そんな言い方、なくない!? 帰省をしないことへの義母からのイヤミがきつかった!
「年末ギリギリまで悩んだのですが、正月休みが短いこともあり、地方にある義実家への帰省は、今年は控えることに決定。その旨を義母に私から電話で伝えたところ『コロナのせいで帰省しないで済んだと喜んでいるお嫁さんも多いんですって! あなたもそれ? コロナ禍で良かったわね!』と言われました。日頃から、あまり義母との関係は良くないのですが、そんな言い方しなくてもいいじゃない!?と義母の人間性に呆れました」(40歳女性/製造)
「感染症対策のために、帰省はしないと早々に決めました。しかし、息子と孫が大好きな義母は、私は帰ってこなくてもいいけど、息子と孫の顔はどうしても見たかったよう。私の携帯に電話がかかってきて『あなたは帰ってこなくてもいいから、息子と孫には、少しでもいいから来るように説得してちょうだい』と言われました。本心かもしれないけど、それを私に言う? モヤモヤが止まりません」(38歳女性/IT)
「家族で相談し、今年は両家の実家への帰省も挨拶も見合わせることに。実母は『このご時世だし、寂しいけれど仕方ないね』って感じだったのですが、義母は『息子からならまだしも、あなたから(コロナを)うつされたら私も許せないから、ちょうどいいわね』って言ってきました。そんなこと、普通は口にしませんよね? もともと、義母は言葉がキツいので苦手なのですが、今年もやっぱりやらかしてくれました!」(41歳女性/専門職)
「今回の年末年始は、夫の意向で帰省を控えようとなったのに、義母からは私が夫をそそのかして、帰省をやめたと思われていたようです。義母から私にLINEが届き『私に会いたくないからって、コロナ禍を利用して息子に変なことを勧めないでね』って書かれていました」(38歳女性/サービス)
「義母は、家の伝統にうるさいタイプ。今年は帰省を控える旨を連絡したところ、息子である夫に食べさせるお雑煮の作り方を細かく口頭で指示されました。それだけならまだいいけど、年末の間に、何度も試作品を作らされ、写真付きで報告を求められる始末。『私が言わなければ、あなたは勝手に自分好みのお雑煮を作って、息子に食べさせる気でしょう?』『息子は優しい子だから、あなたに作ってって言えないのよ。だからちゃんとあなたが作ってあげてね』などと言っていましたけど、そんな義母の相手をするだけで、ぐったり疲れた年末でしたね」(40歳女性/パート)
コロナ禍の孤独感が義母のイヤミを助長
特殊な事態である「コロナ禍」においては、多くの人が孤独感を抱いています。義母世代は重症化リスクが高いとされていることから、自粛生活が長期化するにつれて、孤独感も増している人が少なくありません。そんな背景からも「会いたいのに、家族に会えない」というストレスが大きくなり、義母世代のイヤミを助長した傾向がありそう。日頃から言葉がキツい義母ほど、さらに激しいイヤミを口にしたパターンも珍しくなかったようです。
まだまだコロナ禍は続きます。義母からの一つひとつの言葉を真正面から受け止めず、「義母は、寂しいんだな」くらいに捉えておくと、無用なイライラを抱えずに済むでしょう。
取材・文/並木まき(メンタル心理カウンセラー)
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