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仕事をする上で、メンバー全員が結束して目標達成に向けて取り組むことが求められます。しかし、時折メンバーの中には非協力的な行動をとったり、チームの方針に従わず結束を乱す人が現れます。このような人は、目標達成を遅らせたり、チーム全体のモチベーションを低下させることも…。とはいえ「足を引っ張る人」を、排除することだけで全ての問題が解決するわけではありません。
本記事では、チームの一体感を崩すことなく、全員が目標に向かって効率よく進めるための解決策を探ります。
そもそも「足を引っ張る」の意味とは?
まずは「足を引っ張る」の意味を改めてチェック。
「足を引っ張る」
人の成功や前進をじゃまする。また、妨げとなる。「チームの―・る」
(小学館刊・デジタル大辞泉)
【質問】あなたの周りに「足を引っ張る人」はいる?
それではいよいよアンケートの結果を発表。ワーママ100人に「足を引っ張る人」が周囲にいるか質問したところ、「はい」と回答したのは16.7%。2割に満たない結果となりました。
【質問】「足を引っ張る人」ってどんな人?
続いて、周囲の「足を引っ張る人」がどのような人なのか質問しました。代表的な回答を紹介します。
文句や否定的なことばかり言う
「仕事をさぼるのに文句ばかり」(30代・山梨県)
「やることすべてを否定する人」(30代・埼玉県)
嘘をつく
「自分の立場が悪くなると、すぐに他人を悪者にしたてて嘘を広める」(30代・三重県)
「約束を守らない。嘘を日常的につく」(30代・兵庫県)
行動や決断が遅い
「こっちは準備できているのに相手がもたもたしている」(30代・北海道)
「決断が遅い人」(40代・神奈川県)
ミスが多い
「ミスが多すぎ」(30代・島根県)
「肝心なときにミスをしたりする」(30代・和歌山県)
気分で動く
「機嫌で仕事をする」(40代・岩手県)
「自分の思い通りにならないとすぐに不機嫌になる」(40代・新潟県)
「人の成功や前進をじゃまする」ことなだけあって、仕事の妨げになったり、混乱を招いたりするようなことが挙げられました。上記以外には「人の話を聞かない」「思い込みで動く」「周りを見渡せない」などの回答も。
足を引っ張る人の心理
チームやグループの活動を妨げたり、他のメンバーのパフォーマンスやモチベーションを低下させるような行動をとる、いわゆる「足を引っ張る人」と呼ばれる人の心理背景は一様ではありません。そのような行動をとる人が、抱える心理的な要因を幾つか考えてみることにします。
嫉妬心や羨望感の現れ
他人の成功や才能、注目をされていることへの嫉妬心や羨望感の現れとして、人の仕事を邪魔することで自分が劣っていることから目を背けようとすることがあります。
恐れや不安感の現れ
組織変更や新しい体制になると、自分のポジションが脅かされるような事態が起こった時恐れや不安感の現れから、業務の進行を妨げたり反対する行動に出ることがあります。これは、現状を維持したいという保守的な心理から来ることが多いようです。
役割の不明瞭さや不満
チーム内で、自分自身の役割やポジションが不明瞭である場合、そのことへの不満から他のメンバーの業務進捗を妨げることで、自己の存在感を示そうとすることがあります。
報酬や評価への不満の現れ
貢献度に対する自己評価とチーム内の評価にギャップを感じている場合や、チームとして成果を重視しない報酬や評価制度に対する不満の現れが、チームの足を引っ張る行動を引き起こしていることがあります。
コミュニケーション不足
効果的なコミュニケーションが行われない環境では、誤解や不満が蓄積し、それが足を引っ張るような行動につながることもあります。
【質問】足を引っ張る人との付き合い方は?
最後に、「足を引っ張る人」にどのように接したらいいと思うかも聞いてみました。代表的な回答をピックアップして紹介します。