【例文】
・お客さまにご注文いただいた弊社の新商品は、近日中に発送いたします。
・プロジェクト会議の日程については、近日中にメールでお知らせする予定です。
・先日郵送していただいたスマートフォンは、修理が完了次第、近日中に発送いたします。
・新しい社名に関する詳細は、近日中にウェブサイトで公開される予定です。
近日中の言い換え表現3つ
近日中には、いくつかの似た語句があるため、状況に応じて、使い分けることをおすすめします。おもな言い換え表現は以下の3つです。それぞれの言葉の意味と読み方を解説し、例文をご紹介します。
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近々
近々とは、「近いうちに」という意味の語句です。近日中と同じように曖昧なところのある言葉ですが、よりもやや広い範囲を表しています。「近々、ご挨拶に伺います」といった場合には、1か月以内くらいと考えるといいでしょう。読み方は「きんきん」です。
【例文】
・中学時代の友人と、「近々、再会しよう」と約束したので、楽しみにしています。
・私の部署の課題については、近々メンバー全員で解決策を見つける予定です。
・彼女は近々、アメリカに留学する計画を立てています。
早急
早急とは非常に急ぐという意味です。近日中という語句との違いは、急ぐ姿勢を示す意味合いのあることでしょう。読み方は「さっきゅう」です。「そうきゅう」という読み方をされることもありますが、正しくは「さっきゅう」であると覚えておいてください。
【例文】
・お客さまから問い合わせがあった件について、早急な対応をお願いします。
・契約状況の確認が必要ですので、早急に銀行にお越しください。
・取引先との信頼関係を築くためには、早急な問題解決が求められます。
可及的速やかに
可及的速やかにとは、「なるべく早く」という意味の語句です。「可及的」は「なるべく」という意味があり、「速やかに」は、「間を置かずに」「すぐに」などの意味があります。読み方は「かきゅうてきすみやかに」です。
ビジネスなどで、可能な限り優先して対応する姿勢を伝える場合などに使います。
【例文】
・金融庁から新しいガイドラインが発表されたため、可及的速やかにそれに対応する準備を進めてください。
・あなたの提出したレポートにコメントを付けていますので、可及的速やかに修正をお願いします。
近日中の意味を知って正しい使い方をしよう
近日中は、数日以内という意味の言葉です。日常会話でもビジネスでもよく使われています。しかし、人によって、近日中の範囲について、受け取り方の異なる場合があるため、使う場合には注意が必要です。
長期になる可能性のある場合、顧客や取引先に対する場合などは使わないことをおすすめします。近日中の意味を知り、適切な場面で使ってください。
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