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2024.04.23

「真摯に受け止める」とは?意味や仕事で役立つ例文、類語を解説

謝罪や反省の気持ちを表す時によく耳にする「真摯に受け止める」という言葉。キャリアを積み重ねると、上司の立場で謝罪の場に臨むこともあるでしょう。ここでは仕事に役立つ「真摯に受け止める」の効果的な使い方を解説します。

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「真摯に受け止める」の意味や読み方とは?

読み方と意味

「真摯」は「しんし」と読みます。「真(しん)」は、うそや偽りのないことを意味する馴染みのある漢字です。一方「摯(し)」は、つかむ、手厚い、まじめなという意味の他、人に会う時に贈る品物という意味も持ち合わせます。

同じような意味を持つ2つの漢字で成り立つ「真摯」は、まじめで熱心なこと、ひたむきなことを意味します。

このように「真摯」は本来ポジティブな意味を持つ言葉です。「真摯に受け止める」を謝罪で効果的に使いこなせたら、ビジネスの場でもスマートな関係を築けるでしょう。

お辞儀

(c)AdobeStock

ビジネスで使う時の注意点

政治家や大企業のトップなど、立場のある方が首を垂れる謝罪会見。「真」「摯」、それぞれの漢字の持つ意味は誠実さを表すものなのに、時に政治家が口にする「遺憾の意を表する」と同じように逃げ口上に感じられることがあるのはなぜでしょう?そのような印象を与えてしまう理由、それは「真摯に受け止める」が口先だけだと感じられる場合です。

ビジネスシーンで使う場合は「真摯に受け止めた後」が大切です。その場限りの謝罪の言葉だけではなく、謝罪後の対応を必ず考えておきましょう。言葉とともに行動を伴う誠実さを相手に示し、信用されることが何よりも重要です。

言葉の使い方は? 例文でチェック

実際に「真摯に受け止める」がビジネスの場でどのように使われるかを見ていきましょう。自分の職場や立場、想定されるシーンに置き換えて状況を想像してみると、より一層理解が深まります。

お辞儀

(c)AdobeStock

「ご指摘の件に関しては真摯に受け止め、改善に向けて取り組みます」

こちらは、一般的な謝罪とともに使えるフレーズです。起こったことを真剣に受け止めつつ、前向きに将来に向けての意欲も表しています。

部下に代わって上司の立場としてクライアントに謝罪する場合にも使えますので、イメージトレーニングしておくと役立つでしょう。言葉だけではなく同時に改善策の検討、時にはその期日も必要とされます。

「評価を真摯に受け止め、満足いただけるサービスを目指します」

ミスを起こしたわけではなくても、自社の商品がユーザーに満足してもらえないことも多々あります。例えば口コミサイトではさまざまなお客様の言葉が並び、中には商品に満足していないことを伝える内容もあるでしょう。このような場合には、こちらのフレーズが使えます。

具体的な改善や期日をはっきり伝えることができなくても、誠意をもってお客様の声を受け止めるという態度が示せます。

「問題を真摯に受け止め、再発防止に取り組みます」

こちらは事故があった場合や、事故に繋がるような出来事が起こった場合によく耳にするフレーズです。例えば空港で起きた重大インシデントや、建築現場の事故などが想定できるでしょう。

将来の意欲とともに、問題発生の原因の解明も必要となります。

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