Q:働き方改革に関心のない旧タイプの上司。どうつきあったらいい?
答える人/池原真佐子さん(育キャリカレッジ代表)
A:変わるきっかけを提供してみてから判断を
その上司を、何か外部の面白そうな働き方改革のセミナーなどにさりげなく誘ってみては、どうでしょうか。それでも変わらなければ、そして、その上司によって自分の健康や人生が脅かされるようであれば、違う上司の元へ行くような行動を起こします。異動や、あるいは転職など。
でも単なる「価値観が合わないだけ」であれば、その「コントロール欲」は自分のためにもならないと思っています。基本的に「人の価値観を変える」というのは本当に難しい。だからこそ、変わるきっかけを提供する、一緒に共有するというのは、唯一できることかもしれません。
私も昔の職場で同じような経験をしました。面白そうなセミナーの案内や記事をシェアしたりすることで、一気に変わった上司もいれば、全く変わらなかった上司もいます。でも、このときに、何か行動を起こしたという経験は、自分にプラスになったと思っています。
育キャリカレッジ代表
池原真佐子(いけはら まさこ)
(株)MANABICIA/育キャリカレッジ代表。働く女性にメンターをマッチングするビジネスを行う。臨月からのワンオペ育児と会社経営の両立を経て、現在は日本とドイツとの二拠点生活をスタート。2歳男子の母。ワーママオブザイヤー2018受賞。INSEAD(EMCCC)、早稲田大学、早稲田大学院(教育学)卒。
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