【ゴムだけ】簡単にできるミディアムのまとめ髪
束ねた毛束を折り返してゴムで結ぶだけ【タイトなひっつめ髪】
ドライヤーで髪を整える時間もない朝の定番といえば、とりあえずひと束にまとめて結ぶ「ひっつめ髪」ではないでしょうか? けれど、時におばさん見えしてしまうことがあり、大きな原因は束ねた毛束が無造作すぎることかもしれません。 そこでおすすめは、毛束を折り返してコンパクトにまとめるアレンジです。タイト感のある毛束が今っぽく、きちんとした印象も出るので働くシーンにもぴったりなんです。
\How to/
STEP1_襟足でひとつ結びにする
ヘアバームを手のひら全体になじませます。分け目をつけずに髪全体を手ぐしでまとめ、襟足のあたりでひとつ結びにします(使用したのはベーシックな黒ゴム)。
STEP2_毛束を折り返して毛先をゴムにはさむ
結んだ毛束を折り返し、毛先4〜5cmをゴムの間に差し込んで固定します。
STEP3_折り返し付近をゴムで結ぶ
折り返した毛束の半分くらいの位置をゴムで結びます。短い髪の毛先がピョンと出てもニュアンスになるのでそのままでOK。
STEP4_後頭部から髪を細くつまみ出してニュアンスをつくる
つまみ出す時は「後頭部全体からまんべんなく」。表面の髪をつまみ出したら、その隣は奥のほうの髪をつまみ出すと交互にするとこなれ感のある雰囲気になります。もみあげの後毛を、指先に残ったバームで束感にするのもポイント。
フェミニンでこなれ感のある【ふんわりひとつ結び】
ふわっとラフで立体感のあるひとつ結びは、後頭部のボリュームと手ぐしによるランダムさがカギ。エアリーなベースを作るために使うのは、シーミスト。シーミストとは、塩分が含まれたスタイリング剤で、吹きかけるだけで無造作なボリュームが出る優れもの。丸みのあるシルエットに仕上がり、女性らしく好感度の高い印象に仕上がります。
\How to/
STEP1_ラフな質感を作るミストを全体に吹きつける
表面だけでなく、毛束を持ち上げながら髪の内側にもつくように吹きつける。根元近くにつけると、髪が細くてボリュームが出にくい人でも自然にふんわり。
■おすすめスタイリング剤 ▲ジョンマスターオーガニック S&Lシーミストスプレー N 125ml ¥2,750(税込)
海の風に吹かれたようなドライ&ラフな質感のボリュームスタイルを作るミスト。オーガニックの保湿成分を配合し、髪に潤いを与えてパサつきを防止。リラックス感のあるラベンダーの香り。
▲LUSH マリーナの恵み 100g ¥2,500(税込)
無造作なナチュラルヘアを作るミスト。海水とシーソルトが、髪にツヤを与えながら軽やかにホールド。ボリューム感を出したい時は根元に、ラフなスタイルにしたい時は髪全体につけて、もみ込んで。
STEP2_手ぐしを通してミストをなじませながら髪をまとめる
ミスト成分が髪全体に行き渡るように手ぐしを通してなじませつつ、後頭部の真ん中あたりに髪を集める。この時、サイドはタイトに抑え、後頭部は膨らみを残したまままとめ、丸みのあるシルエットの土台を作る。
STEP3_髪を結んだあと、表面の毛束を少しずつつまみ出して凸凹に
表面の髪を指先で少しずつつまみ出し、凸凹させて立体感をつける。ハチ周りやサイドはほんの少し、トップや後頭部など丸みがほしい部分は大胆につまみ出すのがコツ。最後、もみあげに後れ毛を引き出す。
できあがり!
トップや後頭部には丸みがあるけれど、サイドや襟足はピタッとしているため崩れにくいのもポイント!
クールで知的な印象の【タイトひとつ結び】
髪にツヤと潤いを与えるしっとり系スタイリング剤を使い、表面をなめらかに整えながらタイトなフォルムにしたひとつ結び。モードっぽさを感じるタイトなアレンジは、辛口でハンサムなムードに。束感のある後れ毛や前髪など、ディテールまで作り込むことがおしゃれに見せる秘訣。
\How to/
STEP1_髪がしっとりするヘアクリームなどを全体になじませる
油分があってのびのいいヘアクリームなどを髪全体によくなじませる。髪が広がる人や、剛毛で扱いにく人には特におすすめ。髪が細くて少ない場合、ヘアクリームをつけすぎるとベタッと見えるため、つける量を調節して。
■おすすめスタイリング剤 ▲大島椿 ヘアクリーム しっとり 160g ¥1,023(税込/編集部調べ)
椿油配合のクリームは、スタイリングにも洗い流さないトリートメントとしても使える。リペア成分が傷んだ髪を補修し、椿油が髪1本1本の表面をコーティング。広がりがちな髪も、しっとりツヤツヤに。 ▲b-ex mm ソフトジェル 260ml ¥2,530(税込/サロン専売品)
ジェル特有のキープ力はそのままに、オイルのようなソフトウエット感と、手ぐしの通る柔らかい質感が特長。ベタつきを抑えながら潤いたっぷりに。濡れ髪スタイリングにもぴったりな新感覚ジェル。
STEP2_コームで髪の表面を整えながらタイトに結ぶ
コームを使って根元からとかし、毛流れをタイトに整える。前髪ともみあげの後れ毛を残し、下めの位置でキュッと結ぶ。
できあがり!
タイトなひとつ結びは一歩間違うと手抜きっぽく見えるけれど、セミウエットな質感やシースルー前髪などでアクセントを足してグンと今っぽく。きちんと見せしたいお仕事シーンにもマッチします。
ゴムと後れ毛にこだわった【シンプルひとつ結び】
コテで巻いたりアレンジしなくても、不思議とこなれて見えるシンプルひとつ結び。ゴムと後れ毛にひと工夫すれば、疲れ感を倍増させる所帯じみたひとつ結びになりません。
\How to/
片方の後れ毛を出したら、片方はすっきり耳にかける。フェイスラインはアシンメトリーにすると、ひとつ結びも手をかけたように。
【ビジネスシーン】に合うミディアムのまとめ髪
小顔効果もある【シンプルタイトヘア】
タイトにまとめたひとつ結びはきちんと感があり、仕事はもちろんのこと、小学校や幼稚園の学校行事やPTA、お受験シーンでも定番といえるスタイルですよね。けれど、タイトなだけに顔の面積が大きく見えてしまったり、女性らしさがなくてさみしげに見えてしまうことも。 そんな時こそ、前髪やサイドといった顔まわりのアレンジが大切!前髪やサイドから細く毛束を出すことで女性らしい柔らかな雰囲気や華やかさをプラスできるんです。
\How to/
スタイリング剤はバームを用意
髪全体:手のひらにヘアバームをなじませてから手ぐして髪を後頭部でひとつにまとめます。コームで毛流れを整え、襟足近くでゴムで結びます。(ゴムは飾りつきでなくベーシックタイプでもOK)
STEP1_前髪を斜めに流してコームで整える
前髪にもあらかじめヘアバームをつけておきます。小鼻の延長線上で分け目をとり、分量の多いほうの前髪をコームでなでつけるようにして斜めに流します。
STEP2_コームの先端で毛束を3〜4つ出す
前髪の毛束は、1cm幅の髪を4束に分ける目安の細さがベター。そのため毛束を出す時は、指よりもコームのテールを使うのがおすすめで、テールを使うと前髪が崩れることなく束感がつくれます。
STEP3_耳上から毛束を引き出す
指先にヘアバームをなじませたら耳上の髪を引き出し、耳にかぶせます。さらに、細い毛束を数本出して透け感をつくるとおしゃれニュアンスに。落ちてきたもみあげの後れ毛もヘアバームをつけた指先で束にしましょう。
【お呼ばれシーン】に合うミディアムのまとめ髪
絶対くずれない【ねじりハーフアップ】
シンプルなハーフアップより洒落見えして、美人度もアップするワザありハーフアップ。きちんと感や知的さ、後ろの髪は下りているから女性らしさもバッチリ。ピンもヘアアクセもない!という時でもゴムが2本あればすぐにできるお手軽さも高ポイント。こんなアレンジをしているママなら、きっと子どもも自慢なはず♡
\How to/
今回はロングで紹介しますが、ミディアム以上の長さがあればOK。短すぎると中途半端な印象のハーフアップになるので、ボブくらいの長さは避けた方がよさそうです。最初にランダムに巻いておきましょう。
STEP1_トップ下の髪を後ろでゆるく結ぶ
後頭部の一部分をこんな感じで結ぶ。細いシリコンゴムを使うとしっかり留まる。
STEP2_両サイドの耳前の髪を後ろでゆるく結ぶ
両サイドの耳前の髪を後ろでひとつにまとめ、シリコンゴムで結ぶ。こんな感じで、最初の毛束に重ねるように。
STEP3_下の結び目を広げながらひとねじりして、その空間にもうひとつの毛束を通す
下の結び目をゆるめて広げ、ひとねじりして空間を作る。その空間に、奥にあるもうひとつの毛束を通して引っ張り出し、ふたつの毛束をキュッと締める。
【ヘアアクセ】を使ったミディアムのまとめ髪
【バレッタ×横くるりんぱ】上品さと今っぽさを両立したまとめ髪
【バンスクリップ】ねじって留めるだけの無造作まとめ髪
【カチューシャ×ハーフアップ】きちんと見えするまとめ髪
【スカーフ×お団子】髪の乱れも防げるまとめ髪
【バレッタ×横くるりんぱ】上品さと今っぽさを両立したまとめ髪
11cm以上の細長いバレッタは「使い方に悩む」という人もいますが、実は意外と簡単なヘアアレンジで大人のムード漂うおしゃれなスタイルになるんです。メタルバレッタはスタイリッシュでありながらヘアスタイルを程よくカジュアルダウンできるので、とくに上品シンプルなまとめ髪の時に使うのがおすすめです。
\How to/
STEP1_髪をひとつにまとめたら結び目の内側に指を通す
手ぐして髪をひとつにまとめたら、襟足近くでシリコンゴムで結びます。結び目の内側にひとさし指を入れます。(上の髪が気持ち多めになる位置に指を入れます)
STEP2_横くるりんぱをし、結び目を髪の内側に隠す
STEP1でひとさし指を入れた穴に毛束を入れます。この時、毛束を通し切らずに毛先は出したままにします。ゴムの結び目が髪の内側に入って隠れればOK。
STEP3_バレッタを刺して毛先を広げる
横くるりんぱの入り口が隠れる位置にバレッタを挿します。ベースの髪と毛先をバレッタではさんで固定したら、毛先を広げて散らします。髪を結ぶ前にヘアアイロンで毛先だけカールをつけるとさらにこなれ感がアップします。
【バンスクリップ】ねじって留めるだけの無造作まとめ髪
バンスクリップは、無造作にまとめた感じがお洒落に見えるポイントですが「無造作イコール雑にまとめる」というわけではありません。とくに毛先がバラバラとしていたり、まとめた毛束がぐちゃっとしているとだらしなく見えるのでご用心を。クリップに収める毛束はできるだけコンパクトにし、毛先も隠すことでメリハリ感がでて大人らしいきちんとした仕上がりになるんです。さらに、クリップを留める位置が高いと老け見えしがちに。耳より下に留めて重心を下げることで抜け感と色っぽさのあるスタイルに仕上がります。
\How to/
STEP1_髪をひとつにまとめてからねじる
手のひらにヘアバームをなじませます。髪全体を手ぐしでまとめたら襟足近くでひと束にし、毛先5cm程度を残して1回転半くらいねじります。襟足近くがゆるまないようしっかりとねじるのがコツ。
STEP2_毛束を後頭部につける
ねじった毛束を持ち上げ、後頭部に沿わせます。この時も襟足がゆるまないようにします。
STEP3_毛先を折り返してねじった部分に差し込む
毛束を掴んでいる手とは反対の手で毛先をつまみ、折り曲げて毛束と後頭部の間に入るように差し込みます。その状態でバンスクリップを留めます。留める時はまとめた髪の下のほうからクリップをあて、差し込んだ毛先部分もしっかりかませるようにすると崩れません。最後に後頭部全体から毛束を引き出して立体感をつけます。顔まわりの後れ毛はヘアバームがついた指先でつまみ、束感をつくります。