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2018.06.11

2人目が欲しい。でも正直、キャリアと子供を天秤にかけている【犬山紙子のワーキングマザー一年生】

コラムニスト犬山紙子さんが赤裸々に語るワーキングマザー生活。今回は「性別関係なく、みんなが自由に生きられる世の中」について。

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やたらとバッシングされるフェミニズム。男も女も自由にふるまえる世に

これを書いている今、国際女性デーで盛り上がっています。私もBuzzFeedさんに「それ女関係なくない?」「女を苦しめる呪いの言葉」「こんな処世術なくなったらいいな」を漫画にして寄稿しました。 国際女性デーと言えばフェミニズムとは切っても切り離せないものだと思いますが、フェミニズムって正直日本ではめちゃくちゃ悪いイメージを持たれているんですよね。というか、フェミニストへの偏見がすごい(昔のテレビの功罪めっちゃ大きいと思います、見せ方に悪意があった)。 「ずっと男に怒っている」「男より女に権利を求めている人」「女尊男卑」などなど。でも、全然違うんですね。もちろん、フェミニズムにもさまざまな意見や立場があり、ひと括りにできないものですが、私がいいなあと思うのは「男女平等」。性別で男も女も自由にふるまえないことがなくなると良いなあということです。

イラスト/犬山紙子

まだ社会は、性別が理由で人を苦しめるようになっている

かつては私も「現代の日本で女だからって損することそんなになくない? そんな女性の権利、権利って言わなくても。それより処世術身につけてうまいこと世の中渡って行ったほうが良いでしょー」と思っていたのですが、あまりにも視野が狭かった。 仕事を始め、いろんな立場の人の話を聞くようになって「あれ、まだ社会は性別が理由で人を苦しめるようになっているのか」と思い始めたんですね。「うちは貧乏だったから女の子は学歴はいらないと言われて大学は行かせてもらえなかった」「代理店で働いてるけど男は営業先でモラハラを受けて当たり前。無理やりありえない量のご飯食べさせられた」「管理職は男ばっかり」「家事が好きだから主夫になりたいけどヒモと思われる」「女の子は笑顔でねとか職場で言われる」…。

ワーママにももちろんこの問題は降りかかっていて「女だから子供を産んだ後重要な仕事を任されなくなった」だったり。保育園に入れなくて女性がしたい仕事を諦めなきゃいけないのも然り。そして、私も思考停止しているだけで性別が理由で窮屈な思いをたくさんしていました。 男性だって育児をしたくても育休が取りにくい、会社を休みにくいなど、まだまだ性別で不自由なことがいっぱいあるのです。こういうことに悩んでる人に向かって「そんな権利とか言ってないで。処世術、処世術」なんて口が裂けても言えません。どんな性の人にとっても寄り添うもの、それがフェミニズムだよね、と私は思うようになったのでした。

男女ともに育休を取る社会だったら、休むことが怖くなくなる

今、私はふたり目をどうするかとても悩んでいます。それはやはりキャリアと子供を天秤にかけているからです。子供はめちゃくちゃかわいいから正直もうひとり欲しい。でも、また席を空けるのが怖い。実際、ひとり目を産んだとき全く休まなかった紙媒体の仕事は減らずむしろ増えましたが、席を空けなきゃいけない仕事はかなりのリスクだなと実感しました(もちろん実力不足もあるのですが)。何度も休んで大切な仕事相手に迷惑をかけたくないとも思ってしまう。 でも、そもそもそんな思いを女性側ばかりが抱えること自体、変なんですよね。男女ともに育休を取る社会だったら休むことに対してこんなにも怖がらなくていいですから。 ちょっとでもフェミニズムのイメージが良くなって、性別関係なくみんなが自由に生きられるようになってほしいのでした。

私、子ども欲しいかもしれない。/¥1,300 平凡社「子供は欲しいけど、実際どうなの?」出産前の犬山さんが育児体験者の話を聞いて、〝どうしよう〟をとことん考えた「出産・育児」のリアル。母親の本音が炸裂です!

コラムニスト

犬山紙子

1981年生まれ。『負け美女』(マガジンハウス)でデビュー。人間観察の名手として注目を浴びる。ユーモアあふれる表現で女子の生態をつづった著書多数。2017年1月に出産、一児の母に。オフィシャルLINEブログやインスタグラム@inuyamakamikoでも日常を発信中。

Domani2018年5月号 新Domaniジャーナル「ピッカピカの! ワーキングマザー一年生」 より
本誌取材時スタッフ:構成/佐藤久美子


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