Q:毎日「お先に失礼します」の一番乗り。言い出しにくさをなんとかしたい…
答える人/白鳥 舞(キャリアマーケッター)
A:「○時に帰る人」「タイマー代わり」と周囲に意識づけ
自分だけが帰りにくいな、と感じるあなたは、周囲に配慮ができる優しい方なのでしょう。だからこそ言い出しにくいと思うのですが、実は仕事ではきちんと「お先に失礼」と口にすることが優しさになります。
多くの人は、「他人の退社時間」になんて気が向いていないし、残業が当たり前の人は「今が何時か」さえ気にしていないことも。退社予定ギリギリに仕事を振られたり、帰ろうとして「えっ」という反応をされることもあるかもしれませんが、それは「残らなくてはならない」のではなく、「相手は想定していなかった」だけだと受け取れば大丈夫です。
ただ、ひとりで仕事をしているわけではない以上、想定より早い帰宅は周囲のメンバーの業務に影響します。だからこそ、仕事を円滑に回すためには、「自分は○時に帰る人だ」ということをはっきり伝える必要があるのです。配慮や提案は必要ですが、堂々と。あなたが早く帰れる環境は、あなた自身にしかつくれません。
私も気まずいシーンを何度も経験しましたが、浸透すると「白鳥が帰ると17時だ!って焦る。タイマー代わりにしてるよ」なんて言う人も現れました。
スマートな働き方が評価される時代。あなたが職場の先駆けとなってはいかがでしょうか。
キャリアマーケッター
白鳥 舞(しらとり まい)
パラレルキャリア・ワーママとして、会社員・個人の双方でキャリア支援を行う。
新卒で入社したメーカーにてブランディングに携わる中、女性の働き方に関心を持ち、「ヒト」のブランディングをすべく人材業界に転身。ひとりひとりの資質を活かしたライフキャリアの構築をサポートする。慶應義塾大学卒。
○キャリアブランディング講座『”i”クリエイト』
●ご相談ごとは、domani2@shogakukan.co.jp までメールでどうぞ! 件名に「働くアラフォー質問箱」と書いてお送りください。すべてのご相談にお答えできるとは限りません。あらかじめご了承ください。