ウインナーとソーセージの違いってなんですか?
同じ物を、あるときは「ソーセージ」と呼んでみたり、あるときは「ウインナー」と呼んでみたり。どちらも正解のように思えますが、両者に違いはあるのでしょうか? 私たちの食卓にかかせない食品メーカー「日本ハム」の広報、飯谷祐次さんに教えていただきました。
「ソーセージ」は総称、「ウインナー」はソーセージの種類のひとつ
「ソーセージは、ひき肉に調理などをして腸などのケーシング(表皮部分)に詰めたものの総称。ソーセージには、(1)ボロニアソーセージ (2)フランクフルトソーセージ (3)ウインナーソーセージ、その他、ドライソーセージ、リオナソーセージなどがあります。日本で需要の多いウインナーソーセージは、ソーセージの内の一種類です」(飯谷さん)
ということは、ウインナーをソーセージと呼んでも間違いではないということですね! ちなみに、ウインナーの名前の由来は、オーストリアの首都・ウィーン。ウィーンでつくり始められたことから、ドイツ語で「ウィーンの」「ウィーン風の」という意味の「ウインナー」と名付けられたそうです。
ソーセージの種類はケーシングの違いで分別される
「(1)ボロニアソーセージ (2)フランクフルトソーセージ (3)ウインナーソーセージは使用するケーシングの違いで分別されます。(1)は牛腸を使用したもの。または、製品の太さが36mm以上のもの。(2)は豚腸を使用したもの。または、製品の太さが20mm~36mm未満のもの。(3)は羊腸を使用したもの。または、製品の太さが20mm未満のものとなります」(飯谷さん)
なるほど。ソーセージは、ひき肉自体の肉の種類や味の違いではなく、ケーシングの違いで分けられているんですね。素朴な疑問がひとつ解消されてすっきりしました!
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