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2021.09.05

〝誠に恐縮ですが〟の正しい使い方って?ビジネス等で使う際には注意が必要

〝誠に恐縮ですが〟は、目上の方や取引先の相手に依頼などをする際に使うクッション言葉の一つです。ただ、ビジネス等で使う際には注意が必要な言葉でもあります。今回は「誠に恐縮ですが」の正しい意味や使い方、ビジネスで使用する際の注意点をご紹介します。

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【目次】
「誠に恐縮ですが」の意味や読み方とは?
使い方を例文でチェック
類語や言い換え表現にはどのようなものがある?
英語表現とは?
最後に

「誠に恐縮ですが」の意味や読み方とは?

「誠に恐縮ですが」は、畏まった言い回しです。自信を持って使うためには、まずは正しい読み方や意味を理解しておきましょう。

誠に恐縮ですが

読み方と意味

「誠に恐縮ですが」は、「まことにきょうしゅくですが」と読みます。「恐縮」とは「恐れて身がすくむこと」、「相手に迷惑かけたり、相手の厚意を受けたりして申し訳なく思うこと(小学館『デジタル大辞泉』より)」。「恐」という字は「こわがる」や「おそれる」という意味があり、びくびくしている様を表します。そして、「縮」には「ちぢむ」や「ちぢこまる」という意味があり、「かしこまる」というニュアンスを表します。

誠に恐縮ですが」は、目上の方や取引先の相手に依頼などをする際に使うクッション言葉の一つ。また、「誠に」を付けることによって、恐縮していることを強調する効果があり、「迷惑や手間を取らせて、本当に申し訳ありませんが…」というニュアンスになります。

「恐縮ながら」とは?

「恐縮ですが」と似た表現で、「恐縮ながら」という言い回しがあります。「~ながら」は「~にも関わらず」や「~とはいえ」という意味。「恐縮ながら」とは「手間を取らせて申し訳ありませんが」ということを表す言葉。「恐縮ですが」と同じニュアンスで使うことができます。

ビジネス等で使う時の注意点

「誠に恐縮に存じます」はNG

「誠に恐縮に存じます」は一見、丁寧な表現に思えますが誤った表現です。「存じます」は「思います」という意味の敬語表現。「恐縮」は、「申し訳なくありがたくも思う」という意味で、「思う」という意味がすでに含まれています。そのため、「恐縮に存じます」は、同じ意味を重ねて使う二重表現。誤りがちな表現ですので注意してください。

謝罪の言葉には相応しくない

「恐縮です」は、相手に大変な迷惑をかけた時や、ミスをした際の謝罪の言葉としては相応しくありません。「恐縮」には「申し訳なく思う」という意味が含まれていますが、お詫びの言葉や謝罪の意味としては非常に弱い言葉。相手に迷惑をかけたり、怒らせてしまった場合は「大変申し訳ありません」「お詫び申し上げます」と謝罪しましょう。

使い方を例文でチェック

「誠に恐縮ですが」は、クッション言葉の一つ。クッション言葉とは、相手に依頼や辞退する際に失礼にならないように、または、角が立たないように本題の前に使う言葉です。実際どのように使うことができるのか、例文をチェックしていきましょう。

誠に恐縮ですが

1:「お忙しいところ誠に恐縮ですが、ご返信いただきますようお願いいたします」

「お忙しいところ、本当に申し訳ありませんが」という意味のフレーズ。「お忙しいところ」は、相手が実際に忙しいか、忙しくないかにかかわらず、相手に依頼などをする際のクッション言葉として使われています。低姿勢で依頼しているということをアピールすることができます。

2:「誠に恐縮ですが、今回は参加を見送らせていただきます」

欠席や断りの意向を伝える時は、慎重に言葉を選びますよね。「誠に恐縮ですが」は、断りや辞退の意向を伝える際にも使用することができます。「参加を見送ります」とだけ伝えると、丁寧さにかけた表現になり、相手に不愉快な思いをさせてしまうかもしれません。そのような時にクッション言葉「誠に恐縮ですが」を入れることによって、言い回しを柔らかい印象にし、相手への配慮を表すことができます。

3:「誠に恐縮ですが、今一度ご確認していただきますようお願いいたします」

例えば、相手から提出された書類などに不備や誤りがあった場合、それを伝えないといけませんよね。その様な時に「誠に恐縮ですが」を用いることで、相手を立てつつ不備や誤りを伝えることができます。

類語や言い換え表現にはどのようなものがある?

「誠に恐縮ですが」は相手に配慮を示す丁寧な言葉ですが、多用するのは避けたい表現。一つの文章の中に、一度使うくらいがベターです。また、場面によっては、別の表現の方が相応しいということもありますよね。類語や言い換え表現を理解しておくと、いざと言う時に便利です。

誠に恐縮ですが

1:「恐れ入りますが」

「恐れ入ります」は、「恐れ入る」+「ます(丁寧語)」で成り立つ言葉。相手に依頼やお願いをする際、「申し訳なさ」や「感謝」を伝える言い回しです。「恐れ入りますが」は、「恐縮ですが」よりも柔らかい印象を与えることができます。

(例)恐れ入りますが、こちらの資料にお目通しいただきますようお願いいたします。

2:「お手数をおかけしますが」

「手数」とは、「それをするのに要する動作や作業の数」「他人のためにことさらかける手間(小学館『デジタル大辞泉』より)」のことを言います。「お手数をおかけしますが」は、「手間や面倒をおかけしますが、お願いいたします」というニュアンスの言い回し。主に、相手に依頼をする際、相手を気遣う言葉として使われます。

(例)お手数をおかけしますが、折り返しお電話いただけますでしょうか?

3:「申し訳ありませんが」

「申し訳ない」は、相手に面倒なことを頼む際に、すまないという気持ちを表す言葉。より丁寧な表現をしたい場面は、「申し訳ございませんが」とします。

(例)大変申し訳ありませんが、日時を変更していただけないでしょうか?

英語表現とは?

「誠に恐縮ですが」は、謙虚な気持ちを表した日本らしい表現。英語ではどのように表現したら良いのか、みていきましょう。

相手に依頼やお願いをする場合

・I am sorry for troubling you when you are busy , but I appreciate your help.
(お忙しい中、誠に恐縮ですがよろしくお願いいたします)

辞退や断る場合

・I am afraid I will not able to attend the meeting .
(誠に恐縮ですが、会議には出席出来そうにありません)

最後に

ビジネスシーンにおいて相手に依頼したり、お断りをしないといけない場合は数多くあると思います。その様な時に、クッション言葉「誠に恐縮ですが」を上手く使いこなせると、相手にも丁寧で良い印象を持ってもらえるのではないでしょうか。相手との円滑なコミュニケーションにお役立てください。

トップ画像・アイキャッチ/(C)Shutterstock.com

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