スタイリスト・亀 恭子さんのファッションセオリー大公開!
「好きな気持ち」に投資するのが結局楽しい!
いろいろなおしゃれを体験し、自分らしい着こなしがわかってきた今。トレンドや長く使うことに惑わされず、自分がいちばん心地よいものに投資するのが、正しいと思い始めました。私の場合はカラーニットとデニムです。色物は安く抑えるのが定説だけど、やはり美しい発色を見てしまうと、投資しがいがあるもの。デニムは、週に何度もはくことを考えると、さほどコスパは悪くないのではないでしょうか。
フェミニンになりがちなカラーニットは辛口に
「色もデザインも大胆なものが好きなので、合わせるアイテムはシックに。ほかを黒で統一させて、シャープにまとめます。ニットの存在も引き立ちます」
KNIT : MSGM JACKET : 3.1Phillip Lim PANTS : Acne Studios SUNGLASSES : CUTLER AND GROSS RINGS : stair,Cartier BAG : JIMMY CHOO SHOES : Alexandre Birman
「高くてもつい買っちゃうもの」=発色の差が出るカラーニット
「凝ったデザインも、そのブランドならでは。身につけていてアガります♪ ブルーは〝ドゥロワー〟、カーキは〝ACASAM〟のものです。ちなみにベーシックカラーのニットは安く買うことが多いですね」
大人の女性をヘルシーに魅せるデニムが再ブーム!
「デニムは毎シーズン数本をヘビロテしまくり。その代わり買うときは、何度も試着してかなり吟味します。この〝リーバイス〟のリメークデニムははきすぎ&洗いすぎで、さらに色落ちして自分仕様に(笑)」
PANTS : stunning lure levi’s vintage COAT : stunning lure BLOUSE : LE CIEL BLEU HAT : IÉNA RINGS : stair,Cartier BAG : FENDI SHOES : GIANVITO ROSSI
「高くてもつい買っちゃうもの」=大好きすぎるデニム
「右は〝Healthy〟、左は〝エーピーストゥディオ〟。ダメージが入っていたり、リメークされた特別感のあるデザインが気分です。がんがんはいて、自分の体になじませます」
Domani2018年2月号『おしゃれプロ20人に聞いた「安くていいもの」「高いけどいいもの」』より
本誌撮影時スタッフ:撮影/蓮見 徹(人物)、坂根綾子(静物) 構成/湯口かおり