きちんとしたい「お金の管理」には、実はやめてもいいことがたくさん!
子育てをしていると、どうしてもお金がかかるもの。将来のためにもきっちりお金の管理をしなければ!と力が入りすぎて疲れてしまってはいませんか?総合情報サイトAll Aboutが手掛けた書籍『すててもやめてもうまくいく ママたちの「こうしてやめれば大丈夫」BOOK』には、そんなワーママのマネー問題についてもヒントが詰まっています。本書から、忙しいワーママのお金の管理をちょっと楽にしてくれる「やめ方」のコツをご紹介します。
どうしても続かない家計簿…それはそれでどうにかなる!?
きちんとつけないとなんとなく節約や貯金ができないような気になってしまう「家計簿」。正直面倒で続かない…と罪悪感を覚えてしまっているワーママも多いのでは?仕事や家事育児に追われてその上家計簿まで細かくつけるなんて、なかなか現実にはできないですよね。そんなワーママたちに朗報!『すててもやめてもうまくいく ママたちの「こうしてやめれば大丈夫」BOOK』は、「『家計簿』は捨てても大丈夫」と言い切ります。
「家計簿がつけられないから貯蓄はできない」、と落ち込む必要は全くありません。
家計簿をこまめにつけることが、自分のライフスタイルに合わなかっただけ、と軽く考えましょう!!「貯められる人=家計簿をつけられる人」とは限りません。
「貯める」ことに一番必要なのは、「入出金の大まかな把握」です。
家計簿をつけずとも、そこがしっかりできていれば貯められるようになりますよ。
細かい作業や計算が好きで家計簿をつけるのも得意という人もいるかもしれませんが、どうしても続かないなら、それは自分には合わないやり方だったのだと割り切ってしまってOK。そうそう、人には向き不向きがあります。細かく家計簿をつけることにこだわるよりも、わが家の入出金を大まかに把握していることの方が貯金には大切とのこと。
家計簿なしでお金の見直しをするには?
しかし、家計簿をつけないで入出金の見直しをできるものなの?という素朴な疑問が湧いてきます。本書によると、そこでポイントになるのが使っているお金を「固定費 (=光熱費や家賃など毎月一定額出ていくお金)」と「流動費 (=趣味やお出かけ、買い物など不定期に出ていくお金)」に分類すること。
流動費は細かいものや必要に迫られたものが多いので、ここから考えると嫌になってしまいます。一方で、固定費は項目が少ないので、実は見直しやすいんです。
というわけで、お金の見直しの秘訣は固定費から手を付けること!
分類したらまず見直すのは「固定費」。家計簿をつけているときにも、毎日の細かい買い物や外食代などを記録していくのが難しかったという人も多いはず。それに比べると、固定費が毎月いくらかかっているかというのは書き出すのも簡単で、把握しやすいですよね。
お金の話は、たとえ夫婦間でもタブー視されることが多く、ケンカの原因になることもありますが、固定費の見直しは思ったよりはハードルが高くないはず。少しカットしても、特に苦痛でなく、いつもと同じ生活ができる出費も多々あります。流動費よりもずっと、節約しやすく、毎月出ていくお金なので節約効果が高いのです。
趣味や家族のお出かけに使うお金を節約しようとしたり、食費を切り詰めようとすると、ストレスになったりときには使い道について口論になることも。その点固定費は、毎月結構かかっている上に見直したとしてもストレスになりづらい部分だと言います。流動費の見直しは、固定費のチェックが済んでからでOK!
厳密にやらなければと力が入りがちなお金の問題。でも、実はやめてしまった方がストレスなくうまくいくこともあるんですね。『すててもやめてもうまくいく ママたちの「こうしてやめれば大丈夫」BOOK』には、ほかにも家事、子育て、介護、人間関係など、様々な「やめ方」のポイントが紹介されています。きちんとやることに少し疲れてしまったときには、ぜひ本書を手に取ってみてください。
All About モヤフォー研究所著 WAVE出版/本体1,500円+税
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