台湾で自分好みの飲み物を手に入れるために知っておきたい2つの言葉
台湾人と砂糖入りの飲み物にまつわる話を、前回私の経験談を交えながらご紹介いたしました。
極甘飲料の不意打ちに合わないように、まず最初にマスターした「甘さ控えめ」という意味の「微糖 (Wēi táng)」。それと同時期に覚えたもうひとつの言葉が「去冰 (Qù bīng)」でした。
中国語で「去冰 (Qù bīng)」は「氷なし」の意味
CAになるために最初に受けるイニシャルトレーニングの授業では、中国語のサービス用語も習います。機内を再現したスペース、サービスモックアップの中で、お客さんに扮した教官が容赦なく中国語でオーダーを投げかけてきます。
教官:「小姐 我要一杯水 去冰 (Xiǎo jiě Wǒ yào yībēi shuǐ Qù bīng)」
私:「好的!」(えっと、一杯水は…お水一杯ね、で、チュービンは…なんだ?)
考えている私を横目に顔色ひとつ変えずにこちらの手際の悪さをじっと観察している教官に恐る恐る質問、「What’s チュービン?」
教官:「去冰は氷いらないよ!」
私:「はっ、好的!! 一杯水去冰馬上來 」(かしこまりました!! 氷なしのお水、すぐに! 教官日本語できるんじゃん!!汗)
そんな具合で毎日新しい中国語を少しずつ覚えていったわけなのですが、この「去冰 (Qù bīng)」という言葉は機内ではもちろんのこと、街中でタピオカ屋さんのようなカウンター越しでドリンクオーダーするときには特に役に立ちます (できあがったらすぐに薄いプラスチックのフタを貼ってしまうことが多いので)。
中国語メモ:去冰 (Qù bīng) = 氷なし、少冰 (Shǎo bīng) = 氷少なめ
甘さの加減プラス氷の量を中国語で指定でき、自分の飲みたいものをバッチリ手にすることができるようになれば、台湾の街中散策がもっと楽しくなること請け合い。また自由に旅ができるようになったときの楽しみとして、ぜひ頭の片隅に置いておいてみてください♡
【続】
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ライター
有田 千幸
外資系航空会社のCA、建築設計事務所の秘書・広報を経て美容ライターに。ニュージーランド・台湾在住経験がある日・英・中の トリリンガル。環境を意識したシンプルな暮らしを心がけている。プライベートでは一児の母。ワインエキスパート。薬膳コーディネーター。@chiyuki_arita_official