「恐縮です」はお礼やお詫びの言葉│正しい意味や使い方、例文と英語表現を解説 | Domani

Domani

働く40代は、明日も楽しい!

 

LIFESTYLE働く

2021.06.23

「恐縮です」正しい意味とは?使い方や例文、英語表現を解説

「恐縮です」は、相手の好意に身のすくむ様子を表す言葉です。意味合いは幅広く、感謝やお詫び、依頼のシーンで使用できます。かしこまった表現になるため、上司にも失礼のない表現です。今回は「恐縮です」の使い方と合わせ、シーンに応じた例文や英語表現を解説します。

Tags:

【目次】
 ・「恐縮です」の正しい意味と類語
 ・「恐縮です」使用時の3つのポイント
 ・3つのシーンに応じた「恐縮です」の使い方
 ・相手に合わせた「恐縮です」の強調表現
 ・英語で伝える「恐縮です」
 ・正しい意味を理解して「恐縮です」を使いこなそう

「恐縮です」の正しい意味と類語

「恐縮(きょうしゅく)」とは、ありたがさや申し訳なさ、気恥ずかしさなどで身のすくむ気持ちを意味する言葉です。恐れを表す「恐」と、身のすくむ様子を意味する「縮」から成り立っています。

恐縮です 意味

(C)Shutterstock.com

「恐縮です」は、相手の好意に対し、身のすくむような思いであることを伝える表現です。かしこまったニュアンスを持ち、文章や改まった会話で用いられます。

■「恐縮です」は上司や目上の人に用いる言葉

「恐縮です」は、自分がへりくだることで相手を立てる表現です。そのため、目下の人ではなく、上司や目上の人に使用します。自分の立場を謙遜し、「私のようなものが恐縮ですが」と伝えることも可能です。

また、目上の人に対し、「申し訳ないのですが」と依頼する場面にも適しています。周囲の評価や好意に、「ありがとうございます。恐縮です」と感謝の気持ちを伝えられることも覚えておきましょう。

■「恐縮です」の類語や言い換え表現

「恐縮です」は、シーンに応じて類語や言い換え表現が用いられます。相手の気遣いに対し、感謝を伝える類語が「恐れ入ります」です。より強い気持ちは、「大変恐縮です」「恐縮至極に存じます」と言い換えられます。

また、恥ずかしさで身が縮むときに使用するのが「汗顔(かんがん)」です。「汗顔」とは、顔に汗をかくほど恥ずかしい気持ちを意味します。ビジネスシーンでの使用が多く、謝罪や賞賛に対する謙遜の言葉として「汗顔の至りです」と用います。

「恐縮です」使用時の3つのポイント

「恐縮です」を正しく使用するためには、3つのポイントをおさえる必要があります。目上の人に失礼のないよう、それぞれについて確認しておきましょう。

恐縮です 意味

(C)Shutterstock.com

ポイント1.「恐縮」+「存じます」は二重表現になる

「恐縮」に「存じます」を重ねた「恐縮に存じます」は、二重表現にあたります。二重表現とは、同じ意味を持つ言葉を繰り返して使用することです。

「恐縮」には、「ありがたく思う」「申し訳なく思う」という意味があります。また、「存じます」は、「思う」の謙譲語である「存ずる」をより丁寧に表現した言葉です。

つまり、「恐縮に存じます」は「ありがたく思います+思います」と、同じ意味が重なることになります。二重表現は、話言葉を文字にすると起こりやすい間違いです。相手に違和感を与えることもあるため注意しましょう。

ポイント2.「恐縮です」の多用は失礼にあたる

相手にていねいな気持ちを伝えようと、「恐縮です」を多用してはいないでしょうか。かしこまった「恐縮です」を多用すると、かえってわざとらしい印象を与えてしまいます。

目上の人に「ありがたい」「申し訳ない」と強く感じるときには、類語や言い換え表現などを使用しましょう。会話の幅が広がり、ビジネスマナーやスキルの向上にもつながります。

ポイント3. 主に書き言葉で使用する

「恐縮です」は、主に書き言葉として使用されます。言葉にすると、堅苦しいイメージを与えることもあるからです。

そのため、「恐縮です」が相応しいと思われる場面では、「恐れ入ります」と口にするように心がけましょう。前後にシーンに応じた言葉を添えれば、その時々の気持ちをより深く相手に伝えられます。

3つのシーンに応じた「恐縮です」の使い方

恐れ多い気持ちを表す「恐縮です」は、申し訳ない気持ちや感謝の気持ちを表す際や、断りの了承を求めるときに使えます。下記で述べる使用例を参考に、「恐縮です」の使い方を身に付けましょう。

恐縮です 意味

(C)Shutterstock.com

シーン1. 申し訳ない気持ちを伝えたいとき

相手がしてくれたことに対し、申し訳ない気持ちを伝えたいときにも「恐縮です」は適しています。「申し訳ありません」「ご迷惑おかけしてすみません」という思いとともに、感謝の気持ちが込められていることがポイントです。

(例文)
・お忙しいところお時間頂戴し、大変恐縮です。
・お足元の悪い中ご足労いただき、恐縮です。

シーン2. 感謝の気持ちを伝えたいとき

「恐縮です」は、「ありがとうございます」という感謝を伝えたいときにも使用されます。周囲の賞賛や評価に、「恐れ多いです」「とんでもないです」と謙遜する意味合いも持つ言葉です。より感謝の気持ちを強調したいときには、「ありがとうございます」も合わせて伝えましょう。

(例文)
・今回はこのような席を設けていただき、大変恐縮です。皆さま、ありがとうございます。
・先生に直接ご指導いただけるとは、恐縮です。
・この度は多大なる評価をいただき、恐縮するばかりでございます。

シーン3. 断りの了承を求めるとき

ビジネスシーンでは、申し訳ないと思いつつも、相手の誘いを断らなくてはいけないこともあるのではないでしょうか。そのような場合には、「恐縮ですが」と前置きした上で断りの了承を求めましょう。理由を付け加えれば、よりていねいな表現になります。

(例文)
・大変恐縮ですが、予定が立て込んでいるため辞退させていただきます。
・恐縮ではございますが、次回の宴席は欠席させていただきます。

相手に合わせた「恐縮です」の強調表現

「恐縮です」は、相手に合わせて強調表現ができます。感謝や申し訳ない気持ちを伝えたい相手に合わせ、次のように表現しましょう。

恐縮です 意味

(C)Shutterstock.com

「恐縮しきり」

「恐縮です」では足りないほどの思いを感じる相手には、「恐縮しきり」と伝えます。「恐縮しきり」の「しきり」は、「ひっきりなし」「何度も繰り返し」という意味を持つ言葉です。「恐縮しきり」で十分に強調されるため、「大変恐縮しきり」「非常に恐縮しきり」のような、誇張を重ねた表現は控えましょう。

(例文)
・お忙しい中ご足労いただき、恐縮しきりでございます。
・このように栄誉ある賞をいただき、恐縮しきりでございます。

「甚だ恐縮」

「甚だ」は、「とても」「非常に」をていねいに表した言葉です。「物事の程度を超えている」と感じるときに使用します。「甚だ恐縮」は、目上の人への無理なお願いや、誘いを断る場面にも適した表現です。

(例文)
・甚だ恐縮ではございますが、ご検討のほど何卒よろしくお願いいたします。
・甚だ恐縮ではございますが、この度は参加を控えさせていただきます。

「恐縮の限り」

「限り」には、「限界いっぱい」「限界まで」という意味合いがあります。「恐縮の限り」は、相手に対し「自分の限界まで恐れ多い」という気持ちを表す言葉です。重大な謝罪や大きな賞賛へのお礼など、日常的ではないシーンで使用しましょう。

(例文)
・皆様のお手を煩わせてしまい、恐縮の限りでございます。
・これほどのお心遣いをいただき、恐縮の限りでございます。

英語で伝える「恐縮です」

日本語の「恐縮です」は、さまざまな気持ちを表現できる言葉です。しかし、英語で「恐縮です」を伝えたいときは、それぞれ異なる語句が用いられます。

恐縮です 意味

(C)Shutterstock.com

英語の「恐縮です」を知っておけば、感謝やお詫び、依頼の気持ちをていねいに伝えることができます。ビジネスで活用できるよう、シーンに応じた英語表現をマスターしておきましょう。

■申し訳なさを伝える「I am afraid~」「I am sorry~」

「afraid」には、「残念ながら」「恐れ入りますが」といった意味合いがあります。また、申し訳ない気持ちを伝えたいときには、心苦しい思いを意味する「sorry」も適しています。

(例文)
・I’m afraid for my late reply.
(お返事が遅くなり恐縮です)
・I am very sorry I can’t help you.
(お役に立てず大変恐縮です)

■感謝を伝える「Thank you」「grateful」

英語では、感謝の気持ちはへりくだることなく「Thank you」と伝えましょう。語尾に「so mach」「very much」と付け加えると、よりていねいな表現になります。「恩を感じる」「恩を知る」といった意味を持つ「grateful」を使うと、感謝の気持ちを強調できます。

(例文)
・Thank you so mach/very mach.
(本当にありがとうごます)
・Thank you very much.I am grateful for your kindness.
(本当にありがとうございます。親切にしていただき恐縮です)

■依頼のシーンでは「Woud you mind if~?」 

ビジネスで相手に依頼をする場面では「Woud you mind if~?」を用います。「Woud you mind」は「気に障りますか?」という意味を持つ表現です。「if」のあとに言葉を続けることで、「恐れ入りますが~をしてもいいですか?」と伝えることができます。

(例文)
・Would you mind if I used this conference room?
(恐れ入りますが、こちらの会議室を使用してもよろしいでしょうか)
・Would you mind if I borrow this file?
(恐れ入りますが、こちらのファイルをお借りしてもよろしいでしょうか)

正しい意味を理解して「恐縮です」を使いこなそう

「恐縮です」は、目上の人に「ありがとうございます」「申し訳ないです」という気持ちを伝える言葉です。また、目上の人への依頼のシーンにも適してます。正しい意味合いを理解し、大人のマナーとして「恐縮です」を使いこなしましょう。

トップ画像・アイキャッチ/(C)Shutterstock.com

こちらの記事もたくさん読まれています

「恐縮」の使い方、それで合っていますか? 使い方から類語、英語表現までご紹介
「僭越ながら」正しく使えてる!? 使う際のポイントや例文を紹介

Domaniオンラインサロンへのご入会はこちら

Read Moreおすすめの関連記事