Contents
約4割の人が「常識がない人」に悩まされた経験がある!?
Q.常識がない人に悩まされた経験はある?
「はい」…37.0%
「いいえ」…63.0%
※アンケートは30~45歳の日本全国の有職既婚女性を対象にDomani編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数110名(未回答含む)
Domaniの調査では、常識がない人に悩まされたことが「ある」と回答した人は37.0%、「ない」人は63.0%となりました。約4割の人が、常識がない人の言動に悩まされているようです。
それでは、「常識がない人」とはどのような人のことをいうのでしょうか。
「常識=一般的価値観」は変わってくるかも!?臨床心理士が教える〝常識との付き合い方〟
常識がない人とは?
「常識」とは、一般の社会人が共通にもつ、またもつべき普通の知識・意見や判断力。(『大辞泉』・小学館刊)
「私たちが使用する〝常識〟 とは、『共通理解している(と考えられる)知識や感覚』を指していて、『分かり合えているよね』と感じるところがポイントです。つまり、常識がないというのは言動の不適切さ以上に『共通理解してない?』と感じる違和感、不信感であると思います」と話すのは、臨床心理士・吉田美智子さん。
「簡単に言ってしまうと、お互いが安全に気持ちよく過ごすための配慮がない、と感じられる言動がある人を指すのではないでしょうか。しかし、多様な価値観や、生き方を互いに尊重し合う現代の私たちにとって、相互の常識のズレというのはよくあることだと思います。例えば、私たち世代は自分の願いに沿って生きていくことは常識ですが、母親世代からするとそれは常識にはなりませんよね。自分の常識を盾に、相手の非常識を責めると、溝が深まるばかりで過ごしにくくなります」(吉田さん)