Domani×Oggiコラボの『耳恋』第2弾! 今回のゲストは、声優・アーティストの宮野真守さん!
仕事、家事、育児…と毎日頑張っている女性の皆さんに、日々の疲れが吹き飛ぶようなご褒美を! そんな想いから始まった、WEB Domaniによる大人の男性声優へのインタビュー連載『女は耳から恋をする』、略して〝耳恋〟。今回は、女性誌『Oggi』とコラボレーション! 撮り下ろしポートレートやインタビューを、現在発売中のOggi8月号でもお届けしています。それぞれで異なる情報・写真を掲載していますので、Oggi本誌も合わせてチェックしてくださいね!
▲WEB Domaniでしか見られないポートレート写真とともにインタビューをお伝えします!
さて、今回の〝コラボ耳恋〟のゲストは、7月7日(水)に22枚目のシングルを発売する、声優・アーティストの宮野真守さん。WEB Domaniにご登場いただくのは、なんと3回目! …ではありますが、『耳恋』連載でフューチャーするのはこれが初めて。声優として、アーティストとして、そして俳優としての活躍も目覚ましい〝稀代のエンターテイナー〟の魅力を、より深く、あますことなくお伝えします!
7月7日(水)リリース! 22ndシングル『Dream on』は、〝疲れた大人〟に向けたチルソング
常にさまざまなニュースとともにエンタメ界の一線を走り続けている宮野さんですが、最新のニュースといえば、7月7日(水)に迎えるNewシングル『Dream on』のリリース! 宮野さんの公式YouTubeではMVも公開されており、すでに聴き込んでいる方も多いはず。また、7月5日(月)から放送が始まるTVアニメ『うらみちお兄さん』のエンディングテーマでもありますが、宮野さん自身は、新曲『Dream on』にどんな思いを抱いているのでしょうか?
「『Dream on』は、TVアニメ『うらみちお兄さん』のエンディングテーマを…とオファーいただいて制作した曲です。アニメのオープニングテーマは明るくポップな楽曲になると伺っていたこと、作品の原作者である久世岳先生から『ノスタルジックさが欲しい』というリクエストを頂いていたこともあり、子どもの頃を思い出しながら夢に向かって頑張る大人たちへの応援歌にできたらいいな、とつくりはじめました」
▲メロウでポップな曲調に、宮野さんの優しい歌声が旋律を奏でて…『Dream on』のリラクシーな雰囲気そのままにインタビューに答えてくださいました。
そんなコンセプトのもと、宮野さんとともに楽曲をつくり上げたのが、宮野さんの〝盟友〟ともいえる音楽プロデューサーのstyさん。
「これまでも僕の楽曲をたくさん提供してくださっていますし、今作と似た方向性の曲を一緒につくったこともあったので、styさんとならきっと素敵な曲が出来上がるはず、と。ゆったりと力を抜き、まるで呟くように歌う…そんなチルアウトなムードにグルーヴィーな要素を重ねながら『Dream on』を完成させていきました」
宮野さん直伝のカラオケアドバイスも! 『Dream on』の〝心地よさ〟の秘密とは?
そうして生まれた新曲『Dream on』は、ノスタルジーな雰囲気の中に、どこか心をくすぐる〝かわいさ〟も感じられる一曲です。その魅力の秘密について質問すると…
「学校のチャイムとかテレビゲームの効果音とか、ポップで懐かしい音をギミックとして効かせているんです。そこに可愛さを感じてもらえたのかも!」と宮野さん。また、レコーディング作業でも通常とは異なる工夫をしていたそう。
「モニターヘッドホンから聞こえてくる自分の声の音量を、あえて少し大きめに設定しておくんです。そうすれば、それを聞きながら歌う自分の声は、自然と囁くような小さなものになる。それ以外にも、こういうムードの曲を録るときは部屋を暗くしてみたり…チルっぽさを演出するために、いろんなことにトライしているんですよ」
『Dream on』は、聞いていると眠りに落ちていくような感覚に包まれるほどの〝聴き心地のよさ〟が魅力。では、歌っている宮野さんご自身はどんな部分に〝歌い心地のよさ〟を感じているのか、気になるところです。
▲「肩の力を抜いて、つぶやくように」 そんな宮野さんの歌声が、私たちの心を癒してくれる…。目を閉じてリラックスしながら、ゆったり耳を傾けたい名曲です。
好きなパートについて伺うと「え〜、どこかな! どこがいいかな〜!」とワクワクの笑顔を浮かべながら悩んだ後、サビの心地よさについて教えてくださいました。
「『Dream on』という言葉をリズミカルに繰り返すサビは、やっぱり歌っていて気持ちがいいですね。韻を踏むことで、メロディを邪魔せず自然と言葉が曲に乗ってくるようになっているので、聞いていても歌っていても、耳心地が最高! もしカラオケなどでこの曲を歌う機会があったら、口の動きも含めて〝韻を踏んでいる楽しさ〟を存分に感じてもらいたいです。そうすれば、気持ちよく、そして上手に歌えると思います!」
と、最終的にはカラオケのアドバイスまで! どんなときも〝楽しむこと〟〝楽しませること〟が好きな宮野さんらしいコメントですよね。
「大人になった今だからこそ、新しい夢が見られる」——新曲『Dream on』に込めたメッセージ
さて、冒頭でもご紹介した通り、『Dream on』はTVアニメ『うらみちお兄さん』のエンディングテーマ。現実社会に後ろ向きながらも教育番組のお兄さんとして子供たちに笑顔を振りまく〝うらみちお兄さん〟を中心に、疲れた大人が抱える裏の感情をブラックユーモアたっぷりに描く話題作です(宮野さんも、蛇賀池照という、うたのお兄さん役で出演!)。やるせない現実や不条理に直面しながらも毎日頑張って働いている…『Dream on』はそんな〝疲れた私たち〟に向けた優しいエールソングでもあります。
「現実を嘆くキャラクターたちの姿や言葉に、『あるある!!』って共感もするし、ただただ哀しくなったりもする…(苦笑)。『うらみちお兄さん』は、コメディとしてとても面白い一方で、〝大人の真理〟を鋭く突いてくる作品。だから『Dream on』にも、その真理を込めました」
そう話す宮野さんが「たとえば…」と例に挙げたのは、曲中にある『時間がつくる大人のセオリー』という一節。
「大人になるにつれて、自分を取り巻く縛りやルールがどんどん増えていきますよね。そうするうちに、『子供の頃はあんなにも自由にキラキラと夢を見られていたのに、今は何もできていない』と思うようになりがち。でも、ここまで歩んだ人生の中で様々な経験を積んできた分だけ、僕たち大人は沢山のことができるようになっていて、未来の選択肢も増えているはずなんです。『決まりや縛りがあるから何もできない…』と落ち込んで下を向いてしまったら、目の前にある〝宝物〟を見過ごしてしまうんじゃないかな」
▲曲に込めたメッセージについて語る、まっすぐで温かい宮野さんの言葉。力強さの中に優しさを秘めたその瞳と言葉がオーバーラップします。
「大人になった今だからこそ、また新しい夢が見られるはず」宮野さんはそう続けます。
「幼いころに描いていた夢とは違うかもしれない。でも違っていいし、違って当たり前なんです。あの頃の自分と今の自分は同じではないですからね。これは、僕自身もいろいろな経験をしてきた今だからこそ伝えられるメッセージだと思っています。大人になるって大変だけど、決して悪いことじゃないんですよね! 疲れたときは、寝る前にこの曲を聴いて、前向きな気持ちのまま安眠していただいて…(笑)。このままの自分でいいんだ、これでまた明日も頑張れそう、そう思ってもらえたら嬉しいですね」
毎日にちょっぴり疲れた大人たちへ、宮野さんが贈る優しいエール。私たちに〝夢見る楽しさ〟を改めて教えてくれる新曲『Dream on』と一緒に、前を向いて頑張っていきましょう!
さて、宮野さんへのインタビューはVol.2へと続きます。次回は〝アーティスト宮野真守〟を深掘り! 引き続き、WEB Domaniをチェックしてくださいね。
22ndシングル『Dream on』 7月7日(水)リリース!
7月5日(月)より放送のTVアニメ「うらみちお兄さん」のエンディングテーマ。〝大人になったよい子たちに贈る〟メロウなポップミュージック。カップリング曲に『MILESTONE』を収録。
作詞・作曲・編曲:sty
定価¥1,320(キングレコード)
声優・アーティスト
宮野真守
みやの・まもる/1983年6月8日生まれ。2001年に声優デビュー。『DEATH NOTE』や『機動戦士ガンダム00』などで主演を務め、数多くのアニメ作品に出演。映画『ファンタスティック・ビースト』シリーズなどで吹き替えを担当。アーティスト活動は2008年よりスタート。豊かな表現力と類まれな歌声、ダンスを駆使した高いライブパフォーマンスも武器。
トップス¥18,040・デニムパンツ¥25,190・靴¥19,910・サングラス¥8,910(ジョルジオ アルマーニ ジャパン<ARMANI EXCHANGE>)
撮影/高木亜麗 スタイリスト/横田勝広(YKP) ヘア&メイク/Chica(C +) 構成/旧井菜月、福本絵里香