「縫い包み」の意味とは?
「縫い包み」は「ぬいぐるみ」と読みます。「縫い包み」の意味は、辞書によると
芯にする物を布で包んで縫い合わせて形作ったもの。特に、綿などを芯に人や動物などの形に布を縫い合わせて作った、おもちゃの人形(<小学館 デジタル大辞泉>より)
とあります。また、「演劇で、犬・猿・狐などの動物や怪獣の形に作った衣装。俳優がその中に入って演じる。着ぐるみ」という意味も。
「縫い包み」の語源は「縫う」からきた「「縫い(ぬい)」と「包(くる)む」です。「包」という字は「包(つつ)む」のほかに「包(くる)む」という読み方もします。赤ちゃんの全身を包む布を「おくるみ」というように、縫って全てを包むことが語源。
「縫い包み」と人形の違いとは?
「縫い包み」と似たものに「人形」があります。具体的に何が違うのでしょう? 違いを辞書で調べると
木や紙、土などで人間の形をまねて作ったもの。古くは信仰の対象であったが、中世以後は愛玩・観賞用として発達。演劇にも用いられる(<小学館 デジタル大辞泉>より)
とのこと。「人形」の素材は「木や紙、土」。「縫い包み」は「布を縫い合わせたもの」なのが違い。布ならではの手触りや柔らかみが「縫い包み」の魅力なのかもしれませんね。
「縫い包み」の洗い方は?
部屋に置いている「縫い包み」の汚れが多少気になっても、洗濯しないままという方も多いのでは? 何年も洗わない「縫い包み」は、ダニの温床になっている可能性も… 。ダニはアレルギーの原因にもなります。子どもが肌身離さず持っていたり、あなたがベッドで一緒に眠っている「縫い包み」は、清潔な状態をキープするために、洗った方がいいかもしれません。「縫い包み」の洗い方をチェックしましょう。
洗濯表示と色落ちを確認!
「縫い包み」は、どんなものでも自宅で洗えるわけではありません。まず、「洗濯表示マーク」の確認を。「水洗い可」のマークがあれば、自宅で洗えます。「縫い包み」の「洗濯表示マーク」が「洗濯おけ」「手洗い」であれば、自宅で洗えます。
リボンやタグなど、外せるパーツがあれば、外しておきます。また、色落ちの確認も忘れずに。白布を濡らして指に巻き付けて、ぬいぐるみに押しつけたり、こすってみます。白布に色がつくようなら、色落ちしやすいので洗濯はあきらめましょう。無理に洗うと変色する可能性も。
準備するものをチェック!
「縫い包み」を洗う時、準備したいのが、おしゃれ着用洗剤(中性洗剤)、柔軟剤、洗濯ネット、バスタオル、洗濯桶(バケツ)、ブラシなど。準備ができたら、洗う前に「縫い包み」をブラッシング! ホコリを落としてから洗います。では、次に3つの洗い方を紹介しましょう。
「手洗い」する方法
まず、洗濯おけに水を入れて、洗濯液を作ります。洗剤の種類にもよりますが、水4Lに対して、洗剤10mlが目安。毛並みのふんわり感や型くずれの防止が気になる場合は、おしゃれ着用洗剤を選ぶとよいでしょう。
洗い方は「縫い包み」を傷めないよう、軽く押し洗いで。汚れのひどい部分は、洗剤を含ませたスポンジや洗濯ブラシで、たたき洗いに。綺麗な水に取り替えて、押し洗いとすすぎを2回程。脱水は「縫い包み」をタオルで包んでタオルドライ。洗濯機の脱水機能を使うなら、ダメージを防ぐため、「縫い包み」をタオルで包んだまま、脱水時間は30秒程度の「短時間」で!
脱水後はすぐに取り出し、手で全体の形を整えます。型くずれを防ぐために、一手間かけるのが大切ですよ。ブラシを使って毛並みを整えたら洗濯ネットに入れて、風通しの良いところでそのまま陰干ししましょう。しっかり全体を乾燥させます。