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2023.10.20

臨床心理士が紐解く〝生き急ぐ人〟の心理

 

なんだかいつも焦っていたり、見えない何かに追われていたり…そんな「行き急ぐ人」とはどんな特徴があるのでしょうか。みんなのエピソードから、臨床心理士がそのメカニズムを解説します。

【質問】あなたの周りに生き急いでいると感じる人はいる?

周りに生き急いでいる人が「いる」と回答した人は17.4%、「いない」と回答した人は82.6%となりました。約2割、5人に1人は「生き急いでる人」と出会っていることに。

生き急ぐ「はい」…17.4%
「いいえ」…82.6%

※アンケートは30~45歳の日本全国の有職既婚女性を対象にDomani編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数110名(未回答含む)。

臨床心理士が「生き急ぐ人」の心理を紐解きます

生き急ぐ人の心理とは? 臨床心理士・吉田美智子さんにお話をうかがいます。

「まず人が〝急ぐ〟 のは、『時間が足りない、間に合わないかも』と思うから。そして〝生き急ぐ〟のは、『自分のしたいことに対して時間が足りないと感じている・予定までにできない』と感じている人です。急ぐと生き急ぐではちょっと意味が変わってきますよね。

心の中を覗くと、『やらなくてはいけないこと、自分がやりたいことがたくさんあって、1日24時間では足りない!』と感じていることがほとんです。このように〝やるべきこと+やりたいこと>24時間〟 というのは誰もがよく悩むことではないでしょうか。

生き急ぐ人はいつも急いでいるがゆえ、心の余裕や大切な人とのつながりを失ってしまったりすることが分かっています。分かっているけどできないのは、不安感や罪悪感が引き起こしていると考えられます」(吉田さん)

では皆さんの周りにはどんなことに生き急いでいる人がいるのでしょうか。

【アンケート】どんなことに生き急いでいると感じる?

「将来を案じて」「ただいつも焦ってる」「頑張りすぎ」などの回答が多くを占めました。

生き急いでいると感じること
  1. 将来
  2. いつも焦っている
  3. 頑張りすぎ
  4. 常に
  5. せっかち

将来

・いつも老後の話をしているので、将来を考えてそんな仕事を詰め込んでいるのかなぁと思う。 (30代・東京都)
・高齢になってまで仕事をしたくないと思っているよう。将来、少しでも楽をするために今寝る時間を惜しんで働いていると言っていた。 (30代・兵庫県)

生き急ぐ

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いつも焦っている

・いつもせかせかしていて、余裕がない感じ。焦って余裕がないから、人に優しくできない印象。小さなことにすぐイラついてる。 (30代・山梨県)
・いつも焦っている。常に見えない何かに追われているような印象がします。(30代・埼玉県)

頑張りすぎ

・とにかく何にでも過剰に頑張っている印象。手を抜いたり、休憩をしたりするようなことはなく、全速力でずっと走り続けている感じ。 (40代・広島県)
・友人が月に休みを2回しかとらずに働き続けている。頑張りすぎて、身体を壊さないか心配。(40代・長崎県)
・自分に課した課題が多すぎる人。そこまでやらなくてもいいのに… 。(40代・神奈川県)

常に

・要領が悪いのか、すべてにおいて時間に迫られ、生き急いでる感じがする私。ほっとできるのは夢の中だけ (40代・北海道)

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