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「スルースキル」ってどんな意味?
まずは、「スルースキル」の言葉の意味についてチェックしましょう。
スルー【through】
・複合語の形で用い、通り抜けの、素通しの、の意を表す。 ・そのまま通過すること。「その信号はスルーして次の交差点を右折してください」 ・俗に、受け流すこと。何もしないで待っていること。
スキル【skill】
・手腕。技量。また、訓練によって得られる、特殊な技能や技術。
「スルー」と「スキル」のふたつの単語を合わせた和製英語の「スルースキル」は、主にコミュニケーションから発生したことに対してすべてきちんと返すのではなく、受け流す力の意味を指します。
日常生活の中で対応に困る人に出会ったり、インターネット上やSNSでも迷惑を受けてしまうことってありますよね。内心イラっとしても、スルーすることでストレスがかかりすぎることを回避できるかもしれません。
そこで本記事では「スルースキル」に関して、全国のワーママ100名にアンケートを実施しました。
あなたは「スルースキル」を持っていると思いますか?
※アンケートは30~45歳の日本全国の有職既婚女性を対象にDomani編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数110名(未回答含む)。
「あなたは「スルースキル」を持っていると思いますか?」の設問では、「よく当てはまる」「当てはまる」と回答した方が20.8%、「あまり当てはまらない」「当てはまらない」と回答した方が79.2%と、8割近くの方が「スルースキルを持っていない」と感じている結果となりました。
スルースキルがある人の5つの特徴
続いて、「スルースキルがある」と回答した方に伺った、考え方や振る舞いについて紹介します。
聞いているふりをする
「ネガティブなことを言われても聞いているふりをするのが得意」(40代・北海道・子ども1人)
「興味の無いことは聞き流せる」(30代・千葉県・子ども1人)
「自分に有益でないことはあまりまともに聞いていない」(30代・神奈川県・子ども1人)
「聞こえないふりが上手」(40代・高知県・子ども2人)
「猫かぶりが出来る事。嫌な事や厳しい事を言われても嫌な顔せず、真摯に受け止めているフリをする」(40代・千葉県・子ども1人)
受け流せる
「完璧な人などいないということをまず理解する。自然と受け流すことができるようになる」(40代・東京都・子ども2人)
「気が合わないと思った人にはテキトーに返事する」(30代・神奈川県・子ども1人)
「人の話を話半分に聞く」(30代・新潟県・子ども1人)
「面倒なことや嫌なことは適当に受け流している」(30代・東京都・子ども1人)
重要な話か取捨選択できる
「情報の取捨選択ができる」(30代・埼玉県・子ども2人)
「人の話を聞いても、自分に不利益になるようなことはあまり深く考えないこと」(30代・神奈川県・子ども2人)
「自分の中の優先度を決めておくこと」(30代・神奈川県・子ども2人)
気にしない
「気にしない」(30代・埼玉県・子ども1人)
「あまり深入りしない」(30代・東京都・子ども2人)
自分の軸がある
「人の意見に流されない」(40代・新潟県・子ども2人)
「人の言葉に振り回されず、自分の考えて行動できる」(30代・神奈川県・子ども2人)
スルースキルがある方は、「聞いているふりをする」と回答する方が多くいました。また、「重要な話か取捨選択をする」という回答もあるように、どのような内容に対しても真面目に傾聴するのではなく、エネルギーを使いすぎないように冷静に対応される方もいるようです。
どんな内容でも聞いているふりをしてしまうと相手に不快感を与えてしまうので、きちんと話を聞く内容かどうかを選んでスルースキルを使いましょう。
他には、「自分の軸がある」「変なプライドがない」「人は人と思える人」の回答から、自分らしさは持っていても、あえて強く意見を表現しすぎないことでスルーできる面があるようです。
【体験談】スルースキルを身につけるための習慣や行動とは
次に、スルースキルを身に着けるためにできる習慣について集まったアンケートの回答を紹介します。