【目次】
・DIYに人気のワイヤーネットとは?
・ワイヤーネットはどこで使う?
・ワイヤーネットの使用アイデア
・ワイヤーネットでラックを作る方法
・賃貸も安心。壁を傷付けない方法
DIYに人気のワイヤーネットとは?
ワイヤーネットは、網目状の収納グッズで焼き網のような形のアイテムです。シンプルな作りですが、さまざまな場所で活躍すると注目されています。使い勝手のよいワイヤーネットについて見ていきましょう。
網タイプのパネル
ワイヤーネットは、アルミやスチール素材などのワイヤーを編み込んで作られたパネルのようなもの。ワイヤーネットといっても網目の大きさがいろいろあり、形も長方形や正方形のものなどさまざまです。細かい網目のものは「メッシュネット」といいます。
100均などで手軽に購入可能
通販でも入手可能ですが、実際手にとって確かめながら購入したい場合は100均がおすすめです。セリアやダイソーなどの大型店では、種類やサイズが豊富にそろっています。ワイヤーネットの色は白が基本ですが、黒や茶色、グリーンやピンクなどのカラー展開もあります。モノトーンに仕上げたいか、ポップに仕上げたいか、部屋の印象に合わせて選べるのがうれしいポイント。
サイズ展開が多く、壁一面に使えるぐらいの大きさのものもあります。壁に取り付けるだけで、存在感のある収納の完成です。ホームセンターでも多様なワイヤーネットが販売されています。大きなワイヤーネットが欲しい場合はチェックしてみてください。
ワイヤーネットはどこで使う?
「ワイヤーネットはどんなふうに使うの?」と思う人もいるのでは。そんな人のために、取り付ける場所別に、使い方のアイデアを紹介します。壁に取り付けて使うのが定番ですが、家電の裏にセットして隠し収納として使うこともできます。
キッチンで小物を収納
ワイヤーネットが活躍する場所の代表といえば、台所です。キッチンにはこまごまとした小物がたくさんあります。お玉などの調理器具をワイヤーネットに吊るしておくと、使いたいときにさっと取り外せて便利。台所での作業は手が濡れたり、汚れたりします。そんな手でも気にせずに取れるのがワイヤー収納のよいところです。
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リビングや子ども部屋の見せる収納に
リビングや子ども部屋でも、ワイヤーネットは活躍します。人目につきやすいリビングでは、収納だけではなくディスプレイとして使うのもおすすめです。植物を巻き付けて壁に飾ればおしゃれな雰囲気になりますし、写真やポストカードを飾ってディスプレイするのもすてきです。自分がコレクションしているものを飾るだけで、個性を演出できます。
また、子ども部屋でおもちゃを収納するときも役立ちます。子どもの縄跳びや学童用品など、いろいろなものを引っかけるだけでOK。子どもが片付けをしやすい環境をつくれます。
洗面所など水回りでも活躍
洗面所では、ワイヤーネットにラックを取り付けてブラシやスプレー類を収納するのはいかがでしょうか?洗面所も水場なので、水切れがよいワイヤーネットは清潔を保ちやすく◎。ドライヤーを保管するのにも重宝します。ラックに本体を入れ、コードはネットに軽く巻き付けます。こうすることでわずらわしいコードの散らかりを防げます。
デスク・家電周りに
デスク周りに文房具が散乱している…という人も、ワイヤーネットを使った収納にチャレンジしてみては。ワイヤーネットはスタンドを使えば立てかけられるので、ハサミやクリップ類を簡単にまとめられます。仕事のメモや連絡事項を挟んでおくと見やすいですよ。
ワイヤーのマス目を使ってスケジュール表やカレンダーを作ることもできます。マスごとに日付や時間を入れ、そこに予定のメモを挟みます。この使い方をする場合はマス目の大きいものを選びましょう。
家電周りに使っても便利です。PC周りのコード類や端末類をまとめるとわかりやすくなります。テレビの裏にワイヤーネットを貼り付けて、そこにコード類を巻き付けましょう。ごちゃごちゃしがちなテレビ裏をすっきり整頓できます。
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ワイヤーネットの使用アイデア
場所ごとのシンプルな使い方を確認したところで、ワイヤーネットの使い方応用編を紹介します。ワイヤーネットの主な使い方といえばクリップして使う方法ですが、これ以外にもさまざまな使い方があります。
フックやラックと組み合わせる
フックやラックを組み合わせることで、収納の幅がさらに広がります。用意するフックはS字フックなど市販のものでOKですが、使い心地にこだわるのであれば、ワイヤーネット専用のものをチェックしましょう。ワイヤーネット専用フックは、引っかける場所の長さが豊富で、収納したいものに合わせて選べます。
アクセサリーやゴム類など小さめのものを引っかける場合は短めのもの、帽子なバッグなどをかける場合は長めのものが使いやすくおすすめ。ラックを取り付けると、引っかけられないものでも収納できるようになります。またラック自体にも引っかけられるので収納できる場所がさらに増えます。
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スタンドを使い柵として
大きいワイヤーネットにスタンドを取り付けると柵になります。例えば犬や猫の飛び越え防止ガードに使ったり、赤ちゃんのゲートに使ったり。台所の入口や窓ぎわ、階段の前など、行ってほしくない場所に設置しましょう。100均のワイヤーラックを結束バンドで繋げれば囲いを作るのもお手のものです。
柵として使う場合は、倒れないように四隅をしっかり固定するようにしてください。突っ張り棒を使ってワイヤーラックを繋げるのもおすすめです。完成した柵の下に滑り止めマットを敷くと、一層倒れにくくなります。
インテリアに馴染むウッドをプラス
ワイヤーラックだけでは少し殺風景に感じる場合があります。こんなときは木製のものをプラスすることで、柔らかい雰囲気を演出できます。
100均で売られている「すのこ」をばらしたものをワイヤーネットに取り付けるだけで印象が変わります。すのこなどの板は結束バンドを使うか、板にフックを取り付けて設置しましょう。100均で売っている木箱にフックを取り付けてラックにしてもおしゃれ。設置する木は好きな色に塗装したり、転写シールなどで飾ったりするのもおすすめです。ひと手間をかけると愛着も湧き、居心地のよい空間が完成します。
ワイヤーネットでラックを作る方法
ワイヤーネットでDIYに挑戦する人の中には、ワイヤーネットでラックを作ってしまう人もいます。ラックというと、「難しそう」と思う人もいるかもしれません。しかし、意外と簡単に作れるので試してみる価値アリです。ラックを作る材料もほぼ100均でそろいます。プチプラでおしゃれなラック作りのアイデアを見ていきましょう。
結束バンドで固定する
最もシンプルなラックの作り方は、結束バンドを使う方法です。これなら工具も必要なく手作業でできます。最近はいろいろな色の結束バンドが販売されており、ワイヤーラックと同じ色を使えば違和感がありません。結束バンドとワイヤーラックの色を違う色にするとカラフルでかわいい印象に。
ラックのサイズに合った袋などを入れると、ゴミ箱やランドリーラックとして使えます。表にベニヤ板を取り付ければ、ワンランク上のラックの完成。さらにベニヤ板を好みの色に塗装して、手作りとは思えない本格的なラックに仕上げて。
曲げて形を変える
ワイヤーラックは曲げて使うこともできます。ワイヤーラックを曲げるメリットは、設置したい場所にぴったり合わせて作れることです。ワイヤーを曲げる際はテーブルの角を使って曲げたり、厚めの雑誌や板などを挟んで曲げたりするときれいに仕上がります。
曲げて作ったラックはマガジンラックとして使えますし、スリッパやタオル入れにも最適です。スタンドなしでも自立するため、家にあったフック類を取り付けるだけで、収納スペースができあがります。ワイヤーラック以外に必要なものがなく、思い立ったらすぐできるのが魅力です。
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キャスターを使えば移動も楽々
キャスターを取り付けると、移動式のラックが作れます。移動式ラックはガーデニング用品など、頻繁に移動させたいものを収納するのにおすすめ。ワイヤーラックはさっと水拭きするだけで汚れが落ちるため、ベランダなど汚れやすい場所でも活躍します。また、ワイヤーネットで作ったラックは、改造できるのもメリットです。「作ってみたけど、あまり使わなかった」というときでも簡単に解体し、別の収納にアレンジできます。
賃貸も安心。壁を傷付けない方法
賃貸住宅の場合は「壁に穴を開けるのは気が引ける…」という人も多いかもしれません。ワイヤーネットには壁を傷めずに取り付ける方法があります。とくに、壁に穴を開けずに取り付ける方法をまとめました。100均やホームセンターで簡単に購入できるアイテムを使えば、賃貸でも壁にワイヤーネットを設置できます。
突っ張り棒を使う
柵作りでも登場した突っ張り棒が、ここでも活躍します。突っ張り棒を横に設置し、そこにS字フックを取り付けてワイヤーネットをかけるだけです。縦に2本突っ張り棒を取り付け、そこに結束バンドで固定してもおしゃれです。パーテーションのような仕上がりになります。少し重さのあるものをかけたい場合に「100均のものは強度が心配…」と思ったら、ホームセンターでの購入がおすすめです。収納するものは、突っ張り棒の耐荷量を考え、倒れないように注意してください。
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壁へ付けられるタイプのフックを活用
100均やホームセンターに足を運ぶと、粘着式のフックがあります。両面テープ式や磁石、吸盤など、取り付けたい場所に合わせて選べば、壁に穴を開けずにワイヤーネットを取り付けられます。
ワイヤーネットは軽いので、両面テープ式のフックでも問題なく使用可能です。しかし両面テープの場合は、時間とともに劣化し、ある日突然落ちてくることがあります。念のため耐荷量を確認して選び、傾きが発生したら新しいフックに取り換えましょう。
磁石式のものは金属の壁に取り付けたいとき、吸盤はお風呂の壁に取り付けたいときに重宝します。ワイヤーネットは場所やスペースを選ばず使える優秀なアイテム。使いこなせばすっきりしたお部屋を実現できるはず。
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