汚れには酸性、中性、アルカリ性がある
洗剤は汚れを落とすために使います。みなさん、「そんなの当たり前」と思うかもしれませんね。では、室内の汚れの種類をご存じですか?
特に落としにくい汚れの種類は大きく分けると3つ。
①アブラ汚れ、②水アカ汚れ、③カビ汚れ、です。
3種類の汚れを落とすのに7つも8つも洗剤をそろえる必要はないのです。
まず、アブラ汚れ。原因となるのは調理用や食品の油、人間の体から出る皮脂などです。手アカや裸足で床を歩けば足の裏の皮脂が床を汚します。これらは「酸性の汚れ」です。
水アカ汚れは、「アルカリ性の汚れ」で水道水のミネラル成分が固まったもの。蛇口についた白いかたまりや浴室の鏡のウロコなどがその代表です。
カビ汚れは、浴室の黒カビやヌメリなどで「中性の汚れ」です。汚れには酸性、中性、アルカリ性という性質があるのです。それを落とすにはその性質を中和する洗剤を使用する必要があります。