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2020.05.29

医師に聞く!「隣の芝生は青く見える症候群」から抜け出すには?【働く女性の質問箱】

何をやっても「隣の芝生は青く見える」症候群は、解決方法があるのでしょうか? ワーママの先輩でもある神経内科クリニック院長がアドバイスします。

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Q:他人の家庭がうらやましく思えてしまいます

答える人/霜田里絵(銀座内科・神経内科クリニック院長・医学博士)

A:「形のないもの」に目を向ける習慣を

どんな人、どんな家庭にも悩みはあって、いろんなものを抱えていて、それが外から見えていないだけ。表に見えている形あるものだけで人の幸せを判断するくせは、変えていったほうがいいでしょう。他人の家庭や持っている物を物差しにしてものごとを判断していると、自分がキツくなるいっぽうです。

それよりも、形はなくても自分が「もっているもの」に目を向けましょう。自分には人を大切にする気持ちがある。それによって培った人間関係がある。自分には好きな仕事があって、打ち込むことができる。…こうしたことを「自分の軸」にして、幸せを感じていくことです。

形あるものばかり見ていると、年を取ったりそれが失われていくと悲しくなってしまうもの。突然なくなってしまうことだって、ありえます。「自分の軸」をもてば、この先の長い人生、もっと楽しめるし、他人から見ても魅力ある人になれるのではないでしょうか。

写真/Shutterstock.com

銀座内科・神経内科クリニック院長・医学博士

霜田里絵(しもだ さとえ)

医師・医学博士。銀座内科・神経内科クリニック院長。パーキンソン病、アルツハイマー病、脳血管障害、頭痛、めまい、しびれなどが専門。『絶対ボケない頭をつくる!:脳の専門医が教える 元気に、長生きする方法』(学研パブリッシング刊)、『一流の画家はなぜ長寿なのか』(サンマーク出版)ほか著書多数。

●ご相談ごとは、domani2@shogakukan.co.jp までメールでどうぞ! 件名に「働く女性の質問箱」と書いてお送りください。すべてのご相談にお答えできるとは限りません。あらかじめご了承ください。

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