メーカーに聞いてみた!「ウインナーを焼くとき油を引かないはなぜ!?」
フライパンでウインナーを炒めるとき、油を引かないほうがいいって知っていましたか? 知らずに油を使っていた方もいるかもしれませんね。でも、パッケージに書かれている注意書きをよく読むと、ほとんどのウインナーに「油を引かないで」と書かれているんです。今回は、その理由を日本ハム広報の飯谷祐次さんに聞きました。
理由1:ウインナー自体に豚肉等の脂分が含まれているから
「ウインナーには元々、豚肉等の脂分が含まれているため、加熱の際にじんわりと脂肪が出てきます。ですから、炒めるために油を引く必要はありません」(飯谷さん)
理由2:油を引くと、ウインナーの皮(羊腸)が破れやすくなるから
「油を引くと、熱した油でウインナーの皮(羊腸)が破れ、肉汁が出やすくなります。すると、肉汁が油で跳ね上がり、火傷の危険性があるため、油を引かないほうがいいんです」(飯谷さん)肉汁と一緒に旨味も外に流れ出てしまうのも、もったいないですよね。同じ理由で、ウインナーに切り込みを入れて焼くのも避けたほうがいいそうです。
ウインナーはボイルや電子レンジでの調理がおすすめ
〝シャウエッセン〟の場合は、ボイルや電子レンジでの調理がおすすめだそう。
【ボイルする場合】
お湯が沸騰したら弱火にし、シャウエッセンを入れて3分間ゆでる。これを「黄金の3分間ボイル」というそう。
【電子レンジの場合】
耐熱容器にシャウエッセンを移し、ラップをかけて加熱。調理時間はパッケージの記載通りに。
焼く場合は中火でじっくりと
【焼く場合】
フライパンなどで油を引かずに中火でじっくりと炒める。
ボイルや電子レンジを使えば、皮が破けてしまうリスクが減るため、おいしく調理できるんですね。フライパンでパリッと焼きたい方は、「油を引かずじっくりと」が鉄則です!
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