【目次】
・電気ケトルとは?
・素材別の特徴
・選び方のポイント三つ
・プラスチック製のおすすめ電気ケトル
・ステンレス製のおすすめ電気ケトル
・ガラス製のおすすめ電気ケトル
電気ケトルとは?
「電気ケトルは、電気ポットと同じようなものでは?」と思ってはいませんか?しかし、電気ケトルと電気ポットでは用途が異なります。どのようなものなのか、詳しく見ていきましょう。
電気で加熱するやかんのこと
電気ケトルは、熱源に電気を使うやかんです。メリットは主に次の二つです。
・火事の心配が少ない
・すぐにお湯が沸く
ガスを使用しない電気ケトルは、火の心配をせずに済みます。お湯が沸くまでそばに付いている必要がなく、忙しい朝には特に重宝します。子どもに「スイッチを入れておいて」とお願いすれば、ママはその分手が空きます。
また、水からお湯までの沸騰時間が短いのも、電気ケトルのメリットです。急な来客で「今すぐお湯が欲しい」というときも、電気ケトルなら慌てる必要はありません。
早いものなら約800mlの水を4分以内で沸騰できるため、一度にティーカップ5人分程度は用意できる計算です。
電気ポットとの違いは「保温機能」
電気ケトルと混同されがちなのが電気ポットです。両者の最も大きな違いは、保温機能の有無にあります。
電気ポットは沸かす温度の設定や長時間の保温が可能です。容量も1.5~2.5lと大きいものが多く、日常的にお湯を必要とする家庭に適しています。
これに対し、電気ケトルの機能は「沸かすだけ」とシンプルなものがほとんどです。基本的に沸かしたお湯は使い切りなので、容量もさほど大きくはありません。
ただし、お湯を沸かすことのみに特化している分、電気代はより安価です。
素材別の特徴
一口に電気ケトルといっても、素材によって見た目の印象や使い勝手は異なります。電気ケトルの素材別の特徴を紹介します。
軽くて使いやすい「プラスチック製」
電気ケトルの中でも、最もポピュラーなのがプラスチック製です。軽量で扱いやすい上、商品デザインや価格帯のバリエーションも豊富にそろっています。
好みのデザインや予算に合うものを見つけやすく、初めて電気ケトルを使う家庭には有力な選択肢の一つになります。
ただし使い始めたばかりのころは、お湯からプラスチック臭を感じることがあります。また、長期間使っていると経年劣化しやすいため、こまめなケアは必須です。
耐久性に優れた「ステンレス製」
ステンレス製は、落としたりぶつけたりしても壊れにくい高い耐久性を持ちます。さびにも強い特性があるため、長く愛用できるものを選びたい家庭には最適です。
またステンレスの見た目を生かしたデザインはスタイリッシュで、キッチンに置いてもサマになります。コーヒーを淹れるのに適した注ぎ口の細いタイプなども多く販売されており、より用途に特化したものが欲しいと考えている人におすすめです。
一方で注意したいのが、熱伝導性の高さです。ステンレス製はお湯が比較的すぐに沸くものの、表面が高温になります。万が一触れると、やけどをするおそれがあるため注意が必要です。頑丈な分重量も重めな点も考慮しましょう。
内部が見える「ガラス製」
中身が見えるガラス製は、デザイン性の高さが魅力です。透明な外見は高級感がある上、近年はライトアップ機能が付いたものなども登場しました。どんなキッチンにもなじみやすく、見映えにこだわりたい家庭におすすめできます。
また、お湯に素材の臭いが移りにくかったり、内容量を一目で確認できたりするのもガラス製ならではのメリットです。
一方デメリットは、衝撃に弱く割れやすいこと、表面が高温になることなどです。
選び方のポイント三つ
電気ケトルを選ぶ際は、素材以外にも注意したいポイントがあります。日常的に使用する人数や用途を良く考え、使い方に合う電気ケトルを見つけましょう。
人数や用途で容量で選ぶ
まずチェックしたいのが、電気ケトルの容量です。3人以上での使用を想定している場合は、容量が1.5l以上あるものが望ましいといえます。
例えば、4人家族でコーヒーやお茶を飲むことがあるのなら、最低限必要なお湯の量は「ティーカップ1杯分(約160ml)×4」で、約650~700mlです。
また、カップラーメンなどを作る場合は、一度に500ml程度のお湯が必要です。家族でラーメンを食べることがあるのなら、何人分作れるのが望ましいか考えてみましょう。
注ぎ口の形状で選ぶ
電気ケトルの注ぎ口は、主に次の2タイプがあります。
・三角口(くちばし型)
・細口
注ぎ口が三角形をしている三角口は、最も多く見られるタイプです。
三角タイプは注ぎ口が広いのが特徴で、傾斜角度によって湯量をコントロールできます。一気にお湯を注いでカップラーメンを作ったり、コーヒーカップにそっとお湯を入れたりすることが可能です。ただし注ぎ口が広い分、ホコリが付きやすいのが難点です。
一方、注ぎ口が細く長いのが細口タイプです。お湯を静かに注げるため、ドリップコーヒーをおいしく淹れたり少量のお湯を使ったりするときに適しています。ただし注ぎ口が細い分、お手入れはやや面倒に感じることも考えられます。
安全機能の有無を確認する
子どもがいる家庭では、安全機能について確認しておくと安心です。電気ケトルを見るときは、以下のような機能の有無をチェックしてみましょう。
・蒸気レス機能:水を沸騰させる際の蒸気を抑える
・空だき防止機能:ケトルが空になったら自動オフする
・湯漏れ防止機能:倒れたときの湯漏れを防ぐ
・二重構造:沸騰中に本体が熱くならない
電気ケトルでは、主にやけどや火事のトラブルが心配です。蒸気が抑えられたり空だきを防いだりできる機能があると、使用中の不安が軽減されます。
また、好奇心旺盛な子どもなら、電気ケトルにうっかり触れることがあるかもしれません。万が一を考えて二重構造のものを選んでおくと安心です。
プラスチック製のおすすめ電気ケトル
プラスチック製の電気ケトルは「ファースト電気ケトル」に最適な気軽さが魅力です。家族みんなで使いやすい、おすすめの商品を紹介します。
ティファール「ジャスティン プラス コントロール 1.2l」
電気ケトルを扱う代表的なメーカー・ティファールからは、温度コントロール機能の付いた商品がラインアップされています。
好みや必要によって、お湯の温度を60・70・80・85・90・95・100度に設定可能。用途に合わせて適した温度を使い分けられるので、コーヒーやお茶を淹れるのにもぴったりです。
沸騰電源がオフになる「自動電源オフ機能」を搭載しているほか、「水量が見やすい目盛付き窓」「水垢が付着しにくい底面」などの特徴もあります。安全性やお手入れのしやすさにも配慮が見られるのはうれしいポイントです。
60分間の保温機能もあるため、お湯のお代わりが欲しいときにも重宝します。サイズは16×21×23cm、重量は約1.15kgです。
商品名:ティファール「ジャスティンプラスコントロール 1.2l」
タイガー魔法瓶「電気ケトル PCL-A120」
140mlのお湯を約60秒で沸騰させる上、二重構造で沸騰中も外側が熱くなりません。容量も1.2lあるため、ファミリーユースにぴったりな電気ケトルです。忙しい朝にもパパッと手軽にお湯を沸かせます。
デザインの秀逸さや使い勝手の良さが評価され、2019年には「子どもたちの安全・安心に貢献するデザイン部門」にてキッズデザイン賞を受賞しました。
また、スチームの出にくい「省スチーム設計」のほか、「沸騰後はすぐに電源オフ」「空だき防止」「転倒時にお湯が漏れにくい」など、安全面への配慮も行き届いています。
持ちやすいグリップ、左右どちらからでも湯量を確認できるW窓なども付いており、使いやすさも問題ありません。サイズは16.5×22.4×23.0cm、重量は約1.01kgです。
商品名:タイガー魔法瓶「電気ケトル PCL-A120」
ツインバード「電気ケトル TP-4483GY」
沸騰時も表面が高温になりにくい二重構造を採用した電気ケトルです。転倒時の湯漏れを防ぐ機能や空だき防止機能も付いており、子どもがいる家庭でも使いやすいでしょう。
斜めに設計された間口は湯量を調整しやすく、コーヒーからカップラーメンまで広く対応します。12cmと広さもあるため、使用後のお手入れも簡単です。
1400Wの高出力で、カップ1杯の水を約60秒で沸騰させます。本体サイズは22.5×16×24.0cm(電源ベース含む)、重量は約1.2kg(電源ベース含む)です。
商品名:ツインバード 電気ケトル TP-4483GY
ステンレス製のおすすめ電気ケトル
長く愛用していくなら、耐久性の高いステンレス製の電気ケトルがおすすめです。近年は高機能でスタイリッシュなデザインが増えており、我が家にぴったりのものが見つかるでしょう。
ステンレス製の電気ケトルから、おすすめの商品を紹介します。
レコルト「クラシックケトル クレール」
電源プレートが見えにくく作られていたり側面の継ぎ目をなくしたりと、クラシックですっきりしたデザインの電気ケトルです。容量は0.8lで、沸騰まで5分ほど。コーヒーなら5~8杯、カップラーメンなら2~4杯を一度に作れるため、何度も沸かす必要がなく家族で使うにも便利です。
注ぎ口は適度な細さで湯切れが良く、湯量の調整も容易です。握りやすいハンドル仕様であったり間口が広かったりと使い勝手にも配慮されており、毎日気軽に使えます。
安全機能として沸騰したら自動で電源オフになる機能も付いています。サイズは約23.6×13.5×20cm、重量は約770gです。
商品名:レコルト「クラシックケトル クレール」
デロンギ「ディスティンタ・ペルラ コレクション 電気ケトル」
イタリアの家電ブランド・デロンギからは、パールのような上品なカラーとぽってりとしたフォルムが特徴の電気ケトルがリリースされています。本体容量は1.0lと比較的コンパクトで、カップラーメンなら2人分を一度に作れる容量です。
また、注水量が一目で分かるよう取っ手側に目盛の付いた水量計がデザインされています。間口が広いフタで、お手入れの手間も掛かりません。
安全機能としては空だき防止機能と自動電源オフ機能があります。サイズは約22×16.5×20.5cm、重量は約1.1kgです。
電気ケトルとは思えないスタイリッシュな見た目が、何よりも魅力的な商品といえます。
商品名:デロンギ「ディスティンタ・ペルラ コレクション 電気ケトル」
「お茶を究極に美味しく」にこだわった電気ケトル!大人気の理由、知ってる? | Domani
バルミューダ「BALUMUDA The Pot」
細く長い注ぎ口で、湯量の調整が容易です。ドリップコーヒー淹れるときなど、慎重にお湯を注ぐ必要があるときに重宝します。
容量は600mlあり、コーヒーなら3杯ほど、カップラーメンなら2人分が一度に作れます。比較的コンパクトなサイズ感なので、省スペースでの設置が可能です。快適な注ぎ心地を追求して設計された、手になじむハンドルと狙ったところに注ぎやすいノズルがポイント。
空だきを防止する「自動電源オフ機能」が付いており、本体サイズは約26.9×14.2×19.4cm、重量は約0.9kgです。
バルミューダの人気商品である「BALUMUDA The Toaster」と調和するデザインなので、併せて使うとよりおしゃれな雰囲気になります。
商品名:バルミューダ「BALUMUDA The Pot」
ガラス製のおすすめ電気ケトル
清潔感のあるガラス製の電気ケトルは、食卓に置いても見映えがします。好みのデザインでキッチンに合うものを見つけましょう。ガラス製の電気ケトルからおすすめの商品を紹介します。
アイリスオーヤマ「電気ケトル(ガラス) 温度調節付 IKE-G1500T-B」
300mlのマグカップなら、約5杯分を一度に沸かせます。沸騰温度は60~100度で5度刻み、保温も60~95度で5度刻みに設定可能です。細かい湯温調整が容易のため、赤ちゃんのミルク作りなどに重宝します。
メニュー機能を使えば、自動的に飲み物にマッチした最適な温度にしてくれます。本体には取り外し可能な茶こしも付いているため、電気ケトルでそのままお茶や紅茶を楽しめます。
「空だき防止機能」を搭載しているほか、湧き上がり時の「沸騰時自動電源オフ機能」も付いています。本体サイズは約20.5×15.5×24.5cm、重量は約1kgです。
商品名:アイリスオーヤマ 「電気ケトル(ガラス) 温度調節付 IKE-G1500T-B」
LITHON「電気ガラスケトル 1.8L〜保温機能付き〜」
LITHONは、東大阪市に本社を構える日本の家電メーカーです。ユニークな家電で注目を集めていますが、シンプルかつ使いやすいガラス製の電気ケトルもラインアップされています。
商品の特徴としては、ワンタッチで湯沸かしがスタートする手軽さです。ガラス製なので残湯量が分かりやすく、沸騰している様子も目視で確認できます。
「保温機能」を使えば、沸騰後も湯温約80度を維持することが可能です。シンプルな機能とコードレス設計で、気軽に使いやすい電気ケトルです。
商品名:LITHON「電気ガラスケトル 1.8L〜保温機能付き〜」
HadinEEon「電気ケトル」
高硼珪酸ガラスと304ステンレススチール素材を採用した本体は、お湯を沸かしても有害物質が溶け出にくい仕様です。温度変化に強く耐久性も高いため、毎日の使用に適しています。
本体容量は1lですが、500mlだけ沸かすことも可能です。時間も電気も節約でき「1人分だけすぐにお湯が欲しい」というときも困りません。
安全機能としては、「空だき防止」と沸騰後に「自動電源オフ」機能が付いています。電源プレートの底面には滑り止めのゴムも付属しており、転倒のリスクを軽減できます。
間口の直径は11cmと広めの設計で、フタはワンタッチで開閉できます。手を入れてゴシゴシ洗えるため、お手入れも簡単です。
商品名:HadinEEon「電気ケトル」