夜だけのスマホ断ち。眠れないときは再読本が役に立つ!
以前、鍼灸師の先生(女性)に取材したとき、スマホ画面のブルーライトにはエスプレッソ2杯分の覚醒作用があると教えてくれました。その先生は、寝る3時間前にはスマホやパソコンはもちろん、テレビも見ないのが習慣だとか(その効果なのかわからないけど、瞳と肌ツヤがとっても美しかった)。
3時間は無理としても、私が今やっているのは、「お風呂の後はスマホを見ない」というチャレンジ。もちろん、メールもLINEも気になります。でも、お風呂という精神のスイッチオフの儀式の後、そのまま眠りへ…、という流れができたときは、本当に朝の目覚めがいい♪
一方で、ある大学教授は「スマホのブルーライトは微量なので、それ自体が寝つきを悪くするわけではない。むしろ、ネットニュースやLINEの内容が睡眠の質を下げる」と話していました。
ニュースに「えー!」ってなったり、LINEやメールを「見なきゃよかった」と思ったり、「返事しなくちゃ」と気になったり。最悪なのはゲームでエキサイトしたり。リラックスとは相反する交感神経を優位にさせるきっかけが、スマホにはたくさんあるということなのです。
スマホをベッドから遠ざけたとして、でもすぐには寝付けない…。そんなときの対策のひとつとして、お風呂博士で知られるバスクリンの石川泰弘さんは、こう教えてくれました。
「一度読んだことのある本を読み返す」
新しいストーリーにワクワクして目がさえてしまうものより、話がわかっていて安心感のある本が、安眠につながるのだそうです。私のベッドサイドに今ある再読本は、『真夜中のパン屋さん』(大沼紀子)シリーズ。夜の都会の「孤独だけど幸せ」みたいな心地よさが、眠りを誘ってくれます。よかったら、みなさんもお試しを。
南 ゆかり
フリーエディター・ライター。Cancam、Oggiでもインタビュー、コラムなど連載中。眠れない夜は、アーモンドミルクにココアとはちみつを溶かして飲んでます。