「日次」に英語表現はあるのでしょうか。例えば、結婚式の披露宴でよく使われる「本日はお日次(日柄)も良く」というフレーズ。この「日次」は、暦の上でのその日の吉凶のことで、六曜に関するものです。結婚式に良く選ばれるのが「大安」ですが、英語圏の文化には「大安」、「六曜」などの考え方はありません。
あえて英語にするなら、「The most auspicious day of the old 6-day Japanese calendar」となります。さらに、この「六曜」を英語で説明するなら、「Good & Bad Days in The Japanese Calendar」となるでしょう。
最後に
「日次」は「にちじ」と読んでいた人が多いと思いますが、「ひがら」や「ひなみ」と読めるということがわかりました。ですが、ビジネスシーンでは「日次処理」や「日次報告」など、「にちじ」と読むことが多いということも覚えておきましょう。
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