「癖が強い」の意味や言い換え
「癖が強い」と聞いて、どのような人やものをイメージしますか。日常生活の中で独特なセンスや強烈な個性を発揮する人やものに出会ったときに、何となく使っているという人も多いかもしれません。「癖が強い」の正しい意味や、似た意味を持つ言葉を紹介します。
「独特」なことを指す
「癖が強い」とは、主に「独特」「変わっている」という意味合いで使われる言葉です。そもそも「癖」とは、無意識のうちに行う習慣的な行動や、偏った好み・傾向のことを指しています。
このような、独自の「癖」が強く出ている人やものに対して、その独特さを表すときに「癖が強い」という表現を用います。基本的には、性格・ファッションセンス・食材・味付けといったものに対して使われることが多いですが、文章や作品などあらゆる物事に対して使える言葉です。
例えば、人に対しては「○○さんは癖の強いキャラクターだよね」と、食べ物に対しては「癖が強い食材なので好き嫌いが分かれる」といった使い方をします。
「癖が強い」の言い換え
「癖が強い」を言い換える表現として「灰汁(あく)が強い」「ユニーク」などが挙げられます。「灰汁が強い」も「癖が強い」と同様に、人やものに対しても使えます。
「灰汁」とはもともと、食べ物の中に含まれる苦み・えぐみなどの総称です。食べ物が持つ癖の強い成分として扱われる「灰汁」を、人やものに対して、独特であることを表すときにも使うようになりました。
そのため「灰汁が強い」とは「強い個性があること」「一般的ではない独特な性質があること」を意味します。意味や使い方も「癖が強い」とよく似ているため、言い換えの表現として使えます。
「ユニーク」は、日本語に訳すと「独特」「他に類を見ない」という意味です。他とは一風変わっている独特な様子のことを表す表現であり「癖が強い」のように用いても違和感がないでしょう。他にも「癖がある」という言い回しでも、同様に独特な様子を表現できます。
「癖が強い」は褒め言葉になる?
独特な様子や個性的なことを表す言葉である「癖が強い」ですが、褒め言葉としても使えるのでしょうか。褒め言葉として使うときの注意点とあわせて解説します。