女性のために、女性が開発した【プレジャートイ】だから手にしやすい! 近年は海外セレブも次々と開発に参入
「プレジャートイに興味があるけれど、なんとなく購入しづらい…」。そう思う背景は、これまであったような男性目線でつくられた露骨なデザインが多かったからではないでしょうか?
けれど、近年はセクシャルウェルネル(性における健康)の世界的な広まりとともに、女性のセルフプレジャーに対する意識も変わりつつあり、女性が開発するプレジャートイが増えています。モデルのカーラ・デルヴィーニュ、歌手のリリー・アレン、女優のダコタ・ジョンソンなど海外セレブが次々とディレクションを行っていることもデザインの多様性に拍車をかけています。
日本の実情は?
「女性のセクシャルウェルネス」について伺いました
「海外は性に対してわりとオープンだけど、日本はどうなの?」。そんな人のために、日本の女性のセクシャルウェスネスに詳しいお二人に話を伺いました。
iroha PR 犬飼 幸さん
「iroha」・・・女性のセルフケアのひとつとして「からだが求める気持ちよさ」をまっすぐに考えたセルフプレジャーアイテムブランド。日本の女性が親しみやすい“和モダン”をコンセプトに、生活空間に溶け込むような優しい色とフォルムのデザインにこだわっています。ブランド公式サイトやamazonで購入できるほか、大丸梅田にはフラッグシップストアも。
iroha大丸梅田店には、20代〜80代までの幅広い年齢層の女性が訪れます。プレジャートイに興味のある方だけでなく、セックスレスや性交痛などでお悩みの方、性の話題を周囲の人となかなか話せない方など様々です。最近はフェムテックという言葉が浸透してきたことで、セルフプレジャーを「しない人もいるし、する人もいる」と色々な価値観の人がいることを理解されるようになったと強く感じます。
アジュマ 広報 山本あやのさん
「アジュマ」・・・1996年に、女性のセクシャルヘルス促進のためのプロダクトの輸入・販売小売り業としてスタート。取り扱うプレジャートイは、デザイン性や安全性、機能性だけでなく、ブランド自体や製品の開発にどれだけ女性が関わっているかも考慮して買いつけるそう。公式オンラインストア「ラブピースクラブ」のほか、ラブピースクラブ ラフォーレ原宿店、MOOND by LPC 大丸梅田店で購入できます。
店舗にはご友人同士やカップルのほか、女性おひとりでいらっしゃる方も多いです。生理用品をご購入の場合は親子でのご来店もよくあります。30〜40代の女性はおひとりでご来店されてご自分用にじっくり選ばれる方が多く、トイに見えないデザインのもので「これなら同居するご家族にばれない」と安心して購入されます。
プレジャートイ初心者にもおすすめ! 「あてて楽しむ」アイテム
▲(右)まるでチャームのように可愛らしいハート形のバイブレーション。手のひらにすっぽり収まるサイズで、最高級シリコンを使用した表面はシルクのようにすべすべ。小さいながらもバイブの種類は10パターンもあり。生活防水・USB充電式。RianneS ハート・バイブ・フレンチローズ ¥5,500
(中)歌手のリリー・アレンとコラボレーションした、クリトリス吸引トイ。美容家電のようなデザインとカラーで、付属のキャップをかぶせれば吸引部分を目隠しできます。吸引の強さは6段階あり、静音設計なのもうれしいポイント。完全防水でバスルームでも使えます。ウーマナイザーリバティ BY LILY ALLEN ¥13,200
(左)平面部分に隠された2つのボールがクルクルと回転することで、クリトリスを指や舌で撫でられているような感覚に。右回り、左回り、左右回転のミックスと3パターンあり、強さも変化するので刺激を感じやすくなっています。完全防水・USB充電式。LORA DICARLO FILARE ¥23,320(すべてラブピースクラブ)
外となかの両方、楽しみたい人にはコチラ!
▲(右)外側はさらりとしたシリコン、内側はぷにぷにとした素材を使った独自の「ふんわりしっとり質感」で、優しく気持ちいい肌あたりを実現。4段階の振動強弱と2種類のパターン振動を楽しめます。お風呂でも使える防水設計・USB充電式。iroha RIN+ UMEHISUI ¥5,830(iroha)
(左)使用するスポットに合わせて3種類のアタッチメントをつけ替えられる3WAYのトイ。球状アタッチメントはクリトリスをピンポイントで刺激でき、先端部分をすっぽり覆う細長いキャップはGスポットを的確にとらえる設計、花びらのようなキャップはバストトップをくすぐるように刺激します。振動パターンは8種類あり、強さもパターンもバリエーション豊富。ZALO BESS ベルベットパープル ¥15,400(ラブピースクラブ)
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撮影/高橋一輝(近藤スタジオ/静物) 構成/片山幸代