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LIFESTYLE 挨拶・マナー

2024.11.05

「恐縮です」の意味は?正しい使い方を例文で解説

「恐縮です」の多用は失礼にあたる

相手にていねいな気持ちを伝えようと、「恐縮です」を多用してはいないでしょうか。かしこまった「恐縮です」を多用すると、かえってわざとらしい印象を与えてしまいます。

目上の人に「ありがたい」「申し訳ない」と強く感じるときには、類語や言い換え表現などを使用しましょう。会話の幅が広がり、ビジネスマナーやスキルの向上にもつながります。

主に書き言葉で使用する

「恐縮です」は、主に書き言葉として使用されます。言葉にすると、堅苦しいイメージを与えることもあるからです。

そのため、会話のなかで「恐縮です」が相応しいと思われる場面では、「恐れ入ります」と口にするように心がけましょう。前後にシーンに応じた言葉を添えれば、その時々の気持ちをより深く相手に伝えられます。

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「恐縮です」の使い方と例文

恐れ多い気持ちを表す「恐縮です」は、申し訳ない気持ちや感謝の気持ちを表す際や、断りの了承を求めるときに使えます。下記で述べる使用例を参考に、「恐縮です」の使い方を身に付けましょう。

恐縮です 意味

(C)Shutterstock.com

依頼や要求する場合

相手に依頼や要求をする場合、「恐縮ですが」と前置きすることで、時間や手間を取らせて申し訳ない気持ちを伝えることができます。

例文

・お忙しいところ恐縮ですが、○○の件につきまして、今月末までにお知らせいただけますと幸いです。
・誠に恐縮ですが、このメールにご返信いただきますようお願いいたします。

申し訳ない気持ちを伝えたいとき

相手がしてくれたことに対し、申し訳ない気持ちを伝えたいときにも「恐縮です」は適しています。「申し訳ありません」「ご迷惑おかけしてすみません」という思いとともに、感謝の気持ちが込められていることがポイントです。

例文
・お忙しいところお時間頂戴し、大変恐縮です
・お足元の悪い中ご足労いただき、恐縮です

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感謝の気持ちを伝えたいとき

「恐縮です」は、「ありがとうございます」という感謝の気持ちを伝えたいときにも使用されます。より感謝の気持ちを強調したいときには、「ありがとうございます」も合わせて伝えましょう。

例文

・今回はこのような席を設けていただき、大変恐縮です。皆さま、ありがとうございます。
・先生に直接ご指導いただけるとは、恐縮です

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謙遜の気持ちを伝えたいとき

周囲の賞賛や評価に、「恐れ多いです」「とんでもないです」と謙遜する意味合いも持つ言葉です。ビジネスシーンで賞賛を受けてどのように答えれば良いか迷った時には「恐縮です」を使うと、相手に謙遜の気持えることができます。

例文

・この度は多大なる評価をいただき、恐縮するばかりでございます
・そう言って頂けて、大変恐縮です

断りの了承を求めるとき

ビジネスシーンでは、申し訳ないと思いつつも、相手の誘いを断らなくてはいけないこともあるのではないでしょうか。そのような場合には、「恐縮ですが」と前置きした上で断りの了承を求めましょう。理由を付け加えれば、よりていねいな表現になります。

例文

・大変恐縮ですが、予定が立て込んでいるため辞退させていただきます。
恐縮ではございますが、次回の宴席は欠席させていただきます。

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相手に合わせた「恐縮です」の強調表現

「恐縮です」は、相手に合わせて強調表現ができます。感謝や申し訳ない気持ちを伝えたい相手に合わせ、次のように表現しましょう。

恐縮です 意味

(C)Shutterstock.com

「恐縮しきり」

「恐縮です」では足りないほどの思いを感じる相手には、「恐縮しきり」と伝えます。「恐縮しきり」の「しきり」は、「ひっきりなし」「何度も繰り返し」という意味を持つ言葉です。「恐縮しきり」で十分に強調されるため、「大変恐縮しきり」「非常に恐縮しきり」のような、誇張を重ねた表現は控えましょう。

例文

・お忙しい中ご足労いただき、恐縮しきりでございます。
・このように栄誉ある賞をいただき、恐縮しきりでございます。

 

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