アインシュタインの舌出し写真の真相とは
「アインシュタイン」といえば、舌を出している写真が思い浮かぶことでしょう。この舌出し写真が撮影されたのは、1951年。アインシュタイン、72回目の誕生日でした。
近しい人と誕生日パーティーをした後、車に乗り込んだアインシュタインに、通信社のカメラマンが笑顔の写真を撮らせてほしいと声をかけました。アインシュタインは照れ隠しでとっさに舌を出したようですが、その瞬間をとらえたのがこの1枚です。
後日新聞に掲載されたこの写真をアインシュタインはたいそう気に入り、焼き増しを依頼したとか。とある賞のグランプリをとったほどのこの1枚は、アインシュタインのユニークな人柄をとてもよく表しているともいわれています。
アインシュタインの代表的な名言を3つ紹介
ここからは、アインシュタインが残した名言を紹介していきます。
その1「天才とは努力する凡才のことである」
偉大な功績を残したアインシュタインですが、生前は自分のことを凡才だと思っていたといわれています。凡才だと思っていたからこそ、アインシュタインは努力を惜しまなかったのかもしれません。
人間は、怠ける習性を持つ生き物であり、それゆえ努力の継続を非常に難しく苦しいものに感じてしまうとされています。成功者といわれる人達のエピソードを見ると、彼らが誰よりも努力し続けたことがわかります。
人間にとって難しく苦しいことをひたすらし続けることができれば、成功をつかめる。この名言を通してアインシュタインはそれを教えてくれているのかもしれません。
その2「挫折を経験したことがないものは、何も新しいことに挑戦したことがないということだ」
1905年にアインシュタインは「特殊相対性理論」に関連した論文を完成させ、大学に提出しました。しかし内容が高度すぎたためか、大学側が受領を拒否したといわれています。
当時、無名の特許局員であったアインシュタインの提唱する理論は、なかなか周囲に理解されなかったようです。それでもアインシュタインは挑戦し続けました。その後、徐々に周囲が理解し始め、大学教授への道が開けます。
挫折は苦しくつらい経験ですが、挫折からしか学べないことや気づけないことがたくさんあります。また、挫折はその人が挑戦していることの証でもあるといえるでしょう。
その3「常識とは十八歳までに身につけた偏見のコレクションである」
常識は、時代や環境によって異なり、絶対的なものではありません。常識だと思っていたことが覆ったという経験をした人もたくさんいるのではないでしょうか。
常識は「当たり前のこと」だとされていますから、人はそれについて考えずに済みます。だからこそ、常識を疑うのはとても難しく、すべての常識を疑っていたら日常生活は成り立ちません。しかし、アインシュタインは常識を疑い覆したからこそ、20世紀最大の科学者といわれるようになりました。アインシュタインはこの名言を通して、自分で考えることの重要性を説いているのかもしれません。
アインシュタインの人生の指針になる名言7選
アインシュタインの名言には、人生の指針となるものがたくさんあります。いくつか抜粋して紹介します。
【1】シンプルで控えめな生き方が、誰にとっても、体にも、心にも、最善であると信じています
【2】どうして自分を責めるんですか? 他人がちゃんと必要な時に責めてくれるんだからいいじゃないですか
【3】チャンスは、苦境の最中にある
【4】何かを学ぶのに、自分自身で経験する以上に良い方法はない
【5】人生を楽しむ秘訣は“普通”にこだわらないこと。 普通と言われる人生を送る人間なんて、一人としていやしない。 いたらお目にかかりたいものだ
【6】私は将来について悩まない。すぐにやって来るから
【7】昨日から学び、今日を生き、明日へ期待しよう
最後に
相対性理論で知られる偉大な物理学者アインシュタインは、挫折や失敗を多く経験しています。それでも挑戦を続けたからこそ、偉業を成し遂げることができたのでしょう。アインシュタインの名言には人生の指針となるものがたくさん。迷ったときや挫折したときはアインシュタインの名言を思い出してみてください。
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