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2022.10.04

「小学校受験」に向けて何をしたらいい? 準備やメリット、デメリットとは

 

「小学校受験」とは、私立小学校や国立小学校に受験すること。「小学校受験」の準備を始める時期や、メリット・デメリットを解説します。

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「小学校受験」とは?

近年、増加傾向にある「小学校受験」。子どもがいるご家庭で、通える範囲に国立・私立の小学校がある場合、「小学校受験」を考えたことがあるかもしれません。小学校受験は、いわゆる筆記試験以外にも絵画工作、生活巧緻性、行動視察や運動なども試験内容に含まれるため、すこし特殊な受験でもあります。まずは、小学校受験の特徴を見ていきましょう。

「小学校受験」の意味

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「小学校受験」とは、私立小学校や国立小学校を受験すること。公立小学校に行く場合は、試験は必要ありません。しかし、私立小学校や国立小学校へ通いたい場合は、受験し、合格して入学資格を得る必要があります。

近年では、公立小学校に通うのではなく、小学校受験をする家庭も増えているようです。その理由として、私立や国立小学校ならではの教育の多彩さや、独自のカリキュラムの魅力、系列の中・高・大学までエスカレーターで進学できることなどが挙げられます。

なお、小学校受験の試験内容は学校によって異なりますが、ペーパー試験、面接、行動視察、運動、工作、絵画など。また、保護者の面接などを通して、その家庭が学校の教育方針に合っているかどうかも判断されます。こうした点も、小学校受験の特徴といえるでしょう。

「国立小学校」と「私立小学校」はどう違う?

続いて、「国立小学校」と「私立小学校」の違いを紹介します。まず、「国立小学校」とは、国が運営する小学校のこと。ほとんどが国立大学の附属小学校で、小中一貫校です。公立小学校と同じように、学費は無料で、給食費や制服代などの費用はかかります。

国立小学校の特徴としては、大学の研究結果をベースとした教育の質。研究にもとづいた教育を行うため、ユニークな授業や最先端の授業を受けることができます。このように魅力的な国立小学校ですが、気をつけておきたいのは、試験に抽選がある点。タイミングは学校によって異なりますが、試験の前後で抽選を行ない、その抽選で当選しなければ合格することはできません。

一方「私立小学校」とは、私立学校の設置を目的とした学校法人が運営する小学校のこと。公立や国立と違って、独自の教育方針を持つ学校が多いのが特徴です。基本的に学校が自由にいろいろなことを決められるので、施設や設備が充実しているところも特徴。しかし、学費は有料で、国立や公立に比べて、かかる費用は高くなります。

「小学校受験」の時期とは?

小学校受験の時期は、たいてい年長の秋頃です。しかし学校によって異なり、9月頃から面接を開始する私立小学校もあれば、12月に試験を実施する国立小学校もあるので、志望校の受験時期はしっかりとチェックしておきましょう。

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小学校受験の時期は、年長の秋ということになるため、最低でもその1年前である年中の秋には準備を始める家庭が多いよう。大手の幼児教室では、11月を境にクラスが切り替わり、実際の学年よりもひとつ上の学年の名称である「新年長クラス」「新年中クラス」となるようです。なかには、3歳から幼児教室に通い始め、受験準備を始める家庭もあるようです。

なお、「小学校受験だから、そんなに早くから準備をする必要はない」と考える方もいるでしょう。しかし、小学校受験は、テストの点数だけではなく、家庭でのしつけなど日常生活の面も見られるため、生活習慣を身につけるという意味でも最低でも1年は準備期間をとっておきたいところです。

「小学校受験」のための準備とは何をしたらいい?

続いて、「小学校受験」のために準備しておくことをいくつか紹介します。

1:費用の準備

準備段階から受験時、さらには入学後の学費まで考えると、小学校受験には高額な費用がかかります。幼児教室や塾の費用、教材の費用など、事前準備だけでも100万円以上かかるよう。それに加え、複数校を併願受験した場合には、受験時に受験料として合計10万円前後の費用がかかるケースも。

さらに、もし私立小学校に進学することになった場合、年間の学費は100〜150万円ほどかかると言われています。どのような学校を受けるのか、いくつ受けるのかなどを想定し、あらかじめかかる費用を計算し、準備をしておくことは非常に大切です。

2:しつけ

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「小学校受験」では、家庭でどのようなしつけをしているのかを見られます。例えば、「おはようございます」「さようなら」などの挨拶がきちんとできているかは重視されるよう。また、何か指示を受けたときに、「はい」と元気よくハキハキと返事をすることも大切です。

こうした基本的な礼儀作法のほか、箸で豆をつかむ課題や、文房具を道具箱に片付ける課題、洋服を畳む課題など、学校によってさまざまな課題が出されます。これらはすべて、一朝一夕には身につかないため、日頃からお手伝いや整理整頓の習慣を身につけることが重要です。

3:絵画や制作

小学校受験では、手先や指先を上手に使えるかといった巧緻性もチェックされます。園でも絵を描いたり、制作をしたりしますが、器用さを鍛えるには十分ではないケースもあるため、家庭や幼児教室でも絵画や制作をしておくとベター。クレヨンを使って色を塗ったり、動物を描いたりして、描く練習をしておきましょう。また、ハサミやのりを使ったり、紙をちぎるのも手先の器用さを鍛えるのに有効です。

「小学校受験」のメリットとデメリット

私立小学校や国立小学校を受験する「小学校受験」。ここでは、メリットとデメリットをそれぞれ紹介します。

メリット

小学校受験のメリットとしては、多彩な教育を受けられること。英語やICT教育に力を入れている学校などもあり、専門的な教育を受けられます。また、設備や施設が充実している学校が多いのも特徴で、各教室にエアコンが設置されていたり、オンライン授業のために1人1台タブレットを支給している学校もあるようです。

また、小・中・高・大の一貫校は、入学後そのまま大学まで進学できるケースが多いのも大きなメリット。ゆえに中学受験や大学受験を気にすることなく、のびのびと勉学やスポーツ、芸術系のお稽古に励むことができます。

小学校受験 メリット デメリット 私立 国立 学費 準備 費用

デメリット

小学校受験のデメリットとしては、やはり費用がかかること。先述したように、準備段階で100万円以上はかかると言われています。また、学費も公立小学校に比べて高額に。国立小学校の場合は年間10〜25万円ほど、私立小学校の場合は年間100〜150万円ほどかかるようです。

また、まだまだ遊びたい盛りの幼児に、ペーパーやその他受験で求められる学習に日々向き合わせることは、親にも子にもなかなか大変なことです。親子で粘り強く取り組むために精神的にタフさを求められる、という声も多く聞かれます。

さらに私立小学校は、課外活動の費用も高くなる傾向に。独自の教育を受けられる点はメリットですが、学費の負担に耐えられるかはしっかりと考えておく必要があります。

最後に

小学校受験は、教育の選択肢が広がり、子どもの個性や得意分野を伸ばせる可能性があります。しかし、小学校受験は独特な試験も多いため、事前準備が大切です。最低でも1年前から準備を始めて、万全の態勢で志望校の試験に臨めるようにしましょう。

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