白髪染めはセルフカラーでもいい?
強い薬剤を使用しているため、髪へのダメージは大!
白髪染めはアルカリの力で髪を膨張させ、髪のキューティクルを開いて色素を内部に浸透させます。髪を膨張させる薬剤も色素成分も化学物質なので、当然髪にダメージを与えてしまいます。キューティクルが開くと、髪内部の水分や栄養分が流れでてしまうため、枝毛や切れ毛の原因にも…。そして、ホームカラーの薬剤には、自分で染めてもしっかり染まるよう、サロン用のカラー剤より強い色素成分が配合されているため、髪へのダメージも大きくなってしまいます。
3回に1回は美容室で染めるのがおすすめ
ダメージの少ない薬剤の研究も進んでいますが、ホームカラーが髪にも頭皮にも刺激が強いというのは事実です。ですから、月に1回染めているなら、3ヶ月に1回は美容室で染めて、しっかりトリートメントをしてもらいましょう。
セルフカラーの白髪染めにはカラートリートメントがおすすめ
そもそもカラートリートメントとは?
カラートリートメントとは一般的に、ヘアカラー剤の一種で、トリートメントと染料が一緒になったもの。シャンプーの後の髪に塗布するだけで簡単に髪を染めることができます。商品によっては、白髪染めに適したものも販売されており、生え際の応急処置としてお手入れに向いているというものも。
カラートリートメントのメリット
髪を傷めるリスクが少ない
カラートリートメントの最大のメリットは「髪へのダメージを抑えて染めることができる」という点。通常のヘアカラーは、薬剤によって髪の色素であるメラニンを分解して髪を明るくし、染料を発色させます。髪はしっかり染まる一方、乾燥やパサつきが気になることも…。 一方カラートリートメントは、髪の表面に色をつけることで白髪をカバーします。使用を繰り返すことで、徐々に色素が表面より少し内側にまで浸透・定着。色素と同様にトリートメント成分も浸透するので、手触りのよい仕上がりに。
気になるときに自宅で気軽に
ヘアカラーの場合、カラー剤の塗布から洗い流しまでに1時間以上かかることもあり気軽に染められない面も。カラートリートメントなら、いつものトリートメントと同じように使用するので、10〜15分ほどの放置でOK。 また、値段がリーズナブルなのも嬉しいポイント。ヘアサロンでのカラーリングは通常¥5,000〜と出費が必要になりますが、白髪染めトリートメントならドラッグストアで¥1,500程度の価格で購入可能です。毎日のバスタイムでできるので、スケジュールを気にせずルーティンに組み込めるのも嬉しい。
カラートリートメントのデメリット
メリットが多い白髪染めトリートメントですが、一度できれいに染めたい、という人に向かないというデメリットも。徐々に色素を浸透・定着させていくため、効果を実感するまでには時間を要することもあります。 きれいな髪色をキープするためには、定期的にカラートリートメントを使用し、色を補っていく必要があるのです。
カラートリートメントの選び方
カラートリートメントは、どのような仕上がりにしたいのか、イメージに合わせた色選びが大切。例えば透明感のある色味→「アッシュ系」または「ベージュ系」、暖かみのある色味→「ブラウン系」がおすすめ。 また、髪を染める成分も要チェック。髪と頭皮に優しいのは、ヘナなど植物由来の染料を使ったもの。染まりやすさや持続性はさほど高くありませんが、敏感肌の人やナチュラル系にこだわりたい人にはおすすめです。
きれいに染めるためのコツ
1:トリートメントする前は髪の水分をしっかりとる
髪に水分が残っていると、染料が薄まって色が入りにくくなるそう。シャンプーしたらタオルを使って、しっかり水分を抑えておくと◎
2:一番気になる根元からつけ、15分待つ
普通のトリートメントは頭皮ではなく毛先からつけるものですが、カラートリートメントは頭皮につけても大丈夫。白髪が気になる根元や生えぎわにたっぷりつけて、それをのばしながらなじませたら、15分ほど置くのがおすすめです。 すすぐときは、トリートメントのすすぎ残しがないようによくすすいでくださいね。
白髪染めにおすすめのカラートリートメント
ザ・デイ・スパ|TO BE YOU.
▲TBY ヘアカラーリングトリートメントA ¥3,300(税込)
数々のスパを全国の高級リゾートホテルで運営するザ・デイ・スパのカラートリートメント。髪・頭皮にやさしい無添加製品なので、髪へのダメージがおさえられます。カラーを整えるだけでなく、髪のぱさつきを抑えしっとりとまとまりのある髪へ。初めて使用する際は数日連続して使用、色が定着してきたら、2〜3日に一度の使用でケアできるのも嬉しい。