こんにちは、editor_kaoです。
昭和的な表現ですが、秋の行楽シーズン!ドライブや温泉、紅葉狩りと、お出かけ気分が盛り上がる時期ですが、みなさんは、どういったアクセサリーをして行くでしょうか?
ハプニングが起こりやすいシーンでジュエリーは避けたい
これって青山や銀座でお買いものをしたり、いいレストランでディナーをするのとは、訳が違う。ちょっとアウトドア感があったり、遠方への旅ともなると、何が起きるかわかりません。正直、高価なジュエリーや時計を身につけていくのは躊躇しますよね……。もちろん私も!プライベートな旅だけでなく、出張や、あと個人的には、どんなハプニングが起こるかわからない撮影日は、なるべくブランドの時計やジュエリーは避けるようにしています(余談ですが、クライアントさんが立ち会う場合の撮影では、逆に身につけるようにしています。見栄っぱり)。あとそれほど高価ではなくても、めちゃめちゃ気に入っているものは、身につけないかも。
なぜなら、何かの拍子に落としたり、壊したりしても、対処できなさそうだから!みんながワイワイ楽しくしているのに、落としたジュエリーをひとり探し続けるのも気が引けますし、なんなら落としたことすら、言い出せないかもしれません。特に仕事中ならなおのこと、自分都合で進行をストップさせるわけにはいかないのです。顔は笑っているけど、心では泣いて……みたいなことになるのは、やっぱり辛いですよね。
たとえなくしても、号泣しないですむアクセサリー選び
しかしながら、極端に「ノーアクセサリー」という選択も、さびしすぎます。仕事ならきちんとした印象でいたいですし、旅先でも洋服に制限があるだけに、アクセサリーで盛り上げたいところ。
はい、前置きが長くなりましたが、ではそういったシーンではどうしたらよいのか。私は「もしなくしたとしても、号泣しないですむアクセサリー」というものを、常備しています。たとえば、ファストファッションブランドで販売しているアクセサリー。スチール素材にゴールドやシルバーのカラーをコーティングしたようなピアスやリングは、シンプルなデザインを選べば、パッと見た感じ、質感はわかりません(あくまでもパッと見限定です)。ほかにもウッドやレザーといった、変化球の素材選びも、価値があいまいでおすすめ。夏ならクリア素材も「あえて選んでるのかな~」という感じになります。
あと「こういうときこそ淡水パールのネックレスなのか?」と、最近思うようになりました。淡水パールのネックレスって、価格のバリエーションがかなりあるのですが、いざというとき用と割り切って、お手ごろなものを用意してもいいかもしれません。ネットで少し探してみたら、信じられない価格のものもある……。フェイクパールでもいいのですが、この場合は質がバレやすいので要注意です。
でも本当は、どんなシーンであっても、いつものジュエリーや時計を気兼ねなく身につけられる、成熟した女性でいられたら素敵なのですが。この考え方って「その人がお金持ちかどうか」ではなく、どちらかというと「ものが失われるのは自然なこと」と、達観できるかどうかが決め手。かっこよー!私も、いつかはそんなふうに素敵な女性になれるかな……。と、旅先の青森のホテルで、テーブルのプチプラアクセサリーを眺めながら、このコラムを書いたのでした。ちゃんちゃん。
【今日のひと手間】
ちなみに旅に持っていく時計はこれ!「スウォッチ」のクロノグラフです。服がシンプルでも、コーディネートが引き締まりますし、電池で動くので、わざわざ時間を合わせる必要もないですし。ところで先日、久しぶりに電池交換をしようと思ったら、いわゆる「街の時計屋さん」って、最近は見かけないものですね……。どうしようと困っていたのですが、百貨店の時計売り場で対応してくれることが判明しました。ほんと、いざというときの百貨店です!
エディター
editor_kao
大人の実用ファッションを中心に、人物インタビューや日本の伝統文化など、ジャンルレスで雑誌やブランドサイト、ウエブマガジンで活動中。また、インスタグラム@editor_kaoでは、私服コーディネートを紹介するかたわら、さまざまなブランドや百貨店とのコラボレーションも手がけている。ライフスタイルWEBメディアkufura(クフラ)でも「4ケタアイテムで叶えるオシャレ」を連載中。
イラスト/柿崎こうこ
おしゃれプロ