Q:夕方になるとひどい足のむくみ。何がいけない?
答える人/樫出恒代さん(漢方ライフクリエーター)
A:水分のとりすぎをチェックして!
これは漢方でいうところの「水毒」です。オフィスで座っている時間が長いこと、そして水分を取り過ぎていることが原因で、不要な水分が体内に滞っている状態です。
水分の取り過ぎは、おしっこの回数でチェックできます。秋冬なら1日にトイレ6~7回、夏なら5〜6回が、ちょうどいい水分量で、それ以上なら水分の取り過ぎを疑いましょう。
水をたくさん飲むことが、すなわちダイエットや健康にいい、と盲信している人も多く、女性の中にはそれによってからだを冷やしているケースも多いのが実情です。当然ですが、飲むときは冷たいものは避け、適度に体を動かすことが大事。デスクの下でふくらはぎを動かしたり、かかとを上げ下げして、水を飲んだ分を流すことを心がけましょう。このようなむくみに効果的なツボが「承山(しょうざん)」。反対側の膝頭を承山のツボに当てて押すと、簡単に刺激することができて、スッキリしますよ。
薬剤師・漢方ライフクリエーター
樫出恒代(かしで ひさよ)
1人ひとりのこころとからだにていねいに向き合うことをモットーに、漢方カウンセリングと、アロマテラピーを用いたオリジナルのバイタルフットヒーリングによるケアをおこなっている。また、よりたくさんの方に漢方の良さを知ってもらうための活動として、Kaon漢方アカデミーを主催。東京・新潟などでセミナーも行なっている。共著に「内側からキレイを引き出す 美肌漢方塾」(小学館) ●漢方カウンセリングルームKaon
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