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2022.12.17

怒りっぽい原因とは? 怒りっぽい人の特徴や性格の改善方法を解説【専門家監修】

怒りっぽい原因には、ストレスの自覚がない、自分なりのリフレッシュ法を持っていない、怒りの表現の方法を他に知らない、他者を尊重する気持ちが薄めである等があげられます。本記事では、アンガーマネジメントファシリテーター・米山万由美さんが解説します。

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怒ることは悪いこと?

〝怒る〟ことって悪いことでしょうか? 人前で怒るのはみっともない、恥ずかしい、大人気ないと思っている人も多いかもしれません。幼い頃にそう教えられてきた人も少なくないでしょう。

なんとかして怒らないようになりたい、怒りの気持ちを抑えたい、という声もたくさん聞きます。しかし、怒りの気持ちは自分の身を守るために備わっていて、自然と湧いてくるもの。怒りの感情を隠そうとしたり抑えこもうとするのは、とても不健康です。メンタルダウンしたり、どこかで爆発してしまう危険性もあります。

自然な感情なので、怒りを感じること自体は悪いことではありません。適切に怒りを伝えることも大切です。しかしずっとイライラしたり、すぐカッとなって後悔するようなことをしてしまうのは、減らしていきたいところ。

怒りの感情と上手く付き合うために、「怒りっぽくなってしまう原因」と対策について解説します。

怒りっぽい原因

【専門家が解説】怒りっぽい人の特徴とは?

怒りっぽくなっているとき、どんな状態になっているのでしょうか。

気分が沈んでいる人々のイラスト

1:身体的・精神的にストレスをためこんでいる

私たちは疲れている・眠たい・お腹がペコペコなど身体にストレスがかかっているときや、心に不安・焦り・孤独・辛さ・悲しみなどを抱えているとき、普段より怒りっぽくなります。同じ嫌なことが起きたとしても、感じ方はいつも同じではありません。

ある時は「うわあ、嫌だ。でも、まぁいいか」と感じ、別の時には「本当に、いい加減にしてよ!」と感じる、といった経験は誰にでもあると思います。

2:怒ればなんとかなると思っている

意識していなくても、自分の不機嫌や怒りを見せることによって、周りが自分の思い通りに動くことを期待してしまっているパターンです。アンガーマネジメントをお伝えしていると、怒りの適切な伝え方を学んだことがないために、「自分でも反省と後悔を繰り返しながらこの状態を繰り返してしまっている」、「抜け出したい」、というご相談はかなり多く受けます。

3:自分が正しいという気持ちが強い

自分は正しいと強く思っていると、自分の意に沿わないことは腹立たしいことばかりになってしまいます。「自分が正しいのだから、相手が反省したり行動を正してくれて当然だ」という気持ちも湧いてきます。

お互い譲らず言い争っている2人の話を聞いて、周りの人は「どっちもどっちでは」「どちらの言い分もそれなりに分かる」と思うことってありますよね。しかし当人たちは「自分こそ正しい。正義」などと思い込んでいたりします。

【専門家が解説】怒りっぽくなる原因とは?

次に、怒りっぽい状態になっている原因を一つずつ見ていきましょう。

パソコンを見て悩んだ様子の女性

1:ストレスを自覚していない、自分なりのリフレッシュ法を持っていない

自分の状態についてあまり自覚していない、意識していない、ということが原因です。また、自覚できても自分をメンテナンスすることがあまり得意ではないと、怒りっぽいままになってしまいます。

2:怒りの表現の方法を他に知らない

怒り方は、子どもの頃に周りの大人から学んで身につけていることもあります。怒り方に限らず、コミュニケーションの取り方や、感情の扱い方は、周りの大人の影響も大きいもの。また、自分が怒りをあらわにすると周りが機嫌をとってくれたり思い通りになった、という経験を繰り返し、怒りっぽさを身につけることもあります。

しかし実は、怒りの感情の取り扱い方を学びトレーニングすると、誰でも怒り方を変えられるんです。

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