夫婦で会話をしていますか?
今回、30~40代既婚女性30人に「夫と会話をしていますか?」とアンケート調査をおこなったところ、30人中19人が「していない/あまりしていない」と回答。6割強の妻が夫との会話がないと感じていることが分かりました。今回は、夫婦の会話事情と夫婦仲が深まるコミュニケーション術をお伝えしていきます。
アンケート:インフルエンサーグループRēve30~40代既婚女性30名
夫婦の会話の現実と理想の差
喧嘩に発展しがちな会話
会話をしたとしても言い合いや喧嘩に発展してしまう夫婦に、どんな話題をあげているのか掘り込んでみたところ…
1位:子どもの教育について
2位:日頃の家事分担について
3位:家計(お金)について
の順であげられました。子どもの将来や自分たちの生活に関わる話題は、大切だからこそつい熱がこもってしまい、ちょっとした意見のすれ違いから喧嘩に発展するケースが多いようです。
わたしは、こうした家族間の大切な話をする時間と、夫婦二人の何気ない日常の話をする時間は別に設けることをおすすめしています。大事な話は心にも時間にも余裕のある週末に…夫婦の何気ない世間話は子どもが寝てから2人きりの時間に…。喧嘩に発展しやすい場合は、大切な話は時間を決めてすることで、長引かずメリハリがつきます。
POINT▶教育や家計の話は夫婦の会話時間とは別に設けるのがおすすめ
本当はこんな会話をしてみたい
一方で、「本当はこんな会話をしたい!」という理想をあげてもらうと…
1位 笑い合える他愛のない一日の出来事/報告
2位 日頃の家事育児や仕事を認めてくれる会話
3位 家族で行ってみたい場所/やってみたいこと
楽しく笑い合える会話を前提に、日頃、お互いの存在を分かち合い、認め合うような会話を望んでいるようです。
出会った当時は、好きな食べ物、趣味、休日の過ごし方……どんな小さなことでも興味津々で、どんな出来事でも話題になり、どんな小さな話題でも盛り上がれたのではないでしょうか。
結婚生活が長くなるほど、お互い知り尽くしている間柄ではありますが、嗜好は年々変わってくるものです。最近の趣味、今期ハマっているドラマ、今年流行りの食べ物……2人が出会ったころとは違った嗜好があるはずです。<結婚数年目の知り尽くした夫>と話すのではなく、<今月の最新の夫>と話すイメージをしてみることで、新鮮味が増してきませんか?改めて知る夫の発見があるかもしれませんし、新しい自分を知ってもらえる機会となるかもしれません。
単純だけれど広げやすい話題が案外、一番盛り上がったり、お互いの存在に安心したりするものですよ。
POINT▶<知り尽くした夫>と会話するのではなく<最新の夫>と会話してみよう
会話を自然と増やすには態度も重要!
普段、会話をするとき、パートナーの目を見て話していますか?実は会話中、目を見て話さない夫婦は目を見て話す夫婦よりも喧嘩率も離婚率も高い傾向があります。
「話している人の目を見ましょう、話すときは手を止めましょう」小さい頃、よく小学校の先生が言っていたのを思い出します。しかし、会話がないと感じている人ほど、パートナーの目を見ていない、あるいは家事しながら…スマホをいじりながら…といった<ながら会話>をしていることが多いのです。目を見て会話をするということは、「あなたに興味を示しています」という大切な態度に繋がっています。目を見て会話をするだけで、つい口走ってしまう言い過ぎやキツい言い回しも防止でき、喧嘩に発展することも軽減されます。
POINT▶会話をするときは一旦、手を止めて目を見る…それだけでお互いに興味が湧いてくる!
コミュニケーションの基準とも言える会話は、夫婦にとっても大切な時間の一つです。毎日の積み重ねのコミュニケーションで信頼性を築き上げていくことができます。会話がない夫婦はこうしたリハビリから始めてみてくださいね。
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夫婦アドバイザー/美脚家
美泉菜月
夫婦14年目二児の母。フランスで美容を学び170cm46kg体型を活かした美脚論と、夫婦関係を円満に導くパートナーシップ論を発信。母になっても恋愛(パートナーシップ)も美容も仕事もすべて楽しめる女性を増やしていくことをモットーにカウンセリングやセミナー講師、東京MX「5時に夢中!」等、番組出演や女性誌で連載中。