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LIFESTYLE 雑学

2024.04.26

デジャブの意味や仕組みとは? 現象が起こりやすい人と考えられる特徴も紹介

 

ある場所に訪れた際に「前にも来たことがある気がする」と感じたことはないでしょうか?この「デジャブ」という現象の定義や身近な例、起こる原因・仕組みを紹介します。デジャブを起こしやすい人の特徴も、併せてチェックしましょう。

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そもそもデジャブとは

デジャブという言葉を耳にしたことがあるでしょう。実際に経験したことがある人もいれば、今まで起こったことがなくイメージがつかない人もいるかもしれません。

まずは、デジャブという現象の定義を身近な例を挙げて紹介します。併せてデジャブの対義語も確認していきましょう。

夕焼けと女性のシルエット

(C)Adobe Stock

未経験・未体験の出来事に対する既視感

デジャブは実体験ではないことや、見たことがないはずのものを「過去に経験したことがある」「以前見たことがある」と感じる感覚を指す言葉で、フランス語を由来としています。

たとえば、初めて行った場所なのに、なぜか前にも来たことがあると感じることがあります。実体験を思い出しているのではなく、同じ経験をしたことは一度もないのに「初めてではない」と感じられるのが特徴です。

これはフランスの心理学者、エミール・ブワラック氏によって提唱された概念で、日本語では「既視感」とも表現されます。

デジャ‐ビュ(〈フランス〉déjà-vu)
《「デジャブー」とも》
1 一度も経験したことがないのに、すでにどこかで経験したことがあるように感じること。既視感。
2 (1の誤用から)過去にどこかで経験したことがあるという実感。
『デジタル大辞泉』(小学館)より引用

デジャブの具体的な例

デジャブは特殊な状況で起こるというよりも、日常の中で不意に起こることが特徴といえます。以下の例を見てみましょう。

【例】
・スーパーで買い物をしていたら、ケースからりんごが落ちそうになり、慌てて受け止めた。その瞬間、前にも全く同じ体験をしたと感じた。
・道で人とすれ違った。特徴的なコートを着ていると思って二度見した瞬間に、以前にも同じことがあったと感じた。
・初めて訪れたカフェなのに、非常に懐かしい感じがする。気さくな店員と話したとき、前にもこの人と同じように会話したことがある気がした。

このように、よくあるシーンでデジャブを感じることは少なくありません。ただし人によって、どのような経験をしているかは異なるので、必ずしも上記の例に当てはまらない場合もあります。

特殊な経験をしたときではなく、よくある風景や現象などが組み合わさった状況で、デジャブだと感じやすい傾向にあるようです。

デジャブの対義語「ジャメブ」

デジャブの対義語は「ジャメブ」といいます。デジャブとは反対に、すでに体験したことをあたかも初めて体験したように感じる現象です。日本語では「未視感」とも呼ばれています。

ジャメ‐ビュ(〈フランス〉jamais vu)
日常見なれたものを初めて見たと感じる体験。統合失調症や癲癇でみられる。未視感。
『デジタル大辞泉』(小学館)より引用

デジャブが起こる原因・仕組み

考える、悩む男女のイラスト

(C)Adobe Stock

デジャブの原因や仕組みはまだ完全には解明されておらず、研究途中です。現在は、人が持つ記憶を処理する能力が、デジャブと深いかかわりがある説が有力だとされています。たとえば、におい・天候・気分・雰囲気など、複数の要素が合致しているときにデジャブを覚えると考えられます。

メイン・アイキャッチ画像:(C)Adobe Stock

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