【目次】
手帳のレイアウトを知って、さらに自分に最適な一冊を見つけよう!
前回、手帳ソムリエことJMAM(日本能率協会マネジメントセンター)広報の矢野さんに、数千種類ある手帳の中から、本当に自分にぴったりな手帳を選ぶ方法についてお伺いしましたが、今回はその後編。
>前回の記事はこちら
矢野さんから教えていただいた、「手帳振り返り診断」で自分にとって必要な条件を洗い出すところまではできましたが、他に選ぶうえで大切なことはありますか?
矢野さん「手帳のレイアウトもいくつか種類がありますが、それぞれの役割をご存知でしょうか? 」
どんなレイアウトがあるの?
矢野さん「手帳のレイアウトは大きく分けて、4つに分類されます」
・イヤリー(年間)
・マンスリー(月間)
・ウィークリー(週間)
・デイリー(1日)
矢野さん「そしてマンスリーには「月間カレンダータイプ」「月間横罫タイプ」「月間ガントチャートタイプ」、ウィークリーには「レフトタイプ」「メモタイプ(セパレートタイプ)」「バーチカルタイプ」…など、さらに様々なレイアウトタイプが存在します」
レイアウトを選ぶ前に「用途の整理」をしよう!
レイアウトを選ぶ際、まずはじめたいのが用途の整理から。例えば、『一冊の手帳に仕事とプライベート、両方の予定を書くのか? 』『もし両方のスケジュールを書く場合、仕事とプライベート、どちらをメインに書いていくのか? 』を考えてみてください。スケジュールのメインが「仕事」になる場合は、次に自分の職種や仕事内容について振り返ります。それによって相性の良いレイアウトは変わってきますので、自分にぴったりなものを選んでみましょう。働く女性におすすめのウィークリーレイアウトは下の3つです」
◆ バーチカルタイプ
▲縦に時間軸が入っているのがバーチカルタイプ。空き時間もパッと見て把握できます! (商品名/NOLTY キャレルB6バーチカル 2019年版はこちら)
【こんな人におすすめ】
・時間管理をメインにしたい人。
・1日にアポイントメントを複数入れたり、細かい時間管理が必要な営業系の人など。
◆ メモタイプ(セパレートタイプ)
▲一週間の予定が見開きになっていて、メモスペースが1日ずつたっぷりある仕様。(商品名/NOLTY エクリB6-2 2019年版はこちら)
【こんな人におすすめ】
・予定と一緒に、業務日誌や打ち合わせの記録などもつけたい人。
・仕事以外にもライフログや子供の成長日記、趣味の記録などもつけたい人。
◆ レフトタイプ
▲左ページがウィークリー、右ページがメモ欄になった、予定とメモページのバランスの良さが魅力。フリースペースにはToDoリストや日記を書き込んだりと自由度が高い仕様。ウィークリーで圧倒的に人気の高いレイアウトで、矢野さんもこちらを活用!(商品名/ペイジェム ウィークリーコンパクトレフト 2019年版はこちら)
【こんな人におすすめ】
・時間管理をメインとせず、自由に予定を書き込みたい人。
・予定と一緒にメモも残しておきたい人。
・手帳初心者。
今までなんとなくで選んでいましたが、手帳の特徴を知ることで、より自分に合うものを探しやすくなりました!
手帳のスタート月は、「1月始まり」「4月始まり」どっちがおすすめ?
「新年から、新しい気持ちで手帳を書きたい! 」そういう気持ちで「1月始まり」の手帳を選んでいる人も少なくないと思いますが、結局のところ、「1月始まり」と「4月始まり」、どちらがおすすめですか?
矢野さん「新年(1月)から手帳をスタートすると気持ちの切り替えができるのでとてもおすすめです! またJMAMの手帳は75%が『1月始まり』。バリエーションが豊富なので、お気に入りのデザインもたくさん見つかると思います。
また『4月始まり』については、小学生以上のお子さんがいるママにおすすめ。子供の進級・進学に合わせて予定を管理できるという点で、手帳も使いやすいかと思います。ちなみに私は現在、子供がまだ小さく進級・進学は関係ないため『1月始まり』を使用しています。ご自身のライフスタイル・ワークスタイルのサイクルに合わせて『1月始まり』『4月始まり』どちらが良いか選んでみてはいかがでしょうか」
なるほど! いつ始まりにすべきかは生活のサイクルに合わせて選ぶのが良いんですね。2019年は自分に合った手帳をきちんと選んで、仕事やプライベートに役立てたいと思います!
これまで前編・後編と、手帳の選び方について矢野さんにお話を伺いましたが、次回は手帳の効果的な使い方や書き方について教えてもらいます! 近頃、スマホでスケジュール管理をする人が増えていますが、手書きだからできる、予定管理だけに止どまらない手帳の使い方なども聞いちゃいます♡
取材/エディターM 取材撮影/黒石あみ