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2022.02.18

「敬遠」の意味とは? 使い方や類語、野球の申告敬遠の意味をまとめて解説

「敬遠」は、野球における意味と、一般的な意味がある言葉です。それぞれの使い方を例文を用いて解説、類語や英語表現も紹介します。

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「敬遠」の意味とは?

普段からよく野球の観戦をする人は、「敬遠」の意味についてよく理解しているかもしれません。野球における「敬遠」をはじめ、一般的な意味も一つひとつ紹介します。まずは、「敬遠」という言葉について辞書を見てみましょう。

1:表面では敬う態度で、実際にはかかわりを持たないようにすること。
2:かかわりを持つことを嫌ってその物事を避けること。
3:野球で、投手が打者との勝負を避け、故意に四球を与えること。(<小学館 デジタル大辞泉>より)

「敬遠」は、普段の生活で使う意味(1つ目と2つ目の意味)と、野球用語(3つ目の意味)の2つに分けられます。まず、普段の生活で使う意味について見ていきましょう。一般的に「敬遠」は、「表面では相手を敬うふりをしつつも、距離を置くこと」を意味します。しかし現在では、「敬う」という部分を抜いて、「嫌いなために、あるものごとを避ける」という意味でも使われるようになりました。

敬遠

野球用語における「敬遠」は、「故意的にフォアボール(四球)を与えること」です。ストライクではないボールが4回あると、打者が一塁に行くことができ、これをフォアボールといいます。一見不利に思えるフォアボールをなぜ故意的に行うのかというと、主には強打者との戦いを避けるため。万一ホームランを打たれるよりは、一塁に行かせておくほうがいいという場合に「敬遠」をすることが多いようです。

「敬遠」の語源は定かではありませんが、有力なものは、中国の「論語」と「礼記(らいき)」を由来とする説。「神を敬い、遠ざかる」といった意味の文が書かれています。敬う対象だからこそ距離を置くという意味だったのが、現在では、「敬うふりをして遠ざかる」といったネガティブな意味合いで使われるようになりました。

野球の「申告敬遠」とは?

「申告敬遠」とは、「敬遠」を事前に申告することで、投手がボールを投げることなく打者を一塁に行かせることができるもの。いつから導入されたのかというと、アメリカのメジャーリーグで導入した2017年の翌年、2018年に、日本のプロ野球でも取り入れられました。「申告敬遠」が導入された背景としては、試合時間の短縮や、投手の体力温存などがあります。

敬遠

ちなみに、「申告敬遠」はスコアに書く際には、「DIB」と表記します。これは、「declared intentional base on balls」という英語の略で、「declared」が宣言、「intentional base on balls」が故意四球という意味です。

使い方を例文でチェック!

前述したように、「敬遠」は「敬った態度を持ちつつも避ける」「嫌って避ける」「故意的にフォアボールを投げる」の3つの意味がある言葉です。ここでは、それぞれの使い方を例文で紹介していきます。

1:「口うるさい課長は、部下から敬遠されている」

部下の仕事に細かく口出ししてきたり、文句を言ってきたりする上司もいることでしょう。そんな上司に対し、部下は「触らぬ神に祟りなし」と思って、かかわりを必要最低限にしている場合も。「敬遠」はもともと、「敬う態度をとりつつも、距離を置く」という意味なので、この例文のように、自分より目上の人に対して使うと自然といえます。

2:「細かな計算が必要な事務作業は面倒なので、敬遠しがちだ」

こちらは、「嫌だと思うことを避ける」という意味で「敬遠」を用いた例文です。この場合は、対象は人ではなく、あらゆるものごとに対して使えます。

3:「スポーツマンシップに反すると言う人もいるが、敬遠することは勝利のための戦略ともいえる」

野球用語である「敬遠」を使った文です。「敬遠」は、強打者との戦いを避ける=逃げることだという考えから、「スポーツマンとしてどうなのか?」と捉える人もいるようです。一方、「そもそも試合なんだから勝利することが一番だ!」という人も。

「敬遠」の言葉の意味をしっかり理解している人からは、「『敬遠』はもともと『敬う』と言う意味も込められているから、スポーツマンシップに則っている」という意見も出るようですね。

類語や言い換え表現とは?

「敬遠」の類語には、「忌避」「逃避」「回避」などがあります。すべてに「避(ける)」という漢字が含まれていますが、それぞれ意味が若干異なりますので、一つひとつチェックしていきましょう。

1:忌避

「忌避」の読み方は「きひ」、意味は「そのものごとを嫌って、避けること」です。日常会話ではあまり使われず、ビジネス文書などで使われることが多い言葉です。法律用語として「忌避」が用いられることもあり、その場合は、公平な判決をおびやかす恐れのある人(裁判官や鑑定人など)を除外できる行為のことを指します。

2:逃避

日常的によく使われる「逃避」。意味は、「嫌なことから逃げること」です。「敬遠」には、かかわりを持つことを嫌ってその物事を避けることという意味があるため、似たような言葉といえます。困難なことに直面した時に使われることが多く、「現実から逃避する」などと使われます。

敬遠

3:回避

「回避」は、「好ましくない物事を避けること」という意味。「責任を回避する」や「障害物を回避する」といった表現で使いましょう。ちなみに、「回避」も法律用語としても使われ、裁判官が自身に忌避の原因があると気づいた場合に、自分から担当を外れることを意味します。

英語表現とは?

「敬遠」の英語表現には何があるのか見ていきましょう。まず「距離を置く」という意味で使えるのは、「give a wide berth to」です。「berth」とは、もとは船と船の間の距離のことなどを表し、この定型表現では、「十分な距離」という意味になります。「They seem to be giving me a wide berth.(彼らから避けられているようだ)」が文章例です。

そのほか、野球用語の「敬遠」は、「an intentional walk」です。文章では、「That pitcher will give the next batter an intentional walk.(あのピッチャーは次のバッターを敬遠するだろう)」などとあらわせます。

最後に

「敬遠」は、大まかにいうと「避ける」という意味ですが、「敬うふりして避ける」「嫌って避ける」「打者との勝負を避ける」と、それぞれにニュアンスの違いがあります。「敬遠」の意味をしっかり理解して、日常生活で正しく使えるようになりましょう。

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