非凡(ひぼん)
「非凡」には、平凡でなく、普通より優れていることを表す言葉です。「非凡な才能」「非凡な美しさ」など他者よりすば抜けた能力や才能がある場合に使われます。
【非凡】ひぼん
平凡でないこと。普通より特にすぐれていること。また、そのさま。
(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉より)
「非凡」の例文は、以下のとおりです。
・非凡な才能の持ち主である。
・彼は非凡な数学的才能に恵まれている。
・彼女の非凡な才能が経験不足を補う。
偉大(いだい)
「偉大」は、人柄が立派で優れていることを表す言葉です。特別な能力や才能がある場合に、「偉大な音楽家」「偉大な人物」などのように使います。
【非凡】いだい
すぐれて大きいさま。りっぱであるさま。
(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉より)
「非凡」の例文は、以下のとおりです。
・私は偉大な作家になりたい。
・彼は偉大な詩人として後世に名を残した。
・会社は彼女の偉大な能力を高く評価している。
稀有(けう)
「稀有」には、滅多に生じない珍しいことを表す際に用いられる言葉です。「稀有な事例」「稀有な出来事」などのように使います。
【稀有】けう
たいへん珍しいこと、めったにない・めったに生じないことという意味で用いられる語。
(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉より)
「稀有」の例文は、以下のとおりです。
・稀有な出来事だ。
・稀有の大火であった。
・近時出版界稀有の名著である。
「凡庸」の英語表現
「凡庸」は、以下の英単語で表現できます。
・average
・mediocre
それぞれの例文を確認していきましょう。
・It’s a novel of average merit(人並みに優れた小説だ。)
・He is a man of average ability.(彼の技量は十人並みだ。)
・Her school work is average.(彼女の学業成績は凡庸だ。)
・It was a mediocre performance.(凡庸なパフォーマンスだ。)
・The film’s plot is predictable and the acting is mediocre.(映画のプロットは予測可能だが、演技は凡庸だ。)
「凡庸」の正しい使い方を覚えよう!
「凡庸」は、際立った特徴がなく、平凡でとりえのないことを表す言葉です。「凡庸な才能」「凡庸な思考」などのように使われます。
ただし、「凡庸」には、ネガティブなニュアンスが含まれるため、使用する際は注意が必要です。また、「凡庸」の類語や対義語も紹介しているため、正しい意味や使い方を理解して状況に応じて使いましょう。
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