3:注意事項
「注意事項」という表現もしばしば使われます。「事項」とは「ひとつひとつの事柄」という意味。「注意点」「諸注意」と同じような場面で使われる言葉です。
「留意点」や類語表現の使い方を例文で紹介
「留意点」や「注意点」、類語表現の意味を確認したところで、続いてはこれらの表現の使い方について例文を用いながら紹介します。
1:「本日配布したガイドブックに記載された留意点をしっかり確認してから、ハイキングを楽しみましょう」
この例文では、ハイキングを安全に楽しむために覚えておく点を「留意点」と表現しています。
2:「今日の式典の服装はドレスを着てもよいのか悩みどころだ。少なくともドレスコードには留意しよう」
服装を決める際の規則がドレスコードです。この例文では「ドレスコードには気をつけよう」というニュアンスで使われています。
3:「これらの注意点を守ることができなかった人には、相応のペナルティがあります」
「気をつけるべき点」「用心・警戒すべき点」を守ること、それらを守らなかった場合には罰則があることを伝えている文です。
4:「注意事項をページの最初に記載しましたのでご確認ください」
ニュアンスとしては「注意点」と言い換えてもほとんど同じです。しかし「事項」なので、複数の守るべきポイントがあるときに使うのがよりふさわしいでしょう。
5:「『本試験における諸注意』を読んで明日に備えよう」
「諸注意」は例文のように、冊子の表題として使われることもあります。その場合は「〇〇における諸注意」「〇〇の諸注意」などと使われる場合も多いです。
ビジネスシーンでも使える表現を紹介
「留意点」に関する表現をほかにも紹介します。「留意」だけでもビジネスシーンで応用することができるのです。
たとえば、上司などの目上の人に心に留めておいてほしいことがある場合は、「ご留意くださいますようお願い申し上げます」などの表現で伝えることができます。「ご留意いただけますと幸いです」という言い方も。
反対に、自分が目上の人に言われた場合は「留意します」や「留意いたします」などと返事できます。「覚えておきます」や「気をつけます」よりも少しかしこまった印象になるのではないでしょうか。
最後に
本記事では「留意点」に関する類語表現やその使い方、例文などを紹介しました。また、ビジネスシーンで使える表現も挙げているので、ぜひ参考にしてみてください。
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