サロン専売シャンプーのメリット
サロン専売シャンプーとはその名の通り、一般店舗向けではなくサロンで販売されているシャンプーです。ヘアサロンで購入するのが一般的ですが、最近では通販やドラッグストアなどで購入できるアイテムもあるよう。
市販のシャンプーと比べると品質が高く、使い心地がよいものが多いので、ダメージヘアやカラー後の色落ちなど、髪の悩みを抱えている方にはとくに、より高いヘアケア効果が実感できると言われています。
サロン専売シャンプーのデメリット
品質の高さが最大の特徴と言われるサロン専売シャンプーですが、デメリットもゼロではありません。
まず、アイテムによってはサロンやクリニックなど、美容の専門店でしか購入できないため、そもそも「購入のハードルが高い」点がデメリットと言えるでしょう。
また品質が高い分、市販されている一般的なシャンプーに比べ価格が高いものも多く、せっかくよいものでも「継続して使用するのが困難になってしまう」という人も少なくないのだそうです。
サロン専売シャンプーの選び方
ポイント1:洗浄成分や保湿成分で選ぶ
より高い効果を実感するには、自分の頭皮や髪の悩みに合わせた洗浄成分のシャンプーを選ぶことが推奨されています。
とにかく地肌や髪に優しい洗浄成分を重視したい人には「ベタイン系」がおすすめされています。「アミノ酸系」の洗浄成分も、肌や髪に優しいと言われていますが、泡立ちが弱いというのがデメリットだそうです。
また、オイル系、コラーゲン系、ヒアルロン酸系など、保湿成分にも注目してみましょう。
「ケラチン」や「ヘマチン」といった、補修成分が含まれているシャンプーもあるので、髪のダメージにお悩みの方はこれらの成分もチェックしてみるとよいかもしれません。
ポイント2:シリコンの有無は髪質に合わせて選ぶ
サロン専売シャンプーを購入するとき、シリコンの有無についてもチェックしておきたいところ。
「シリコンシャンプーは髪によくない」と思われていることも多いですが、表参道のサロン・Sui 代表の冬木慎一さんによれば、「シリコンシャンプーは悪」という認識は間違っていると言います。
「ヘアケア剤に使われている理由は、髪をなめらかにする役割があるから。すすぎのときの髪の指通りや感触、乾燥後の仕上がり感の違いで、配合の有無や配合量を調整しています。ノンシリコンのシャンプーはさっぱりした洗い上がりですよね。シャンプーにはノンシリコンのものがありますが、コンディショナーやトリートメントには必ずシリコンが配合されています。
花王の研究でも、シリコンが頭皮の毛穴に詰まったりパーマやカラーの施術に影響を与えることはないと実証されています」(冬木さん)
ブリーチなどで髪がハイダメージを受けていると、「ノンシリコン・オーガニック・ナチュラル」系のシャンプーでは、髪がまとまらず手触りもガサガサになってしまうという声も。
ダメージが強い人や髪が太いまたは硬い人は「シリコンシャンプー」を、髪が細い人やボリュームを出したい人は「ノンシリコンシャンプー」を使用するのが、一般的に推奨されているようです。
ポイント3:好きな香りかどうかをチェックする
洗浄中はもちろん、乾かした後もふわっと残る「香り」。せっかくなら好きな香りで、使うのが楽しみになるようなシャンプーを選んでみてはいかがでしょうか。
サロンシャンプーでは「◯◯の香り」と表記されていないものも多いようなので、公式のHPをチェックするなどして、購入前にどういった香りなのかを確認してみるのをおすすめします。
人気おすすめのサロン専売シャンプー
アジュバン|リ:エミサリー シャンプー
▲300mL ¥2,860(税込)
頭皮だけでなく、髪内部の環境まで整えてくれる3種のアミノ酸成分を配合したシャンプー。頭皮を守る常在菌バランスを整える成分も配合し、健やかさを底上げ。イキイキとした状態へと導く。
ホーユープロフェッショナル|プロマスターカラーケア リッチ シャンプー
▲左から 250mL ¥1,320、600mL ¥2,860(税込)
ヘアカラーによるダメージの補修に特化した、アミノ酸系洗浄成分配合のシャンプー。ラウレス硫酸フリーでマイルドな洗浄力が特徴。保湿成分であるビワ葉エキス配合で、乾燥しがちな頭皮の状態を整えてくれる。「Rich」は潤いのあるまとまりのいい髪を目指す。